ダンサー・イン・ザ・ダークのレビュー・感想・評価
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あまりおもしろくない
今まで観た中でもつまらない映画。
ダラダラと話が長すぎる。
ミュージカルが挟まり何が言いたいのかわからない。
殺しをしてからは話がトントン進み良かった。
息子への愛が感じられる。
ありのーままのービョーク
周囲に音が満ち、セルマは歌い出す
彼女は恍惚の表情を浮べ、そして不幸が訪れる
ミュージカルパートが終わると必ず不幸な展開になり、ビョークの歌声に酔いしれながら直後の展開に陰鬱となる
最後から2番目の曲は、彼女が音となる、歌となるアカペラ
悲しみに負けず、明るく振る舞うだけがミュージカルでは無いのだ
悲しみをそのまま表現する、とても大事な事だ
この作品を観ただけで、アーティスト・ビョークを知ったつもりにさせてくれる、そんな映画。
トリアー監督のほかの作品に比べるとさわやか。
フォン・トリアーのほかの作品、ドッグヴィル、マンダレイ、アンチクライストなんかと比べるとむしろさわやかくらいに見える作品です。
物を作っている立場からすると、主人公の気持ちがすごくわかります。展覧会の一週間なんか、もう精神状態が普通じゃないです。怒ったりハイになったり、不安になったり疲れたり、頭がちょっとおかしくなりますが、すべての感情いっぱいで、エクスタシーな気分です。そんなこんなで周囲の人には大変迷惑をかけています。
サントラが好きです。
感動した人も多いでしょうが・・・
感動・・・・は、なかったです・・・
ただただ、悲しい結末。
とっても後味が悪くて、やるせない気持ちになった。
主人公の選択って本当に正しかったのだろうか??
この映画はいったい何が言いたかったのか・・・
他を圧倒するリアルな質感
トリアーによるドグマ95の追求によって、他を圧倒するリアリティーがある。
ミュージカル部分はドグマに従わないことで華やかに仕上がっている。
ピュアなセルマの心は多くの良心を惹き付け、またそれを利用しようとする心も現れる。
ハッピーエンドへ向かわないストーリーにも負けないビョークの歌声が心に響く。
“表現者”ビョーク
マイブームな欧州映画。
普通に生活してると一番馴染みがないというか敷居の高いヨーロッパですが、
あの繊細な感性はいくつも大陸を隔ててるのにとても日本人の肌に合うと思うのです。
ハリウッドも大っっ好きですが、ハリウッドは良くも悪くも「ハリウッド的」。
自分の中の新しいスイッチを押してくれるような発見が欧州映画にはたくさんあるので、
もっと観たいしもっとたくさんの日本人に触れてほしい。
この映画もドグマ95をほぼ体現してる+ジャンプカットを多様してる+ミュージカルということでとても新鮮でした。
アートです。
現実と空想の色調の変化にも注目してほしいです。
女優ビョークには表現するということについて深く考えさせられました。
恥ずかしながら私はこの映画を観るまで歌手ビョークのことを全然知りませんでした。
でもすぐに彼女の祈るような歌声に魅了されてしまいました。
歌だけじゃなく表情豊かな演技にも。
歌うことと演じることに隔たりを感じない、まさに表現者という言葉がぴったりの彼女。
なかなかあんなに心を丸裸にできるものじゃありません。
素晴らしかったです。
すごく好きな話かと聞かれたらそうではないけど、それだけで観る価値のある映画だと思います。
出演者が音楽を担当っていうのも“映画を一緒に創る”という感じがして好きなポイントです。
特にに歌詞が数字だけの歌、演出にものすごく惹かれました。
果たしてこのお話はハッピーエンドなのかバッドエンドなのか。
不思議と涙は出ませんでした。
本当にピュアで愛情深く義理堅いセルマ。
そして不器用で素直すぎるセルマ。
“いい人”な弱者が社会的にも本来の意味でも殺されてしまう救われないお話だけど、
彼女は何より大事な目的を果たして、恐怖も乗り越え納得して天国にいった。
