シカゴのレビュー・感想・評価
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ミュージカル苦手でしたが見れました
当初はミュージカルならやめようと思ってましたが、苦手な方でも見れたというレビューを読んで、試しにせっかくのリバイバル上映なので見てみました。
それなりに歌は挿入されていますが、そこまで気にならず、展開も早くて上映時間の長さを感じないで一気にラストまでいきました!
金髪の彼女が裁判で無罪勝ち取って終わりかな、と思いきや、無罪判決の新聞号外が出たタイミングで別の殺人事件が起きて、マスコミや世間の関心が一気にそちらへ移りゆく、というなんとも世知辛い世の中を映し出す作品でした。
無罪になった彼女、ダンサーでこれから売れたいと思っていたから無罪の喜びよりも「なんで新聞記者達は私の写真撮らないのーー???!!」と裁判の勝者なのに悲壮感で打ちのめされているという皮肉。。夫の家に帰ろうという言葉も彼女には届かず、名声を再び手に入れるためには話題性のためだけに嫌いな先輩ダンサーとも手を組むっていうしたたかさ。。怖いですね〜手のひら返しの世間も、名声のことしか考えず無罪でも素直に喜べなかった彼女の虚栄心が怖い怖い。
リチャードギアのダンスは正直え?そんなもんですか??という見応えの無いもので残念でしたが他作品では好きな俳優なので大目に見てあげます(笑)
女性陣のセクシーなダンスがキレッキレで、これは踊りを堪能するだけでも見る価値があると思いました!
リバイバル上映されなければ、ミュージカル苦手でも見れるよ、のレビューが無ければきっと一生見ることの無かった作品だったので、今回初めて鑑賞出来て良かったです!!
JAZZじゃない えっ! アカデミー?
曲調が同じような曲ばかりで、しかも、僕にとって、心が動かされる曲が無かった。ラグタイム?デキシー?兎に角、JAZZとは言えない。この頃は、黒人がイタリアンマフィアに、ショービジネスとして、食い物にされていた時代だと思う。僕には偏見があるのかもしれないけれど、ほぼ歴史的事実。それは、今でも、色々姿を変えて続いている。
タップダンスはリチャードギア本人のようだが、あまり芳しくないし。
アカデミー賞?そうなんだ。そんなもんだ。この程度で、アカデミー取れるなら、『俺の車を運転しろ!』もめでたく受賞出来るかも。そして、原作はノーベル文芸賞!そうはいかないか?
この映画見ていると、バットマンのゴッサムシティってシカゴかもしれませんね。
家に帰って来たら、DVD持っていた。十年位前に買った様だ。前半寝ていたから、もう一回見てみる。
以前TVで鑑賞した時はあまり響きませんでしたが、映画館で改めて観る...
以前TVで鑑賞した時はあまり響きませんでしたが、映画館で改めて観ると面白い!
やっぱり視聴環境って大事ですね、
午前十時の映画祭に感謝です。
いい音楽に映像と物語が付いてくるんだから、ミュージカル映画はお得ですね。
野望と欲望のショウビズ・ミュージカル
作り手のショウビジネス愛にあふれた、異色ミュージカルです。登場人物ほぼ全員が欲望まみれの悪党ばかりだけど、毒があるからこそ美しいレビューシーンが圧巻で素晴らしく、さすがボブ・フォッシー振付だけあります。ドラマパートから舞台のレビューシーンに切り換わりが鮮やかで、色んな趣向や演出にパンチがあり、観て聞いて楽しいです。主役三人が、実際に歌って踊っているのもビックリです。レネ・ゼルウィガーのビッチ振りもさることながら、キャサリン・ゼタ・ジョーンズの方が貫禄で一枚上手かな。
ジャズを堪能
とてもセクシーで可愛らしく女性としての人生の悲哀と喜びをミュージカル仕立てで描いて楽しめました。
キレッキレのダンスがあって成り立つ作品。アメリカはこんな作品も出ることが裾の広がりを感じる。
ヴェルマとママが良かった
午前十時の映画祭11にて観賞。
1920年代のシカゴで、ミュージカルスターを目指すロキシーは、愛人を射殺して刑務所に入れられたが、敏腕弁護士を雇い正当防衛を勝ち取り、そのスキャンダルを利用しスターになろうとする話。
ロキシーと敏腕弁護士も良かったが、ヴェルマ役のキャサリン・ゼタージョーンズとママ役クイーン・ラティファの演技とダンスが特に良かった
舞台と映画を見事に融合したミュージカル
ブロードウェイミュージカルの傑作を映画化してアカデミー賞作品賞を受賞したミュージカル傑作。
ゴージャスでセクシーな歌姫・キャサリン・ゼダ=ジョーンズとレニー・ゼルウィガーに酔いしれた。一度見ただけではで満足できず何度も見返したくなる作品です。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2022-3
最高のミュージカルショー❗️
ずっと観たいと思ってたが、なかなか観れず、午前十時の映画祭でやっと鑑賞。
なんと言っても、目玉はミュージカルシーン。その豪華絢爛さに夢中になった。
各キャラの自己紹介と言わんばかりの登場時の歌と踊りは強烈でママのインパクト大だったが、
特に、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるヴェルマのショー「オール・ザット・ジャズ」、圧巻!
