配信開始日 2025年3月21日

啓示のレビュー・感想・評価

全8件を表示

4.0観終わってゾッとした映画

2025年3月25日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

知的

「啓示(けいじ)」とは、神や超越的な存在が人間に真理や神秘を明らかに示すことを意味します。

怖いけど見応えのある映画でした。字幕版、吹替版で2回続けて一気に観てしまいました。2回観終わっても、ラストに留置所で神に見える壁の絵を擦ったら悪魔になった時のソン牧師(リュ・ジュンヨル)の感情が分からない。だって笑ってたもん…🙄きっと反省はしてないよね。それ一番怖いよね。悪いことしたのに悪いことしたって自覚ないんだもん。それとは対照的に、警察官のイ刑事(シン・ヒョンビン)は最後の最後に悪魔の囁きに打ち勝ちました。諦めずにシン・アヨンを助けて、きっと妹の悪夢からは解放されたんだろうな。終始両手で顔を覆った指の間からうっすらと観ていたい、そんな気持ちにさせる映画でございました。

人は判断に迷った時、最後に神任せにすることが往々にしてあります。しかし神任せといいながらも聞く前から答えが決まっている事が大半。なぜなら人は自分が見たいように目の前の世界を作り上げるからです。

神の啓示=自分のエゴ
だとしたら、

一体どうしたら本当に正しい選択ができるのだろう?

コメントする (0件)
共感した! 5件)
ななやお

4.0地味だけど深い。

2025年4月13日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

なかなかに深いお話でした。神の啓示とは神や超越的な存在が人間に真理や神秘を明らかに示すこと。人は「何に啓示を見出すか」という部分において、アポフェニア、パレイドリアなど…色々と勉強になりました。

ひとたび信じ込むことができれば、偉大な力に変わるのも事実。それは良くも悪くも。それを映画の中では壮大に描いていました。怖かったし、凄い世界だなと思いました。世界観が深い。さすが大好きな監督ヨンサンホさんです。

興味ある方はぜひ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ゆうき

3.0神の啓示

2025年4月3日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

怖い

興奮

主人公は牧師さんで、神の啓示を願っている。
少女が行方不明になり、出所してきたばかりの小児性愛者が疑われる。
主人公は神の啓示があった、と思い込み、過激な行動に出る。
人間は見たいものを見て、信じたいものを信じる。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
いやよセブン

0.5これは…

2025年3月29日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

すみません、何が面白いのか全く分かりませんでした。2回も寝落ちしました。

コメントする (0件)
共感した! 0件)
𝖒𝖚𝖓𝖆𝖈𝖞

3.0意味づけするのは人間

2025年3月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

偶然の出来事や、
見た目、
良くも悪くも結果に意味を持たせるのは人間。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
上みちる

4.5心の中の悪魔はそっとつぶやいた

2025年3月23日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

Netflix映画「啓示」カルトと宗教に拘ってきたヨン・サンホがアルフォンソ・キュアロンと組んで作り上げた、神の啓示を受けたと信じる牧師と家族を犯罪で失った傷を抱える刑事が対峙する一級スリラー。2人が何を選択するべきか判断を迫られるシーンは、観ている者をも問い詰める。

2人のそれぞれの選択の結果が何をもたらすかで、ヨン・ソンホの明らかなメッセージが伝わる。ある意味「地獄が呼んでいる」の回答編と言えるかもしれないな。ただ見応えある秀作なんだけど、かなりキツいエピソードが続くので注意。僕は前半で何度か視聴をやめようかと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
ピンボール

3.5神の啓示

2025年3月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

神の啓示を信じる牧師と亡き妹の幻影に悩まされている刑事がある事件をきっかけに対峙していくサスペンスです。

信仰の深さ、そしてすべては神のお導きと捉えて何かに取り憑かれたかのように様子が変わっていく牧師が、怖過ぎました。

心理スリラーというのもとても面白かったです。

偶然な出来事に関連性を見出したり、結びつけてしまう“アポフェニア”という心理現象を初めて知りました。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
Yum

4.0倒叙法のような始まり

2025年3月22日
iPhoneアプリから投稿

物語は、一見、倒叙法のように始まる。

観客は、既に事件が起こった後の世界に放り込まれ、
徐々に真相へと導かれていく。

この手法は、『刑事コロンボ』や、
アガサ・クリスティの『アクロイド殺人事件』、
ドストエフスキーの『罪と罰』など、
古典的な名作群を彷彿とさせる。

また、韓国映画が得意とする「セカイ系」のアプローチも色濃く反映されている。

個人と神の領域が直接的に交錯し、
正義と「正義」の間に横たわる深い葛藤を描く。

主人公である神父の人物像は、非常に複雑だ。

彼は一見、信仰に基づいて理性を持ち合わせているように見えながら、
その内面には弱さ、迷い、そして時には残酷ささえ垣間見える、

彼の強さと弱さの間を行き来するその心理描写の演出も巧みだ。

同様に、警察官として登場するキャラクターも、
非常に興味深い。

彼女は警察官としての職務に忠実でありながら、
姉としての感情に揺れ動き、
自己の正義と家族との間で葛藤する。

彼女の行動は、正義と〈正義〉いうテーマを一層際立たせ、
観客にその葛藤の重さをしっかりと感じさせる。

正義というものが、時にどれほど個人的で曖昧なものであるかを、
彼女を通じて強く印象づけられる。

さらに、偶然と必然が交錯する中で、

「怪物」とは何か、

神とは何か、

そして「自分」という存在が何を意味するのかという形而上的なテーマが絡み合っていく。

これらの形而上的な抽象的な概念が、
物語の進行と共に具現化され、
地上に引きずりおろされてアクションシーンと融合していく。

その結果、深遠な哲学的な問いが、
視覚的に、かつ感情的に強烈に表現される。

映画全体を通して、シナリオ、演出、芝居は見事に調和しており、
それぞれが相乗効果を生み出している。

物語の深みと緊張感、そしてキャラクターの心情の揺れ動きが、観る者を圧倒する。

『啓示』は、単なるエンターテインメントにとどまらず、

人間の内面に迫り、観客に強い印象を残す作品だ。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
蛇足軒妖瀬布