わたしの頭はいつもうるさい

劇場公開日:2025年5月16日

わたしの頭はいつもうるさい

解説・あらすじ

思い描いたような人生が送れず将来に対する漫然とした不安や焦燥感を抱くなど、人生の1/4が過ぎた20代後半から30代が陥りがちな心理状態である「クォーターライフクライシス」をテーマに描いた作品。監督の宮森玲実が主演も務め、インディーズ映画の登竜門である第18回田辺・弁慶映画祭で俳優賞を受賞した。

小説家を目指して上京したものの、泣かず飛ばずな25歳の女性のぞみ。彼女の頭の中では、田舎暮らしの高校生18歳のノゾミが、ちゃんと有言実行したか、東京でとひと花さかせたかと問いかけてくる。変わりたいのに変われないもどかしい人生に抗いながら、18歳の自分と対峙する25歳ののぞみは、それまで向き合うことのなかったさまざまな事柄に気がついていく。

日本大学芸術学部映画学科を卒業し、コロナ禍の頃から映画制作を開始したばかりの宮森玲実の初監督作品で、監督、脚本、プロデューサーのほか主演も自ら務めた。田辺・弁慶映画祭の受賞作品を上映する「田辺・弁慶映画祭セレクション2024」(24年5月9日~6月5日=テアトル新宿/24年6月20~26日=テアトル梅田)で劇場上映。

2024年製作/76分/日本
劇場公開日:2025年5月16日

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映画レビュー

4.5 ひと味違う夢追い人の物語

2025年9月14日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

俳優・宮森玲実が脚本・監督を務めた、夢追い人の再生物語。

だが、本作は凡百の夢追い人ものとは一線を画する。「小説家になりたい」という夢の奥にある欲求をあばき、さらにその奥にある主人公ですら無自覚な欲求を露わにする。

そう、本作の本質は、夢を追ったことのない人も共感できる普遍的なドラマだ。
ぜひ観てほしい。

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じぇれ

2.5 応答せよ、行動せよ

2025年8月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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uz

3.0 君はホットかい?

2025年7月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

思い描いたような人生が送れず将来に対する漫然とした不安や焦燥感を、18才の自身との会話の形で描く。

今思うと、なんで田舎を離れて東京に来たのか?そんなことを考えます。
この映画の主人公のように何かになりたかったわけでもないし、東京じゃなきゃダメということもなかったように思います。
あえて言うなら、ずっと田舎で暮らしていく自分が想像できなかったからかも。

数多い選択をして今がある。そして、この映画を観ることができた。それで十分です。

あー、すりおろしたリンゴ食べたい。

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tnk_san

2.0 女子高生の感覚は瑞々しかった

2025年5月20日
iPhoneアプリから投稿

やはり薄っぺらい匂いのまま始まり,セリフにある○○から連なる主人公のお気持ち表明をひたすら見させられる、一昔前のムージックラボ的な女子高生が出てきる系譜の映画。
少し大人たちが女子高生の映画を考える時代になったのか?最近は女子高生映画が少し減ったような気もしたが、久しぶりに出てくるとやはり強烈な青臭さが漂う作品に仕上がっていた。
コレを好きなおじさんは一定数いる。間違いなく。ただそれはあくまでペドフェリア私観によって助長される性的嗜好な訳であって、作品に内在されるテーマとは全く違った、少し偏った幼女性愛による応援的なものを孕んでいる。コレをかなり自覚的にやっていたのが、スポ○ッドである。

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ビビ