Double Role ダブルロール

劇場公開日:2025年11月7日

Double Role ダブルロール

解説・あらすじ

ろう者でありカーリング選手でもある松橋早友梨に1年にわたって密着したドキュメンタリー。

聴覚に障がいのある選手が行うカーリング、デフカーリングの選手である松橋早友梨には、ろう者の夫との間に、コーダ(ろう者から生まれた聴者の子)の娘がいる。同じくろう者の兄とともに地方大会を勝ち抜き、ろう者として初めて全国大会への出場を決めた松橋は、子育てをしながら全国各地で練習を重ね、忙しくもエネルギッシュに毎日を送っている。娘が聴者であることを知ったときの率直な思いや、コロナ禍での思わぬ影響なども経験した1年間を通じて、「デフカーリング選手」と「母親」という2つの側面から、彼女の素顔に迫っていく。

あいち国際女性映画祭2023で観客賞および審査委員特別賞をダブル受賞、第24回TAMA NEW WAVE「ある視点」部門入選など各地の映画祭で高い評価を獲得。監督は、伊参スタジオ映画祭シナリオ大賞2016で中編の部の大賞を受賞した「子供は天使ですか」などを手がけ、本作でドキュメンタリーに初挑戦した川西薫。

2022年製作/43分/日本
配給:アルファヴィル
劇場公開日:2025年11月7日

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映画レビュー

4.0 世界の見方が変わる体験

2025年11月10日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

松橋早友梨さんを追ったドキュメンタリーなの。
早友梨さんは耳が聞こえなくてデフカーリングの選手なの。

お子さんは聴者なんだけど早友梨さんは「娘もろう者が良かった」って言うんだよね。
これは《Coda コーダ あいのうた》でもあったから『みんな、そう思うんだ』と思ったな。

インタビューの中で「ろう者とは全部話せるから情報量が落ちないけど、聴者と話すと筆談になるから、そこで情報量が落ちる」って早友梨さんが言ってて、ここは自分の当たり前が揺らされたな。『あ、ごめん。俺、手話できない』って思った。
海外と仕事するときに『英語できないの?』ってなるときがあるんだけど、『手話できないの?』ってなった感じ。

宅急便が届いたときにチャイム音に娘さんが反応するんだよね。その後に光で早友梨さんが反応するの。『そっかあ』って思ったな。
このドキュメンタリー観てると耳が聞こえなくても、そこまで困ることがないように見えたな。

自分は耳が聞こえなくなったら大変なんじゃと思うけど、最初から耳が聞こえない世界にいたら、それが当たり前の違う世界があるんだと思った。
もし自分が鳥だったら『空飛べなくなったら、大変だ』と思うと思うけど、最初から空飛べないから大変とは思わないもんね。そんな感じ。

そういう風にいろんなことを思えるから、良い作品だと思うよ。

作中のどのシーンか忘れちゃったんだけど、早友梨さんが涙を流すところがあるんだよね。
でも一瞬だけ映して、次のシーンへ行くの。
テレビのドキュメンタリーとかだったら、その涙を流すところを延々と映すだろうなと思ったのね、いらない音楽まで付けて。
そういうことをしないこの作品の監督は信用できると思ったな。

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Scott