ふつうの子どものレビュー・感想・評価
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こどもはこどもであり、小さいおとなではない
学生の時、「こどもはこどもであり、子供ではない」と講義で聞いた 大人の「お供」あるいは「従属物」として封建的に考えられてきたが子供が、こどもも一人の人間として尊ばれることはもちろん、大人にはない独自の心と体の発達過程が存在する、とその講義では習った
親の思い通りにこどもは発達成長しないばかりか、時に純粋な正義感、仲間意識、突飛な自己主張の一方で、とてつもなく可愛かったり、依存的だったりもする 大人と同じ「ヒト」でありながらも、また我々一度経験してきた期間なのに、こどもという生物は複雑なものである
呉監督前作の「きみはいい子」でも、学級崩壊・ネグレクトを子育てに悩む若い教員、母親の視線から描いていたが、こどもの持つかわいさ、残酷さ、未熟さがしっかり伝わってきた 大きな事件に発展した本作で描かれる「事件」も、掘り起こしてみれば「こども」、「ふつうのこども」が持つ特徴に他ならないし、3人の母親の受け止め方・対応も「ふつうの母親」像に違いない おとなとは別の生き物である「こども」が、「こどもらしく」描かれ、演技をされていた3人の様々な表情、とてもよかった (9月6日 テアトル梅田にて鑑賞)
陽斗の嘘泣き?
小学4年生・上田唯士は両親と3人家族で、なんでも食べる普通の男子だった。最近、同じクラスの三宅心愛のことが気になっていて、環境問題に高い意識を持つ心愛に近づこうとしていた。しかし、彼女は橋本陽斗にひかれている様子だった。そんな3人が環境活動を始め、最初は肉を食べるのをやめたり、ビラを作って貼ってただけだったが、次第にエスカレートしていき、ロケット花火を飛ばしたり、牧場の柵を壊したため実際に牛が脱走し、怪我人が出てしまった。そして、親たちも巻き込み・・・そんな話。
現代を生きる子どもたちの日常との事だが、なかなか行動力のある小学生だった。
強がってた陽斗が親の前で泣いてたのは嘘泣き?あれは心愛もゲンナリだったと思う。
唯士役の嶋田鉄太は困った演技がとても良かった。
心愛役の瑠璃はすごく難しいセリフをちゃんと話してたのは素晴らしかった。
唯士の母・恵子役の蒼井優は見た通りの優しい理解のある親で良かった。
心愛の母・冬役の瀧内公美は元レデースかという感じで、タトゥーも有ったし、迫力あった。
意外に奥深い内容の様にも思えた。面白かった。
上映館少ないのは残念な作品。
名作「ぼくが生きてる、ふたつの世界」の呉美保監督作品なのに上映館数が少ないのが疑問と思いつつ鑑賞。
最近の邦画では異色の作品でしたが脚本と出演者と演出が全てにハマっていてとても楽しめた一本でした。
題名とポスターのイメージではほのぼのした小学生たちの心温まるストーリーと思っていたら、後半のサスペンス展開も見事で
予想できないストーリーが親父世代の私でも最後まで十分楽しめました。
主役も脇役も年代問わず女優の演技が目立つ作品でした。蒼井優と瀧内公美は相変わらず上手でしたが
脇役の生徒たちが素晴らしく将来の名俳優達の原石を見れたのも楽しかったです。
特に主人公の少年の友達の女の子は見事な表現力でした。
とにかく上映館は少ないですが劇場で見て欲しい作品です。
おススメ度は満点です。
あの頃の僕が見えていたもの、感じていたこと
自覚。
環境問題についた大人な作文を読む三宅心愛に好意を隠しながら興味で近づく生き物係の4年生・上田唯士の話。
同じ事に関心あるよで近づけば塩対応な心愛、そこへクラスの悪ガキ橋本陽斗が現れ態度一変な心愛…そんな一方通行な小学生の恋も絡めながら「温暖化、二酸化炭素減らそう」と行動を取る3人だが正義という体のイタズラが始まる…。
環境問題についての動画を観る心愛、…関心というより洗脳に少し見えて、好きな女の子に近づきたいという気持ちと悪ガキの提案に乗ってしまい始まるビラ作りからビラ貼り、ロケット花火からの牛となるけれど。
自分達のやってる事は正義だと思い込み悪い事をしてる自覚なしの心愛と陽斗、自分のしてる事は悪い事だと自覚してるけど乗っかりやってしまい後々ビクつき後悔してる唯士。
作品から伝えたい事は何が正解か分からないけれど子供のうちに少しくらい悪い事をした方が何が良くて何がダメ、人の痛みや気持ちが解る様になると思う…と作品を観て思った。
ここには書けないけど小学生の時悪い事したなぁ~と思い出した(笑)面白いとかではないけど観入ってしまった。
心理的ホラー作品だった
ナイスなキャスティング
子役の皆さんの名演技に賛辞を
子ども心
イーロン・マスクの隠し子?
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