女性の休日

劇場公開日:2025年10月25日

解説・あらすじ

1975年10月24日、アイスランドの全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ「女性の休日」を題材にしたドキュメンタリー。

男女平等を求める運動が世界的に増してきた1975年6月、アイスランド各地から集まった約300人の女性たちによる女性会議が開かれた。女性の存在意義を全国民に示す方法を徹底的に話し合った結果、10月24日に一斉に仕事や家事を休むストライキを実施することが決まる。当日、首都レイキャビクの広場には当時の人口の10%にあたる2万5000人以上が集結し、アイスランド各地の20カ所以上で集会が開催された。この前代未聞のムーブメントにより、女性がいないと社会がまわらないことが証明され、その後、アイスランドは最もジェンダー平等が進んだ国となった。インターネットもスマホもない時代に、女性たちがどのように連帯し、社会を変えるムーブメントを成功させたのか。運命の1日に向けての軌跡を、当事者たちによるたのしげな証言と貴重なアーカイブ映像、カラフルなアニメーションを交えながら振り返る。

監督は、エミー賞受賞経験を持つアメリカ人監督パメラ・ホーガン。アイスランドの歌手ビョークがエンドロールに楽曲を提供した。

2024年製作/71分/G/アイスランド・アメリカ合作
原題または英題:The Day Iceland Stood Still
配給:kinologue
劇場公開日:2025年10月25日

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(C)2024 Other Noises and Krumma Films.

映画レビュー

4.0 抵抗や反発があるからこそ闘う。それが自由の意味

2025年12月27日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館
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KaMi

4.5 アニメ化させた画像が秀逸

2025年12月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

内容的にもドキュメンタリーとして優れているし、非常に興味深く見ることができるが、どうしてもインタビューが続いてしまい、中だるみしそうになるところがある。そこを救っているのがアニメ化の画像。
ドキュメンタリーにありがちな泥臭さから逃れスマートな映画にしている。

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susuumucchi

5.0 男女同権は近代になってから

2025年12月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

Iceland、、、国名は知っていても正直の話、どのような国なのかは知らなかったです。Classic音楽で女性の作曲家 アンナ・ソルヴァルドスドッティル(Anna Thorvaldsdóttir)や、バラ・ギスラドッティル(Bára Gísladóttir)をたまに聴くぐらいです。ちなみに同国の女性の作曲家でもあるヒルドゥル・グーナドッティル(Hildur Guðnadóttir)はドラマや映画の音楽においてグラミー賞、アカデミー賞の2冠に輝きました。これは女性単独では初だそうです。1975年10月24日、Iceland全女性の90%が仕事や家事を一斉に休んだ 日本とは単純に比較出来ませんが驚嘆しますね。映画を観た感想はこれを平和的に進めていること 中には打算や忖度があったかも知れないけれども それを乗り越えて成就させたこと 取材を受けている女性達は皆生き生きしていて観ているこちらも幸せな気持ちになります。僅かですが時折見せるIcelandの自然🏞️は美しく癒やされます。

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麻婆春雨と担々麺 大盛

4.0 全男性が見るべき映画

2025年12月11日
スマートフォンから投稿

1975年にアイスランドで家庭内でも、社会の中でも不平等を感じている女性達が起こした「ストライキ」。この運動に賛同した国民の90%がこのデモに参加したという。
今では国会議員の50%近くが女性議員という他の国では考えられない程のジェンダー格差のない国にまでなった。今を生きる若者は50年前に勇気を出して声を上げた女性達に大きな感謝の気持ちを抱いているという。

普段僕がどれだけ「男女平等は当然」と思っていても、不平等を感じている女性の気持ちは分かっておらず「男尊女卑」のムードが拭いきれていない社会の中で、その恩恵を受けて生きているのだろう。

そういう無自覚から生まれ、声の小さな人を消す可能性を誰もが持ち合わせていることを気付かせてくれた。

この映画は自分が今まで抑えてきた小さな声に耳を傾けることで世界が大きく変わる可能性と、自分が見ていた世界がまだ半分かもしれないという気づきを見るものに与えてくれる映画だった

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はなてん