鬼平犯科帳 暗剣白梅香

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(C)日本映画放送

映画レビュー

4.0 令和版の新解釈も期待したいところ

2025年9月23日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

鬼平犯科帳 暗剣白梅香
2025年

松本幸四郎主演の令和の鬼平犯科帳も早いもので第6話

役者が変わって新しい配役にもようやく慣れて、落ち着いて観ることができるようになりました

おまさへの違和感は今回で克服されました
これはおまさだと、自分の中で納得がいきました

さて、今回のお話は数ある鬼平犯科帳のなかでも、指折りの人気エピソードですので期待も高まりますが、反面かなり高いハードルでもあります

全体としては、令和版も面白く、時代劇の醍醐味を堪能させて頂きました
しかし、平成版を上回るものがあったかというとそうではないのです
平成版では、白梅香をなぜ金子半四郎がつけるようになったのか、
そして暗剣と鬼平が勝てぬかも知れぬとまで思わせた彼の恐るべき殺気が鈍り、今のお前には俺を斬れぬと見抜かれるようになったのかにお話の焦点が当たっており、そこに、武士の哀れみが凝縮されて原作者池波正太郎からも原作者されていました
令和版ではどうか?
金子半四郎の暗剣の殺気が消えるに至った女郎の存在がなくなり、単に仇討ちの不思議な因縁だけに焦点が当てられたお話しになっているので、結末での余韻も浅く、何の為の白梅香であったかの納得性も無くなっていまいました
平成版が女郎を登場させたのも、白梅香の説得力を増すための工夫から、発展して金子半四郎の暗剣の殺気が失われる展開になったものだと思います
令和版では、白梅香をどのように位置づけるのかが一番の肝だったとおもうのですが、そこには、対して関心を示さず、金子半四郎の敵討ち話不思議な因縁だけで終わらせられてしまうとこのエピソードの魅力の半分を捨てているのと同じように思いました
令和版では、白梅香だけでなく、おまさから白粉を金子半次郎に買わせるシーンをいれてきたので、金子が男色であったならという仮説でのお話の展開かも知れないと新しい時代性のある展開を期待したのですがそれは、こちらの勝手な期待で不発でした

とはいえ、令和版もいよいよ面白くなってきましたこれからも楽しみにしています

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あき240

3.5 この改変は、是か非か

2025年7月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

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しゅうへい

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