タンデム・ロード

劇場公開日:

解説・あらすじ

バイクで世界一周を目指す日本人男女の壮大な冒険の旅を記録したドキュメンタリー。助監督として数々の映画に携わってきた滑川将人(ナメさん)とパートナーの長谷川亜由美(アユミ)が、アドベンチャーバイク1台で世界一周を目指した旅を自ら撮影し、427日間・走行距離約6万キロにおよぶ道程をドキュメンタリー映画として完成させた。

幼少期からの憧れだった映像制作会社で働いていたアユミは、仕事に追われる日々と人間関係のストレスで精神的に限界を迎え、逃げるようにナメさんとバイクで旅に出る。アユミの故郷である福島から出発した2人は、30カ国もの見知らぬ土地を延々と進んでいく。

入国トラブル、バイクの故障、大ゲンカ、各国の社会情勢、資金難など数々の困難に見舞われ、あまりの過酷さに旅に出たことを後悔するアユミだったが、道中で出会った人々との交流や想像を超える絶景、命を預けあうナメさんとの絆が、人と関わることが苦手な彼女の心を成長させていく。

2025年製作/119分/G/日本
配給:ニコニコフィルム
劇場公開日:2025年6月13日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
プロデューサー
高野輝次
横川謙司
撮影
滑川将人
長谷川亜由美
アニメーション
長谷川亜由美
編集
滑川将人
整音
DJ TARO
音楽
DJ TARO
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映画レビュー

5.0日本人カップル、アドベンチャーバイク1台で世界一周を目指した模様を...

2025年6月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

興奮

驚く

ドキドキ

日本人カップル、アドベンチャーバイク1台で世界一周を目指した模様を、自ら映像に収めた記録。
427日間、走行距離6万kmだとか。

日本の国内なら何とかなるとは思うのですが。
バイクに積めるものだけで、日本を飛び出して、道だか砂漠だか分からないような、果てしない旅路を続けられた模様。
お二人とも、日本語以外はからっきし。

感心したことは、
事前の不安と裏腹に、いざ旅立ったら、
出会った人とやり取りして、お二人それぞれの長所を生かして、欠点もさらして、なんだかんだ頑張っていたところ。

日本語しか喋れなくても、イラスト(女性側の特技)や、赤べこ(女性側の郷里の)で、意気投合できたり。
バイク仲間(男性側)は世界中で横のつながりがあったりも。故障メンテも自己解決したり。

また、移動中の模様を、動画で記録し続けていたことに拍手です。
記憶や思い出は、心の中で咲いたり枯れたりして、原形をとどめませんが、
残した映像は、当時のそのままですし。
実際の渡航は10年以上前だったとのこと。

いま2025年、もう運航が無くなった航路(稚内-サハリン) とか、
争いごとで、気軽に行き来できない国境もあるなど、切なさを感じます。
街の庶民レベルでは、どこでも大抵の人は、笑顔で親切なのですね。

また、一人旅だと、なんでも自らで決めて、行動して、責任を取りますが。
連れがいると、支えあい、なすりあい、どっちもありますよね。
感じ方次第で、諸刃の剣なのかもしれません。
時には単独行動したくなること、共感します。

わが家は海外旅行はよく夫婦2人で行きがちで、でも公共交通のみです。
憧れるところ(すっごい日数と距離)と、
耳が痛いところ(なすりあい 食い違い 等)と、
両方を強く感じてきました。

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woodstock

4.5バイクで旅する2人の物語

2025年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

バイクに乗って世界を旅した2人のドキュメンタリー。
世界一周のドキュメンタリーでもあり、狭い世界にいた人と付き合うことが苦手な女の子が旅を通じて成長する物語でもあった。
人間らしい感情、様々なトラブル、そして広い世界とそこで生活する人たちとの出会い、美しい景色と厳しい自然。約2時間の映画ですがとても濃い内容でした。

きっと映っていないところでも想像もできないような過酷なこともあったのだろうなと亜由美さんの感情が爆発するシーンで心臓がぎゅっとなり、たくさんの出会いで触れる人の優しさに気が付いたら涙を流しながら見ていました。
今ではもう見れなくなった景色もたくさん映っているのだろうと思います。

冒頭や間に挟むかわいいアニメーションとその時しか見ることのできないであろう臨場感あふれるリアルな映像で、バイクには触れてこなかった私でも楽しめた作品でした。自分の目で世界の景色を見てみたくなる映画です。
旅が好きな人、なにかに悩んでる人、行き詰まってる人にぜひ見てもらいたいです。

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ハラミ

4.5また旅に出たくなる作品

2025年6月16日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

この2人が誰かも知らず、公開直前にネットニュースで本作を知って見に行った。
大昔、海外ツーリングをしたのを思い出した。
たとえトラブル続きでも、過酷でも、ひたすら真っ直ぐ、単調な景色でも、それが恋しくなる。
でも2人旅は無理。
今でも、彼らのように、世界一周ツーリングするのを夢見てる。

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みっく

5.0ライダーで良かったと思える映画

2025年6月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

6万キロの二人の旅の記録。
冒頭のふたりのタンデムの影のシーンで既に目頭が熱くなってしまいました。あらゆる事を乗り越えて今があるんだなと。
ライダーはバイクに乗ってて良かった。と心から思える、ライダーでは無い人はバイクって。。ときっと興味をもってもらえると思います。
劇場に足をお運びくださいませ。旅に出たくなります。

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ハヤシカオリ