「最高のミュージカルショー❗️」シカゴ いたかわさんの映画レビュー(感想・評価)
最高のミュージカルショー❗️
ずっと観たいと思ってたが、なかなか観れず、午前十時の映画祭でやっと鑑賞。
なんと言っても、目玉はミュージカルシーン。その豪華絢爛さに夢中になった。
各キャラの自己紹介と言わんばかりの登場時の歌と踊りは強烈でママのインパクト大だったが、
特に、キャサリン・ゼタ=ジョーンズ演じるヴェルマのショー「オール・ザット・ジャズ」、圧巻!
スターとしての存在感と貫禄を見せつけられ、自己紹介としてはピッタリ!いきなり虜になり引き込まれたし、主演を喰っていた。それゆえに落ちぶれる姿を見たくなかった…
それと、愛人殺人事件を利用して何がなんでもスターへ上り詰めようとするロキシーと彼女を弁護するビリー。二人のゲスさがたまらないが、夫のエイモスが可哀想…
そして、劇中の「この世の中はショー」というセリフの通り、今作はミュージカルというよりショー。犯罪は民衆にとって非常に魅惑的なショー。
絞首刑でさえもショーとして消化してしまう演出には驚かされた。それと、司法制度の腐敗、有名犯罪者に対する当時の新聞、民衆の過剰なまでの反応と移り変わりの早さへの風刺も効いていると感じた。
ラストも好き。注目をやっと浴びることのできた喜びに満ちているロキシーと、スタートへと返り咲いたヴェルマの堂々たる姿を観せてくれたから。
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