Eno

劇場公開日:2025年7月11日

解説・あらすじ

音楽やアートにおける“革新”の概念を体現し続けてきたイギリスのアーティスト、ブライアン・イーノの真髄に迫ったドキュメンタリー。

1970年代初頭にイギリスのロックバンド「ロキシー・ミュージック」の創設メンバーの1人として世界的に注目を集め、その後もソロ作品や多様なコラボレーション作品を世に送り出したブライアン・イーノ。ミュージシャン、プロデューサー、ビジュアルアーティスト、活動家として時代の先を走り続け、50年以上にわたり明確なビジョンを提示してきた。

本作ではニューヨークを拠点に活動する映画監督兼ビジュアルアーティストのギャリー・ハストウィットが監督を務め、アーティストのブレンダン・ドーズと共同開発した自動生成システム「Brain One(ブライアン・イーノのアナグラム)」を導入。イーノ本人への長時間にわたるインタビューや500時間を超える貴重なアーカイブ映像を組み合わせ、鑑賞するたびに構成や内容が変化する革新的な映画体験を実現させた。日本ではピーター・バラカンが日本語字幕監修を担当。

2024年製作/85分/G/イギリス・アメリカ合作
原題または英題:Eno
配給:東急レクリエーション、ビートインク
劇場公開日:2025年7月11日

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映画レビュー

5.0音楽家ブライアン・イーノ氏のドキュメンタリー映画 追加上映でやっと...

2025年8月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

斬新

ドキドキ

音楽家ブライアン・イーノ氏のドキュメンタリー映画
追加上映でやっと座席確保できました。

音楽の制作過程, 考え方, 実験, コラボ etc.
刺さる音や言葉だらけでした。
これまでのイーノ氏の様々な作品を、深堀りして聴き直したい印象。

私的に最も刺さったのは
ヴォーカル曲を避ける時期があった、楽器が脇役になる
のような言い回しの箇所。
普段、音楽を聴いているときに、頻繁に気になるところです。

ただし、本映画自体が、
ジェネラティヴ = 観るたびに内容が変わる というもので
ほかの観衆と、同じものを観たのか、同じ感想を共有できているのか、
まだ分かりません。
(出だしに、上映日付と、日本という表記は、画面に出ましたね。)

上映機会があまりに少なく、再び観られる機会があるのかないのか。
また観て、違いを楽しみたい、理解を深めたいと願いつつ。

(鑑賞 2025-08-23 土曜 17:00, 109シネマズプレミアム新宿, 10階 THEATER 7 にて。)

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woodstock

4.0デジタルコズミック…

2025年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

驚く

eocというシンプルなものに隠されているものは果てしない大宇宙。目に見えるもの、知っているものは無数にあるのに、それを遙かに凌ぐ、見えないものや知らないものが無限にある…ずーっとそんな思いで鑑賞していました。
ポップ、テクノ、アンビエント、映画音楽、プロデュース、デジタル、メディアアート、ありとあらゆるワークをし続けて今なお何かを生み出し続けるこの人は何なんだ!と心底思いました。
あまりグループの音楽は聴かないけれど、ソロとかアンビエントとか映画音楽のイーノを好んで聴いていて、結構色んな色んな音楽に触れているのですが、そんなもの微々たるもので、知らず知らずに聴いているものもかなりあるしまだ未体験のものも膨大にあることを思い知らされました。
映画自体、デジタルチックに映像がランダムにコラージュというかぶつ切りにというか、細かく構成されていた印象なんですけど、今現在のまばゆい色彩のイーノは、まるで悟りを得たように落ち着きつつもますます何かを楽しむが如く何かを創造しようとしている雰囲気がにじみ出ていて(─作品自体そのように仕向けようとしていたと感じましたが─)、さらにイーノを欲してしまった次第です。
そのその映画上映なのに、なんでチケット販売所を通さなければならないのか、手数料もかかるし、座席指定もできないし、なんかビジネス的なにおいしか感じなくて、正直嫌な感じだったのですが、作品や鑑賞に関しても満足です。
映画なのになんでライブコンサートみたいな手法で公演しているのか甚だ疑問だったのですが、冒頭、ちらりと鑑賞日の日付が表示されたりしたので、ライブ的な要素も加わっているのかなと多少納得しましたが、本人の生演奏とか無いわけですからねー・・・

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SH

4.5同じ時同じ空気同じモノゴト

2025年6月21日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

知的

斬新

を共有したもの同士が信じる事で

生まれるのが信仰だとある神社の宮司は仰った。

また、私が見た映画ではイーノは音楽は感情

だと言い切っても良いと言うような表現をしていたが

我が国のファッションを代表するような

デザイナーが、あなたにとってファッションとは?

と問われ、気分でしょ。と答えたと言うエピソードを

思い出した。

この信仰と感情・気分と言う話題から

我々人類において、それぞれを貫く共通した要素が

なんであるかが薄ぼんやりではあるが理解できる。のと

我々人類が違い多様たらしめる要素を

何処により生み出しているかが理解できるであろう◎

そんな気づきとジェネラティブであることの

意味が通底して伝わって来た良い映画であった(^^)

イーノはやっぱEーNOー🎵

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tomokuni0714