私にはあの愛情は独りよがりなようにも思えました。
ジーンは目が見えなくなったってお母さんと一緒にいたかったのかもしれない、
遺伝するとわかっていても赤ちゃんを抱きたかったセルマと同じように。
ジーンにどうしたい?なんて聞いても辛い思いをさせるだけだから難しいんですけどね。
キャリーの厳しい優しさだって、セルマからしたら有難迷惑になるんだから愛情なんて元々独りよがりなのかもしれません。
(それにしてもキャリーは素敵な女性でした。看守さんも。)
そう考えると少しやるせないけどそういう上に家族があって社会がある。
そして○○のためなら、という愛情が各々にあるからそれが成り立つ。
シビアだけど暖かい。
子供を産むとまた見方が変わるのかもしれません。
目が見えないということは色んな障害の中で1番不安や孤独を感じるんじゃないかなと思います。
そして見えないからこそ感じる音や香や触感。
中でもやっぱり音楽の力は偉大だと思います。
セルマの空想にすごく納得してしまいました。
そしてある種の現実逃避だった歌を執行前に現実の世界で歌うシーンはすごく良かったです。
こうして映画を観れて考えて感想を書けるっていう何気ないことも本当に素晴らしいことだなと改めて思いました。
セルマは天国では人に上手に甘えれらるといいなあ。
今すごくミュージカルを見に行きたい!!w
納得
終始ドキュメンタリー風の映像で物語が進んでいきます。ちょいちょい入ってくる意味不明のミュージカルに始めはウンザリしたけど、後半に差し掛かるにつれ、なるほどそういうことか…と納得。セルマが自分でも言っていたけど、あまり強い人間じゃないからこその行動(妄想)だったんだなと。ラストも凄く衝撃的で凄い作品だとは思ったのですが、セルマが裁判で本当のことを言って徹底的に戦えば、状況も何か変わったのではないかという思いが残りました。
私にはセルマの考え方がわかる事はない。
自分に純粋さが欠けてるのか 超現実主義者なのか
セルマに共感できなかった。
裁判で真実を話そうとしなかったセルマ。
その為に死刑になってしまう・・・
この映画に感動したという人に「それは子供のためだから!」と言われた事がある。
子供は目が治ったとしても何より大事で必要な母を失う結果になった。
生き延びてこそじゃないの?
自分だったらあの身勝手なクソ隣人の為に犠牲になる気はない。
人によっては感動するところが無い映画。きれい事が苦手だからイライラする。
音楽は人を救えるのか?
この映画のラストシーンは、多分一生忘れないと思います。それくらい印象に残るラストでした。
僕は、この映画が公開されて、しばらく経ってから映画館に観に行ったので、いろいろと前評判は聞いていました。主演のビョークはアイスランド出身の歌手で、この映画のほとんどの曲を作っているんですけど、僕はこの映画を観るまでは、ビョークという歌手の事を全く知りませんでした。
でも、この映画を観終わって、すぐに映画のサントラのCDを買ってしまいました(笑)
映画の本編は、ドキュメンタリーっぽい映像で進みます。その中に、突然ミュージカルシーンが入るんですが、全く不自然には感じないし、逆にドンドン映画の世界に引き込まれてしまいます。
ビョークの歌声、表情、瞳。
時にはあどけない子供のような顔になったり、時には大人の女性の顔つきになったり。
映画を見ている間、すっかり主演のビョークの世界に浸かってしまったような感じでした。
ビョークの演じる主人公のあまりにも過酷な運命。ドキュメンタリータッチのストーリー部分とミュージカルシーンの映像の対比。主演のビョークの歌と演技。その全てが凝縮された「あのラストシーン」。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」は僕にとって、忘れられない映画の一本です。
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