スターとしての存在感と貫禄を見せつけられ、自己紹介としてはピッタリ!いきなり虜になり引き込まれたし、主演を喰っていた。それゆえに落ちぶれる姿を見たくなかった…
それと、愛人殺人事件を利用して何がなんでもスターへ上り詰めようとするロキシーと彼女を弁護するビリー。二人のゲスさがたまらないが、夫のエイモスが可哀想…
そして、劇中の「この世の中はショー」というセリフの通り、今作はミュージカルというよりショー。犯罪は民衆にとって非常に魅惑的なショー。
絞首刑でさえもショーとして消化してしまう演出には驚かされた。それと、司法制度の腐敗、有名犯罪者に対する当時の新聞、民衆の過剰なまでの反応と移り変わりの早さへの風刺も効いていると感じた。
ラストも好き。注目をやっと浴びることのできた喜びに満ちているロキシーと、スタートへと返り咲いたヴェルマの堂々たる姿を観せてくれたから。
『NINE』の監督だったのね。
ところどころ、似たようなダンス・演出あり。
舞台未鑑賞。
どのミュージカルシーンも圧巻だが、特に
『Cell Block Tango』
ロキシー以外は、男に人生を狂わされたのか。その怒り・哀れが心に響く。
『Mister Cellophane 』
本当の愛に気が付けない哀れなロキシ―のおバカ度が際立つだけに、夫エイモスの歌が心に沁みわたる。
『Razzle Dazzle 』
風刺が効いている。この演出を成し遂げたことに喝采を送りたい。
は圧巻。
というように、楽曲、演出、ギア氏の歌・ダンス以外の役者の演技とも満点評価。
なのに観ていてむかつく。
ロキシーのむかつくほど自分本意なおバカ度。そのくせ、つい守りたくなるほどの華奢さとしたたかさ。それを見事に演じきったゼルウィガ―さんに拍手。
ゼダさんや他のダンサーよりも、ちょっとダンスが危ういが、プロのダンサーとして舞台に立っていたヴェルマと違い、ダンサーに憧れながらも舞台に立てなかった設定だから、ちょっと下手な方が良い。
彼女と好対照なヴェルマの強気度。でも空回り。それを見事に体現した歌・ダンス・演技のゼダ=ジョーンズさん。
ビリーを演じたギア氏は歌・ダンスは、他の方々が凄すぎるだけに残念に見えましたが、演技ではばかばかしさを体現。
ママ・モートンも、うさん臭さも含めて良い味出しています。
裁判の場面に、タップダンスを交差させる演出は秀逸(とはいえ『NINE』でも似たような演出があるんだよね。こっちの方が先ですが)。
ショービジネスがらみの物語。
華やかなスポット。
刑務所・裁判がらみの物語なのに、華やか・ゴージャスさに目を奪われる。
と、芸達者がその力を遺憾なく発揮して堪能させてくれる。
本来ならお気に入りの映画になるはずなのに。
ああ、道徳的に受け入れられない。
正直者が馬鹿をみるこの映画に対する反発心。
マスコミに踊らされる私達を風刺した映画・ミュージカル。真実を見極めるのって難しい。
自分の欲にどん欲な人生。
道徳にどうであろうと、他人を傷つけようと、自分がかわいい。
そんなどん欲さを潔いとみるのか。振り切った生き方。
やったもん勝ちで、その勇気がない自分が意気地なしなのか。
人生って奥深いなあと思います。
女は怖い
※キャサリン=ゼタ・ジョーンズをオーシャンズ12で見て、また見たくなり、そのつながりで見た。また違った悪い女の魅力でした。オーシャンズのときの方がきれいだったなあ、知的な感じで。
※この映画のジャンルはなんですか。
ミュージカル、ジャズ、両方ともよくわかりません、しかし、最後の二人のステージに何か感動しました。
※法廷、裁判、面白い。マスコミとの絡みが面白かった。ショーですね、確かに。
※主人公の夫が可愛そうでしたが。
※スターになりたかった2人ですね。人それぞれ何が幸せかわかんないけど。
※女の嫉妬は怖いなと最初に思いました。愛と憎しみは隣り合わせ、裏返しですね。
※感情マークがわからない。
楽しい?興奮?
