劇場公開日 2025年4月4日

「ロードオブザリングのアンチテーゼみたいな世界観」ナタ 魔童の大暴れ やまちょうさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ロードオブザリングのアンチテーゼみたいな世界観

2025年4月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

原題の最後のほうに「2」とあるのは何故かと不思議に思い調べましたところ、実は日本では劇場公開されていない「1」があることが判明しました。「1」は劇場公開されていないだけでなく、現時点で日本国内では配信などでもされてなくて、日本語字幕版を観賞する手段が全くありません。

そんな中、本作2の冒頭の前作ダイジェストで設定、人物相関などを大幅に端折って頭の中に突っ込んで観賞を始める・・・まさにロケットスタートの序盤となりました!(笑)

次々に登場する人物の設定、関係性を彼らの発言、態度などから推測していきなんとなく仮組し後々再確認する・・・いう地道な脳内作業を序盤は強いられました。ちょっといくらなんでも不親切で説明不足よな、と思いましたね。

その間もモブキャラ含めて登場人物は増え、ストーリーはガンガン進みますが、ハイスピードで情報密度が高く、かつダイナミックなアクションシーンはかなりのハイレベル・・・見応え抜群です!序盤の中ボス戦くらいから普通に、一般3Dアニメのクライマックスの数段上っていう完成度でした。だだ、映像処理において人物の3Dモデルが適度にデフォルメ単純化されて情報量が少なくなった部分の恩恵を、映像フレームレートに全振りした様なイメージではありました。

また頭ん中で仮組みした世界観をざっくり一言で説明するなら「劇場版ロードオブザリングのアンチテーゼ」って感じでした。

少なくとも西洋キリスト教に代表される善悪二元論では解説出来ないところが沢山あって、日本人の私にはむしろそこは馴染み易かったです。

続編3を期待します!というか1は?(笑)

やまちょう
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