ナタ 魔童の大暴れ

劇場公開日:

解説・あらすじ

日本でも親しまれている中国古典小説「封神演義」や「西遊記」に登場する神話のキャラクターで、「哪吒太子」の名で知られるナタ(哪吒)を主役に描いた中国製3DCGアニメ映画。2019年に中国で公開されて大ヒットを記録した「ナタ 魔童降臨」の続編。

育て上げれば仙人となるはずのナタは、何者かの陰謀によって世を混乱させる魔王となる宿命を背負いながら生まれた。孤独を抱えながらも、両親に愛情を注がれ、少しずつ成長していくナタ。やがて彼は東海竜王・敖光(ごうこう)の息子・敖丙(ごうへい)と唯一無二の親友となる。だがそんな2人に、ある試練が待ち受けていた。

2025年製作/144分/G/中国
原題または英題:哪吒之魔童閙海 Ne Zha 2
配給:⾯⽩映画
劇場公開日:2025年4月4日

オフィシャルサイト

スタッフ・声優・キャスト

監督
ジャオズ
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映画レビュー

3.0中国語英語字幕

2025年3月24日
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鑑賞方法:映画館

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DJR50

5.0アニメ史上最高傑作

2025年3月23日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

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アニメ史上最高
私は10歳からアニメを見始めて、今20年が経ちました。しかし、これほどまでに視覚的な画面の驚かさと深厚なストーリーの内核を感じたことはありません。『ナタ:魔童鬧海』(以下、『哪吒』)は、その圧倒的なクオリティで私のアニメ体験を完全に塗り替えた作品です。

シンプルだからこそ響くキャラクター関係
登場人物の関係性は非常にシンプルですが、だからこそ家族の絆がより深く伝わり、強く心を揺さぶられました。特に哪吒とその家族を中心とした絆は、複雑な設定や展開に頼らずとも心に深く刺さります。シンプルな家族関係だからこそ、喜び、葛藤、そして愛といった感情が純粋に描かれ、観る者の胸を打ちます。例えば、哪吒と両親の間で交わされる言葉や仕草からは、彼らがどれだけ互いを大切に思っているかが伝わってきます。この素朴さが、物語に深い情感を与えているのです。

体制と偏見との闘い
『哪吒』のストーリーの核心は、体制との闘いと、人々の心に根付く偏見との戦いです。哪吒は生まれながらにして「魔童」として恐れられ、周囲から疎外されます。しかし、彼はその運命に抗い、自分を認めさせようと奮闘します。一方で、龍族の敖丙もまた、自らの立場や期待と向き合いながら葛藤します。これらのテーマは、単なるアクションやファンタジーを超えて、現実社会ともリンクする普遍的な問いを投げかけます。体制や偏見に立ち向かう姿は、観る者に勇気と共感を与えるのです。

息を呑むアニメーションの細部
アニメーションのクオリティも特筆すべき点です。特に細部へのこだわりは驚異的で、例えば第一部で龍族が敖丙に与えた甲冑のシーンでは、龍族が一片の鱗を失ったことまで丁寧に描かれています。このようなディテールが、作品の世界観に深みとリアリティをもたらしています。戦闘シーンでは流れるような動きと色彩の美しさが際立ち、視覚的な衝撃を与える一方で、静かな場面でも細やかな表情や背景が感情を豊かに表現しています。

単純な善悪を超えたキャラクター造形
『哪吒』の登場人物たちは、単純な「善」や「悪」に当てはまりません。哪吒自身、正義感と反抗心が混在する複雑な存在であり。他のキャラクターも同様、それぞれが複雑な背景や動機を持っており、そのキャラクター造形の豊かさには驚かされます。近年よく見かける無理に「ポリコレ」を押し付ける作品よりも、遥かに心に響く、本物の感動があります。その自然なアプローチが、観賞後の余韻をより豊かなものにしているのです。

結論:近年の最高傑作
20年間アニメを見てきた私にとって、『哪吒』は間違いなく近年のベストアニメ映画です。視覚的な美しさ、ストーリーの深さ、キャラクターの魅力—all全てが完璧に融合したこの作品は、アニメ史に残る傑作と言えるでしょう。一度見たら忘れられない、そんな特別な体験をぜひ味わってほしいです。

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夜空

5.0今年の★5映画で間違いない

2025年3月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

興奮

笑える!泣ける!燃える!前知識なしで観に行ったが、もう、すべてが素晴らしかった!

中国は約10年前から3Dアニメーションに力を入れ始め、近年は素晴らしい製作技術を持っていることを知っていましたが、この映画では何度も鳥肌が立つほど驚きました。本当に衝撃です。言葉では足りないので、絶対に映画館で観て欲しい!

アニメーションの制作が素晴らしいだけでなく、脚本も非常に優れたものだと言えます。程よい笑いとシリアスのバランスが取れ、観客を意図的にミスリードし、少年漫画のような熱血的な要素もありながら、非常に意外性のある展開が大変よかったです。映画館でこれほど多くの笑い声が響いた後に、啜り声が聞こえるのは初めてかもしれません。それほど没入感のあるストーリーでした。私もたくさん笑い、泣き、脚本家に騙されて驚き、燃え上がり、感動して、最後にはまた笑いました。

そして、主人公の哪吒と彼の友人敖丙がもちろん大変よく考えた人物像ではあるが、彼らを取り巻くキャラクターも物語に重要な役割を持ち、キャラクター設定が非常に良かったです。悪役や脇役であっても、それぞれがしっかりと存在感を放ち、映画が終わって振り返ると、登場人物全員が印象に残りました。

前作を観ていなくても問題ありませんが、原作である中国の神話「封神演義」について、特に哪吒に関する部分を知っていると、より一層楽しめると思います!自分はかつてジャンプで連載されていた藤崎竜先生の「封神演義」が大好きで、その知識がとても役立ちました。映画のストーリーは全く異なりますが、登場人物や彼らの関係性、使用する宝貝まで、かなり一致している部分が多いので、漫画を読むだけでも役に立つでしょう。特に哪吒の出身に関する部分には、かなりの類似点があります。

これは絶対に続編があると信じます!それまでまた映画館に足を運びます!そして今週からは、同じく「封神演義」に基づいたもう一つの中国アニメ映画「楊戩(ヨウゼン)」も上映されているようで、こちらもとても楽しみです!

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とうき

5.0ナタ3楽しみ

2025年3月20日
iPhoneアプリから投稿

特典はナタと敖丙GET,やはり二人が一つ、一緒じゃないとダメ!

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白蘿蘿