「11歳の少女が見た、優しくて残酷な大人の世界」ルノワール kazu50さんの映画レビュー(感想・評価)
11歳の少女が見た、優しくて残酷な大人の世界
第78回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に選出されたと知り、期待を込めて鑑賞しました。
物語は、1980年代後半のある夏、小学5年生の少女が主人公。世の中の不条理やもどかしさを受け止めながら、少しずつ大人になっていく姿が丁寧に描かれています。
観ながら、あの頃の自分自身を思い出し、「私もきっと同じことをしただろうな」と自然に重ねていました。
やや期待が大きすぎたせいか、物語の展開に物足りなさを感じた部分もありましたが、それでも少女の心の動きが繊細に捉えられていて、静かな余韻が残る作品でした。
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