日本・彼らは帝国の終わりを見た
劇場公開日:2025年3月22日
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解説・あらすじ
戦争へと突き進んでいく日本社会の変容と敗戦までの日々を、在日外国人家族の視点から描いたドキュメンタリー。
1925年、21歳のジャン・ミロはフランスの電信会社から福島県に派遣された。その2年後、21歳のベルギー人エミー・ガブリエルは精神科医の夫・井村忠太郎とともに来日するが、結婚生活は1年ほどで破綻。在日外国人の社交場である帝国ホテル・サロンで出会ったジャンとエミーは恋に落ち、2人の男児を授かるも、世界恐慌と国家主義の高揚、血盟団のテロ、首相暗殺、満州事変と、政党政治が弱体化し軍部が台頭していく。インドシナにおいて日仏関係が極度の緊張を迎えるなか、フランス軍に徴用されたジャンは、日本軍の仏印監視団の通訳として随行を命じられる。
一家の友人であった記者ロベール・ギランの証言や当時の写真を使用しながら、在日外国人の目を通して日本の戦争史をたどる。監督は「天皇と軍隊」「ヒロシマの黒い太陽」などフランスや欧州のテレビ放送向けドキュメンタリー作品を手がける渡辺謙一。
2024年製作/54分/フランス
原題または英題:Japon, ils ont vu la fin de l'Empire
配給:KAMI Productions
劇場公開日:2025年3月22日
スタッフ・キャスト
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