アイチェルカーレのレビュー・感想・評価
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自由勝手
タイトルやジャケットがなんだか好みという理由で鑑賞。
あんまりない動機での鑑賞なのでワクワクしていました。
突然いなくなった同居人を探すというこぢんまりとしたワンコとの旅みたいな作品で、その中での心情の変化だったりをじんわりと描いていて落ち着いて観れたのがとても良かったです。
出会いがどんちゃん騒ぎのクラブで孤立していたマナをラーメン屋に連れ出すってのも良い味を醸し出していました。
アイ自身、突拍子もなくどこかへ出かけたり、約束をすっぽかしたりは当人にとっては日常茶飯事レベルみたいで、その点もマナは手を焼いていたりしながらも、この人といるのはいいな〜と思わせる魅力があるんだろうなと思いました。
同居人や同僚がこんな感じだとかなーりモヤモヤさせられると思うので相性なんだろうなとなりました。
マナの人見知りという描写が若干フワッとしていたかなとは思いました。
電話口でキョドったり中々会話を切り出せないという描写もあれば、アイの会社に突撃して個人情報教えてくれ〜と言ったりアイの友人とすぐさま会ったりと、どっちだ?となる時間が多かったのが惜しかったです。
ほんの少しだけど大きな一歩を踏み出したマナの成長はとても良かったですし、その後の何気ない日常が続いていくって感じも素敵でした。
しっかしアイよぉ…という終わり方もしみじみしたもので好みでした。
上映後、トークショーもありフレンチブルドッグのとうふちゃん主導で始まった映画で、とうふちゃんのカット多めやとうふちゃんのありのままを描いたから余白が多めと劇中で疑問に思ったところがしっかり繋がってなるほどな〜となって思わずニッコリ。
ひとつの映画が作られるのがとても大変なんだなと思いましたし、そういった作品を劇場で観れて良かったです。
とうふちゃん主演の2作目ももしや?首を長くして待っています。
鑑賞日 3/17
鑑賞時間 17:55〜19:00
座席 D-10
とうふちゃん可愛すぎ
自分はせっかちなので、マナのモジモジにイラッとさせられるものの、回想シーンでのやり取りで、アイには心を開いていたコントラストを見るには良かったのかなぁと思う。
アイの情報がみんなフワッとしているのだけど、「あぁアイってそういう人なんだな」と妙に納得させられる。
会社勤めしていたことが、当たり前なはずなのに意外だった。てっきりフーテンのアイさんだと思っていたから。
会社の人ほどガチギレはしないけど、いきなり見知らぬ人からモジモジ電話かけてこられたり、職場まで訪ねて来られたら怖い。
他の人はフツーに対応して大丈夫かオイ?と。
いろいろツッコミどころはあるけれど、2人が惹かれあったのも分かる気がするし、ハッキリとさせないふんわり感も好き。
人と犬が巡るロードムービー
この作品は雪乃しほりさん演じるマナとフレンチブルドッグのとうふが居なくなった同居人を探して、さまざまな人と会い、関わっていくロードムービー。
大きな事件や出来事が起きるわけではなく進んで行くのだがそれが心地よく観てられる作品。
単純に綺麗と思えるロケーションが多く、これは映画としてはとても大事な部分。
そして何より出演のとうふの名演技。
動物が出ている映画作品でこんなにもしっかり演出?されている作品が他にあるだろうか?
知ってるようで知らない人ばかり。でもそれでいいんじゃないか、と思えるような、優しい映画でした。
夕方の景色が似合う映画
黒ゴマとうふ
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