ボサノヴァ 撃たれたピアニスト

劇場公開日:2025年4月11日

ボサノヴァ 撃たれたピアニスト

解説・あらすじ

アカデミー外国語映画賞受賞作「ベルエポック」のフェルナンド・トルエバ監督が、「チコとリタ」でもタッグを組んだハビエル・マリスカル監督と共同監督を務め、ブラジル音楽の伝説的ピアニストであるテノーリオ・ジュニオルを題材に、ラテンアメリカの光と影を描いたアニメーション映画。

1950年代末、ブラジルのボサノバが音楽の歴史を変え、エラ・フィッツジェラルドからフランク・シナトラまで世界中のアーティストがブラジル音楽を歌いはじめた。時は流れ、現代。ボサノバの歴史について調べるためニューヨークからリオデジャネイロへやって来た音楽ジャーナリストのジェフ・ハリスは、サンバジャズで名を馳せた天才ピアニスト、テノーリオ・ジュニオルの存在を知る。その足跡をたどると、彼はブエノスアイレスでのツアー中に謎の失踪を遂げていた。

ジャズピアニストとしても活動する俳優ジェフ・ゴールドブラムが、物語の語り部となる音楽ジャーナリスト役で声の出演。

2023年製作/103分/G/スペイン・フランス・オランダ・ポルトガル合作
原題または英題:Dispararon al pianista
配給:2ミーターテインメント、ゴンゾ
劇場公開日:2025年4月11日

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(C) 2022 THEY SHOT THE PIANO PLAYER AIE - FERNANDO TRUEBA PRODUCCIONES CINEMATOGRAFICAS, S.A. - JULIAN PIKER & FERMIN SL - LES FILMS D’ICI MEDITERRANEE - SUBMARINE SUBLIME - ANIMANOSTRA CAM, LDA - PRODUCCIONES TONDERO SAC. ALL RIGHTS RESERVED.

映画レビュー

3.0ボサノバが好きな人で、歴史的背景も勉強しとかないと。。

2025年6月29日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ブラジルのボサノヴァにまつわる事件のドキュメンタリー映画です。
ボサノバというと出てくるのが小野リサぐらいの私。
今まで、まともにボサノバを聞いた事は無かった。

一人のピアニストが死んだ真相が取材形式で解き明かされる。
その過程でボサノバの歴史と、事件の原因となった当時の政治背景が語られていく。
そのドキュメンタリーをアニメ形式で描いている映画。

映像は、アニメというのか動きの少ない漫画というか、動きの少ないアニメ。。
この動きの感じは、絵のタッチは違うけど、昔見たハートカクテルみたいな動きでした。

まずは、まったく興味の無いボサノヴァの話が続くので、見ていてツラかった。
最初に思ったのは、なぜ実写じゃなく漫画にしたのだろういう点。
かなりの数の人のインタビューシーンが出てきていたので、全員の了承が得られなかったんだろうとは思うけど。。
次に、もっと演奏シーンを長尺で見たかった。
細切れの演奏シーンばかり。。
ボサノヴァを堪能できるようにして欲しかったかな。

後半にピアニストが殺された原因が究明されていくところは、少しだけ見応えがあった。
でも全体的に見ていてツラい作品でした。

後で知ったのだけど、主人公の音楽ジャーナリストの声がジェフ・ゴールドブラムだった。
事前に歴史的背景を勉強しておくか、ボサノバが好きな人が見るべき映画ですね。

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はりー・ばーんず

4.0ブラジルのサンバジャズと、アルゼンチン軍事政権について学べる、音楽あふれる恐怖の映画

2025年5月21日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

ブラジルの伝説的ピアニストが、アルゼンチンでのツァー中、行方不明になります。

映画の前半は、彼の音楽人生をたどります。演奏シーンが、サンバジャズの音色そのままに、色鮮やかなアニメーションで再現されていました。

後半は、失踪の謎解きです。
反体制派市民の弾圧が行われていた時代でした。
次第に真実が明らかになっていく過程が恐ろしく、「アニメーションで救われた」との印象を持ちました。

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ぴのこねこ

4.0色彩豊かな映像と音楽は楽しいのだが。。

2025年5月3日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ドキュメンタリー的な内容をアニメーションで表現。

前半は主にボサノヴァの歴史と伝説のピアニストの生涯を紐解く流れで、
音楽と色彩豊かな映像が相まって眼と耳に楽しかった。

一方、後半はピアニストの真相に迫っていくことにフォーカスしているためか
関係者へのインタビュー中心で音楽が少なく集中力が途切れた。

独裁国家だらけだった当時の南米の厳しい社会状況について、
全編シンプルな線の表現によってシリアスな感じも薄まっているように思ったが、
それは狙い通りだったのか。。

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HK

3.0彼の演奏が某有名通販サイトでダウンロードできるのが嬉しい

2025年4月30日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

演奏シーンが多く、その殆どがオリジナル音源に動画を同期させているので、実写化するのは困難だろうし、エラ・フィッツジェラルドみたいに歌ったりジョアン・ジルベルトみたいに弾く演技はほば不可能じゃないだろうか。「ボヘミアン・ラプソディ」ではそういうところを巧く合わせていたように見えたけど、それでもイタいところはあったし。
なので、アニメ作品にしたのは賢明な選択だと思う。
強奏してもテンポが速まってもほんのり漂う哀愁はやはり独特で、もっと多くの録音を残して欲しかった。
それは兎も角、ラテンアメリカ諸国で一時期苛烈な独裁政治が罷り通っていたのはおぼろげながら知ってはいたが、これ程までだったとは。多くの人命だけでなく固有の文化すら奪って、一体何を目指していたのだろう?

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ひろちゃんのカレシ