泣けはしないし幸せでもないし、
難しくもないし単純でもない。
そういう映画でした。
※ツタヤで110円でこんな映画見れるんだから凄い。
ミュージカル嫌いにも面白い
ミュージカルはどうもね、っていう平均的な日本人ですがオスカー取ったから何十年ぶりで見ました。最近の事情は知りませんが、ミュージカルってこんなに進歩したんですかね?これは特別?
とにかくテンポが早くてプロットも複雑だし、ヒッチコックなら一級のサスペンスにするんでしょう。
現実場面をセリフ、想像、回顧、説明場面を歌で分けてるようですが、それぞれの場面を目まぐるしく入れ替えたり、演出技術を駆使して且つシーンのメリハリが効いているのであっという間に終わりました。
ミュージカル映画というよりはミュージカルの手法を利用した作品といいたいですね。満点です
シカゴは何でもありの街なのさ! 享楽に耽って何が悪い!
ミュージカルを堪能した!その喜びを感じられる傑作です!
ジャズクラブのショーとシカゴの街を題材に取り上げているのが勝利のポイント
だって発射台が高いのだから
主人公はシカゴの街そのものです
だからタイトルがシカゴなのです
シカゴはご存知の通り、アメリカ中西部の都市
本作の舞台の1920年代ならアメリカ第二の大都会です
工業も盛んですが、当時から今も全米から穀物、食肉、鉱物が集まって、世界一の商品先物市場のある街です
つまり商都です
全米から金が集まって来る街です
歴史のある大企業の本社も結構シカゴです
古い映画を観るとNYとシカゴの間を夜行の特急列車でビジネスマンが盛んに出張で行き来するシーンが多く観られます
日本でいうと東京と大阪みたいな関係のようです
御時世で前世紀半ば頃から、NYに本社移転が進んだようですが今も商売の街の気風は変わらないようです
そしてサンフランシスコは東洋への窓、ニューヨークは欧州や中南米への窓ですが、シカゴはアメリカ国内だけを相手にしています
ただカナダだけは湖のすぐ向こう側です
禁酒法で飲めない酒を密輸してきたり、他のヤバいものもシカゴなら手に入ります
だから全米から食い詰めもの、金の亡者や商売女にヤクザものが、金の匂いに釣られて集まってきます
金が唸れば、酒と女と賭博に音楽とショー
享楽に明け暮れて当然です
それにまつわる繁華街の路地裏の人々の人口もまた全米一です
そうなれば、人間もスレ切って堕落する街になるのも当然のこと
つまり日本でいうならVシネマに出てくる大阪のようなイメージなのだと思います
つまり享楽と背徳の街です
シカゴと言えばアル・カポネ
彼は1930年代の人物なので、本作の数年後登場して来ます
彼を生み出す土壌のある街なのです
シカゴは金があれば何だってやれる街
金が無くても才覚や度胸や腕っ節があるなら
なんだって不可能はない街
だってオール・ザット・ジャズだからさ
シカゴは何でもありの街なのさ!
