ハッピー☆エンド

劇場公開日:

ハッピー☆エンド

解説・あらすじ

「在宅緩和ケア」を選択した5つの家族を取材したドキュメンタリー。

過酷な延命治療で苦しむことなく、住み慣れた家で心と身体の苦痛をやわらげながら自分らしい日常生活を送れるようにする「在宅緩和ケア」。末期がんで余命宣告を受け、病院での治療をやめて自宅で過ごすことを選んだ患者たちとその家族を取材。在宅緩和ケアで2000人以上を看取った経験のある萬田緑平医師による適切な指導のもと、患者たちが最期まで自然体で生きぬく姿を映しだす。同時に、自宅で一緒に過ごす家族が在宅緩和ケアのなかで気持ちを整理し、納得してお別れの時間を過ごす様子にもカメラを向けた。2018年に他界した俳優・樹木希林の講演会時の映像も使用。

「いただきます」「夢みる小学校」など教育や農業、食育を題材にドキュメンタリー作品を制作してきたオオタヴィン監督が、本作では医療をテーマに据え、生きる喜びを問い直す。佐藤浩市と室井滋がナレーションを担当。

2025年製作/85分/G/日本
配給:新日本映画社
劇場公開日:2025年4月18日

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

監督
企画
オオタヴィン
プロデューサー
オオタヴィン
撮影
オオタヴィン
編集
オオタヴィン
ナレーション
佐藤浩市
室井滋
エンディングテーマ
ウルフルズ
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(C)まほろばスタジオ

映画レビュー

4.5いい映画だっただけに辛い部分も

2025年5月31日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

2025年劇場鑑賞157本目。
エンドロール後映像無し。

がん末期患者の在宅緩和ケアをする医師と、ケアされる本人と家族のドキュメンタリー。抗がん剤で苦しみながら長く何も出来ないなら、医療麻薬で痛みを緩和してやりたいことした方がいいのでは?という考えのもと治療していきます。
そうすると亡くなる直前まで元気でいられる、ということなのですが、しばらくは余命一ヶ月の人がもう五年生きているみたいな話や、死をジョークにして身近なものにする話が続くのですが、いよいよ死が近づいていきます。それでもまだ意識がはっきりしていて、顔色もよく、そんなに風貌が変わっていないんです。
自分の両親とも大腸がんで病院で亡くなっているのですが、2人とも亡くなる直前は痩せて風貌が変わってしまっていたのが見舞いに行くたび辛くて、それを思い出すと今更こんな映画見せられてももう遅いんだよなと少しつらくなりました。若い家族が健在の方は逆に絶対見ておいてほしいです。

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ガゾーサ

4.5素晴らしい映画だった

2025年5月16日
スマートフォンから投稿

自然に生まれ、自然に死んでいく。親しい人の死は悲しくはあるけれど決して悪いものでも力ずくで遠ざけるものでもない。

最後の時に「楽しい人生だった。またいつか何処かで会おう。有難う」と近くにい居てくれた人に言えるにはどうすれば良いのかを教えてくれた。

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はなてん

4.0癌という病気への見方が変わった

2025年5月14日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

幸せ

NHKの群馬枠で紹介あり、前橋の緩和ケアが舞台という事で妻と視聴。
全編ドキュメンタリーで、映画というよりもNHKのドキュメントを見ているような作り。
癌治療というのは非常に大変で苦痛を伴うというのは聞いたことがある。
初期段階では効果もあろうが、ある程度進行してしまっていると効果が薄い場合もあり、数か月か一年かの命を延ばすために苦痛な時間を過ごす人も多くいる。
そこで延命治療を諦め、穏やかに終焉を迎えられるように手助けをするのが「緩和ケア」である。
人というのはいつか死ぬが、その「いつ」が解らないがためにその現実を見て見ぬふりをしている。
作中で萬田先生は言っていた。
「癌というのは死ぬ準備ができる。そういった意味ではとてもいい病気だと思う」
いまこの言葉を聞いても実感がわかないだろうが、この作品を見るとその意味が解る。
残された時間が少ないことを知っているから、残された時間を大切にできる。そして家族と、友と、別れを言う時間がある。
その時間があるという事が貴重で尊いという事が解る。
癌は日本人の4人に1人と言われる。
癌になったらおしまいだ。癌はつらい病気だ。そんなイメージがある。
だけどこの作品を見て考えが変わった。
この作品で登場する患者さん達は誰もが良い終焉を迎えたように見える。
勿論全患者さんが彼らのように良い終焉を迎えられる訳ではないだろう。
しかし少なくとも作中の患者さんたちは考えられる中で最善の終焉を迎えたように見えた。

当たり前と思っていることが当たり前じゃなくなったとき、見えてくるものがある。
自分は最期の時何を思うのか。
彼らのように笑って逝けるだろうか。
「人生観」というものに向き合う良い作品と出会いました。

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かずぼん

4.5面白かったし楽しかったし凄い映画です

2025年5月11日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

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ねこたま