「外来語禁止ゲームに注目!」楓 キウイ🥝さんの映画レビュー(感想・評価)
外来語禁止ゲームに注目!
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舞台挨拶で福士蒼汰が1番お気に入り?泣けるシーン?的な話で「外来語禁止ゲーム」と話していた。
どゆこと?って思ってみていたが冒頭早々にそのシーンが登場。途中まで「?」だったが亜子が涼が恵のフリをしているの最初からとわかる。
回想で亜子と涼の日常のスタートが描かれており、「ゲームしよっか」という亜子に対して何が答えかわからずに「えっと、じゃんけん?」と答える涼。それに対しての亜子の「え、外来語禁止ゲームじゃなくて?」の会話で涼が過去に恵が亜子との日常で外来語禁止ゲームをしていたことを知り、自分もそのやり取りを亜子と始める。
そこを知ったうえで冒頭の外来語禁止ゲームのシーンを思い返すと、あまりにも自然なやり取りだったと気づく。一体涼がこんな自然なやり取りになるまでどんな感情を経てきたのだろうか。そう思った時に涙が溢れ、福士蒼汰が言ってた意味がわかった。
涼は恵と亜子どちらもが大切だからこそ、そして亜子も涼にすがらないと自分を保てないほど苦しい状況で、そしてその相手を思いやる気持ちがあるからこその踏み込めない遠慮があって、この2人の絶妙な関係があったのだなと気づく。
喪失だけじゃなくて、2人のその先の希望が見える映画で良かった。
ポスターにニュージーランド版もあったが、これはラストのその後だったりするのかな?とも思ったりした。
見るたびに考えさせらるし新しい発見ができそうな映画。
名作です。
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