享楽に耽って何が悪い!
リチャード・ギア始め、どの役者も芸達者
ミュージカルの楽しさ、華やかさ、面白さを満喫しました!
ショービズ界をタフに生きる女達
スキャンダルを逆手にとり、ゼロからショービズ界のトップに上り詰める女性2人の小気味良いサクセスストーリー。海千山千の者がひしめくショービズ界、生き抜くにはこれくらい逞しくなくては!
ブロードウェイの豪華な舞台を観ているようなエンターテイメント感がある。主演2人はもちろんのこと、軽薄な弁護士役のリチャードギアもいい感じの色男で歌もいい。合間に散りばめられる歌もどれもステキだった♡
ミュージカル映画の中でもトップで好きな作品。全体的にコミカルな雰囲...
ミュージカル映画の中でもトップで好きな作品。全体的にコミカルな雰囲気と、テンポの明るい音楽、かっこいい雰囲気との差。どれをとっても最高!多くの人が魅了される作品になっていると思う。
ジャズ好きな自分にはたまらない映画でした。 刑務所から出所するため...
ジャズ好きな自分にはたまらない映画でした。
刑務所から出所するために奮闘するアメリカっぽい映画だと思いました。
リチャードギアかっこいい。。。
久々の傑作だ!!
歌もストーリーも演出もパーフェクトで最高の一本だ!
ただ★4.5にせざるを得ないよね。(理由は後述)
「ジュディ」でレニーゼルヴィガーの演技を拝むため、予習として視聴。
シカゴってこんな作品だったの!?あとレニーを知るには最高の作品じゃないかな。
彼女のすべてに魅せられた!
個人的には、レニーがまあ良すぎて、キャサリンゼタ=ジョーンズがかすんでみえた。というよりは、どんどん変貌遂げていくロキシーに対して、ずっとおんなじような表情見せてるからってのもあるんだけどね。すごく腕がむっちりしてて、こんなだったっけって思った。あのむっちり感はたまらない。
レニーに関しては、もう、キャスティングした人に拍手を送りたい。絶対あの役やらせようと思わないって!なのにあんなにロキシーの魅力伝えられるのって彼女以外にだれかいる!?
時に夢追い人、時に悲劇の妻、そして悪い顔も女の顔も、人形にだってなれちゃう。(特に人形は必見!あのシーンはだいすき)
彼女の演技って透かしてる感じがなくてすきだ。ブロンドもあんなに似合うんだね。すんごい可愛かった。もう惚れた、ロキシーハートって名前も最高、もう天才なんかな。
リチャードギアも超よかったね。ハマり役、ああいう役が合ってるよね。ミュージカルシーンも面白くてよかったし、意外な一面だった。本当に悪人役が似合う。
ジョンCライリーもああいう役やらせたら一流だなあ。ひとり歌うシーンも年季はいっててよかったなあ。馬鹿にもなれるなんて。
そしてクリスティンバランスキーよ。あんなちょい記者の役で、印象のこすなんてバケモンだな…。
作品については、ステージとリアルのバランスがちょうどいいというか、編集がうますぎて夢中になってみちゃった。歌も素晴らしくいい。即興で口ずさみやすいから、ノリノリになる。
ステージも、モダンで、セクシーで、ゴージャスでアンティーク。バランスの良いカオスにわしづかみにされた…。
そんでもって笑えるの、すごいよね。リチャードギアとの掛け合いがほぼコメディなの。実際には深刻なシーンなのにね。
最後の出廷とか、あんなのあり得るかよ、って思うんだけど、もうミュージカルのせいで、ファンタジーっぽくなってるから、なんでもありなのよね、うまい。
ただ、絞首刑のシーンだけはちょっといただけなかった。
映画全体でずっと、ブラックジョークと悲劇のぎりぎりを責めてると思うんだけど、このシーンだけは度を超えてたかな、さすがに笑えない。(笑うシーンじゃない?)
だけどまた、その緩急が上手かったりするんだなあ、、、すごいわロブマーシャル、、、
テーマとして、女の弱さと強さがあるから、軽い印象でも映画自体に重厚感がでるんでしょうなあ。
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