RRR ビハインド&ビヨンド

劇場公開日:2025年4月11日

RRR ビハインド&ビヨンド

解説・あらすじ

第95回アカデミー賞でインド映画として初めて歌曲賞を受賞し、日本でも大ブームを巻き起こした「RRR」の製作の裏側に迫ったドキュメンタリー。

「バーフバリ」シリーズのS・S・ラージャマウリ監督が、英国植民地時代のインドを舞台に2人の男の友情と壮絶な戦いを空前のスケールで活写した「RRR」。本作ではラージャマウリ監督が自らメガホンをとり、初公開となる秘蔵映像や、撮影・音楽・アクション・美術・ダンスなど各部門の制作スタッフたちの証言を盛り込みながら、作品の驚くべき秘密と衝撃の舞台裏をひもといていく。アカデミー歌曲賞に輝いた楽曲「Naatu Naatu(ナートゥ・ナートゥ)」のダンスシーンで主演2人の動きが完璧にシンクロするまで約2週間も繰り返し同じシーンを撮影する様子や、スタントなしの過酷な撮影に挑む様子、ラージャマウリ監督が求めるイメージを具現化するべく各部門のスタッフたちが奮闘する様子などを、2018年の撮影開始から21年の撮影終了まで余すことなく映しだす。

2024年製作/97分/G/インド
原題または英題:RRR: Behind & Beyond
配給:ツイン
劇場公開日:2025年4月11日

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映画レビュー

4.0 最新の映画作りと昔気質の絶対君主的監督術が融合

2025年4月29日
PCから投稿

本編『RRR』を監督したラージャマウリが、メイキングドキュメンタリーまで監督してしまうという、結構珍しいパターンだと思う。なので客観的に俯瞰で見るというよりも、スタッフ、キャストのコメントも交えつつ、大掛かりな見せ場となったシーンの舞台裏を次々と見せていく解説編で、一昔前ならDVD-BOXの特典ディスクになっていた感ある。

ある意味でクライマックスの連続みたいな本編の中の、特に目立つシーンを数珠つなぎにしたような構成になので、撮影現場の大変さに驚かされるだけでなく、本編のいい感じのダイジェストになっていて『RRR』を再見したような気持ちになれるのもお得。

しかしラージャマウリがいかに自分にも周りにも高いハードルを課して、コダワリを追求しているのがわかり、ある意味で昔ながらの絶対君主的な映画監督として、もう日本やハリウッドではありえないようなタイプなのではないか。事前にシュミレーションを繰り返して必要な絵を決めたうえで撮影に臨むスタイルは昨今のハリウッド大作に近いが、やはり人間の熱量みたいなものは映画に宿るのだなと思ったりした。

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村山章

4.0 【”マハーバーラタ&ラーマーヤナ。”インド映画史上最大の金字塔はこうして作られた。】

2025年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

興奮

■私は、インド出張時に、現地でマサラムービーを観ていた頃で、日本では、アメリカで映画を学んだ監督の「マダム・イン・ニューヨーク」「めぐり逢わせのお弁当」「あなたの名前を呼べたなら」などを見て来たが、マサラムービーを日本でも観るきっかけになったのが、S・S・ラージャマウリ監督の2015年公開の「バーフバリ 伝説誕生」そして2017年正月公開の「バーフバリ 王の凱旋」そして、前段の「マガディーラ 勇者転生」であった。余りの面白さにおバカな事に、テルグ語、タミル語版を2度見て、家人に呆れられた記憶がある。
 一部では、大変に盛り上がったが、矢張り本格的に世界にインド映画を知らしめたのは「RRR」である事が、今作を観ると良く分かるのである。
 動物のVFX製作シーンや、炎と水のシーンの撮影方法や、アメリカ、日本で熱狂的になった観客席の映像はムネアツであった。

<以下、「RRR」のレビューです。>

ー 「バーフバリ」シリーズのS.S.ラージャマウリ監督の最新作という事で、大いに期待して劇場へ。そして、大変満足して映画館を後にした作品である。-

■無慈悲な英国領インド帝国総督、スコットに妹マッリを連れ去られたビームは、妹を取り戻すために村を出て、デリーへ向かう。そこで出会ったラーマ。彼はビームには隠していたが、英国警察に所属しながら、”大義”を秘めていた・・。

◆感想

・今作は、正統的、且つ伝統的インド映画(マサラムービーね!)あるあるに満ちた作品である。

<正統的、伝統的なインド映画あるある。
(大分”バーフバリ”のイメージが入っています。)>

 1.主人公の男性(今作では、ビームとラーマ)は、不屈の精神と、尋常ならざる体力を持ち、常に”正”である。序でに言えば、アクロバティックな動きも軽ーくこなす。

 2.主人公の男性の声は、テノール、もしくはバスレベルの低音だが、良く通る。
 序でに言えば、効果音は大体爆音に近いレベルである。

 3.主人公に関わる女性(大体、恋人。)は、エキゾチックな超絶美人である。

 4.戦闘シーンでは、VFXを”これでもか!”と使用する。
  ノーラン監督の様にVFXを使わない姿勢は、潔いまでにない。(キッパリ!)
  但し、これは推測だが、エキストラは本物である可能性が高い。(インドの方は、エキストラでも良いから、映画に出たいらしいと、インド・バンガロールで聞いたことあり。)

 5.同じく戦闘シーンでは、スローモーションを効果的に使用する。今作で言えば、飛んでくる弾丸、矢のシーンである。

 6.勧善懲悪を徹頭徹尾貫く姿勢に、一切迷いはない。
 - スコットのサディスティック妻とスコットの最期。インドの民の喝采が聞こえて来るようである。-

 7.一糸乱れぬ多数の俳優の踊りと歌のシーンは、欠かせない。
 - スーパースター、ラジニカーントの「ロボット」では、イキナリストーリーとは、全然関係ない場所で主人公たちが踊り始めて、驚いたモノである。-

 8.上映時間は、3時間越えは当たり前である。けれども、体感は2時間もない。(個人的な意見です。)
  更に言えば、インターミッションという言葉が中盤で流れるが、(今作では、珍しく”インターバル”と出た。)日本では、中座は出来ない。だが、相当にシーンをカットしている。
  故に、インターミッション後に辻褄が合わない事が、頻繁にあるが気にしてはイケナイ。身を任せるのがベストである。いつの間にか、辻褄が合っているから、大丈夫なのである。

<いやあ、今作品、面白かったなあ。
 インド国民の万雷の拍手喝采が聞こえて来るような作品である。
 今作のようなインド映画を観ると、”映画って娯楽だよなあ・・。”と再認識してしまうのである。>

<2022年10月22日 劇場にて鑑賞>

<2022年11月6日 余りの人気の為、上映を開始した劇場にて再鑑賞。
評点を4.5に変更しました。悪しからず。>

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NOBU

3.0 CGアニマルアクションシーンの撮影

2025年8月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

CGの動物代わりに
現場ではヌイグルミ的なやつとか動物の顔型とか
使ってんのウケるw
ともあれ世界でウケてよかったね👏

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p.h.o.e.

3.0 RRRは大好き

2025年8月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

まあ、メイキングはそこまでかな
すごかったけど

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むーらん

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