「映画に出てくる、お化けあるある、会いたいと思っている人のとこには現れず、関係ない人のとこに現れがち。」メイデン 病人28号さんの映画レビュー(感想・評価)
映画に出てくる、お化けあるある、会いたいと思っている人のとこには現れず、関係ない人のとこに現れがち。
今時、16ミリフィルムで撮影されたという事だけで鑑賞したぞよ?
ケータイ世代、スマホ世代には分からないでしょうが、昔は映画は、ビデオ撮影ではなくフィルムで撮影をされていました。
フィルムは一巻10分もなく、現像しないと、撮影した映像が確認できないし、映画館で見ると粒子が悪いのが分かってしまうので、今は「 写るんです」 くらいのロスト・テクノロジーになってしまった。
フィルム撮影だった、ブラピのセブンなんて、4K修復版、IMAX上映版、綺麗な映像だったもんなぁ。冒頭だけ粒子が粗く見えたのは気のせいだったのでしょうか?見た人いる?
でも、横浜関内の市民会館の一室で、生きている小平次を見た時は、美しい画像だったなぁ、何故なんだろ?
さてさて、そんな全く、事前情報無しで見たこの映画。主役の短髪イケメン、カイルは、リバー・フェニックスにちょっと、似ている今回が映画初出演のジャクソン・スルイター。
間違いなく、次世代のリバー・フェニックスになる、ウホッ!いい男!
カイルの友達に、オーディションで役についたマルセル・T・ヒメネス。役名はコルトン。ググっても顔は出てこないぞ?予告編の焼きそばバゴーン頭だ!
映画冒頭から、カイルと焼きそばバゴーンは、スケートボードで街中をひたすら駆け巡る。お金がない中学生男子が隣の市まで自転車で爆走するように。
あろうことか、山奥まで来ちゃって、坂道を駆け降りる。スケートボードって、あんなタイヤ小さいのに、そんな事できるのか?
そして、カイルは、僕の家だ!
と、作りかけの一軒家にチン入でおま。一軒家の地下室のアワビちゃんに入っていく。う〜、辛抱たまらん!
↑ 誰も突っ込まないけど、言いたかったのだ!
そして、カイルと焼きそばバゴーンは、地下室に死んだ猫を見つける。
やべー、ちょー、やべーよ!?
と、最近の若者にありがちな、美味しいモノ食べても、やべーよ?
綺麗な、おにゃ子を見ても、やべーよ?
山本KIDの試合を見てもやべーよ?
出川哲郎の持ちネタはやべーよ?
と、この黒猫の死体を使って、どんな禁じられた遊びをするのか?
と、ハラハラしていたが、このカイルと焼きそばバゴーンは、とても良い子なので、黒猫を埋葬するのだ。
川に流すのだけど、黒猫が乗るくらいの筏を作って、お花も摘んで筏に乗せて、川に流してあげるのだ。
後に、この黒猫が伏線になるのだが、この伏線は猫好きなら号泣モノの良い伏線なんだよなー?
ある晩、カイルと焼きそばバゴーンは、線路をスタンド・バイ・ミーするのだが、カイルが突然、向かってくる夜汽車に向かって歩いていく。
叫ぶ、焼きそばバゴーン。しかし、呼びかけも虚しく、カイルは列車に轢かれて死んでしまう。
大切な親友を亡くした焼きそばバゴーンは、何日経っても、カイルを亡くしたショックで立ち直れないでいる。
ある日、授業中に回ってきたメモに、
カイルが死んだのは、自業自得だ。
と、メモが届く。
犯人は分からないのに、常にカウボーイハットを被っている学校一のワルだと決めつけて、喧嘩になるが、すぐに誤解だと分かるや、すぐに謝る、焼きそばバゴーン。
何で、アメリカ映画の悪い奴って、カウボーイハットを被っているんだろ?反社が顔に刺青入れているのと同じ理由か?
でだ?焼きそばバゴーンが、カイルの死亡現場に立ち寄ると、おそらくカイルが履いていたコンバースを見つけて、コンバースも川に流して埋葬する。
そこで、焼きそばバゴーンは、日記帳を発見する。書いていたのは、ホイットニーという名前のようだ。
ホイットニー?行方不明になって張り紙も貼られて、住民が捜索しているホイットニー?
そして、登場人物は焼きそばバゴーンから、ホイットニーにバトンタッチ。
いわゆる、生きづらいを拗らせた、おにゃの子で唯一の友人の、おにゃの子が、件のカウボーイハットだったので、
友達は好きだけど、友達の彼氏が嫌い。
とゆー、女子あるあるで苦しむ。
ある日、カウボーイハットの車に同乗するが、
彼女の事は好きだけど🎵 彼女の彼は嫌いなの🎵 彼女はその事に気づいていない🎵 彼の事しか見てないからね🎵
と、いう曲は、小島麻由美の「 あの子の彼」 名曲だから聴いてね?
同乗するが、嫌になって、山奥なのに、車から降りてしまう。
そこで、何やかんやあって、ホイットニーは、お化けになった、カイルと出会い、色々と語りあう真剣10代しゃべり場!
カイルがいちいち、名言発生器で言う事に、いちいち含蓄がある!監督が脚本も書いているけど、
これだけ出来ている子が何故、自殺をしたのか?それは、分からない。
このまま、終わってしまうのか?と思った頃合いで、最後の最後で、焼きそばバゴーン登場。
ごめん、ごめん、君の事、忘れていたよ?
そして、焼きそばバゴーンは、カイルとの思い出の場所の黒猫の死体を見つけた建設中の家に辿り着く。
地下室を降りた、焼きそばバゴーンが暗がりで、何か動くものを見つける。
何と!そこには!?
続きは、映画を見てお楽しみください!誰も指摘しないけど、浜村淳でした!
なに、なに、上映館は、東京だと、渋谷のシアター・イメージフォーラム?
あそこってさぁ?かなりコアな映画ファンしか行かないぜ?
kino cinemaみなとみらいは論外として、
↑ おい!
ここは、池袋シネマロサか、チネチッタでかけるべき!配給会社は、ここが踏ん張り所だ!大丈夫!絶対にヒットするからさ?
え?ヒットしなかったら、どうするかって?
そのときゃ、俺は知らんぷり! by. 江口寿史