ズートピア2のレビュー・感想・評価
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前作以上に強調された『多様性』
字幕版で鑑賞。
前作以上に『多様性』が強調されていました。
ジュディとニックは、深まった仲でもっとバディとして活躍するかと思いきや、どこかギクシャクした関係が描かれます。それぞれの価値観を知らないが故に起こるズレから、あまり上手くいってない様子が現実的でした。また、とあるアイテムで2人の絆を表現していることに感銘を受けました(これは前作にも登場しています)。
テンポよく進む爽快なアクション、散りばめられた伏線の入れ方が上手く、流石ディズニーと思える安心感がありました。特にナマケモノのフラッシュは出番は少なめでも、強烈なインパクトを残す見せ場はお腹から爆笑するぐらい面白かったです。
そしてなんと言っても、ヘビのゲイリーに焦点を当てていたのがプラスでした。蛇はネガティブなイメージを持たれがちですが、ズートピアを構成するパーツとして機能していることに驚きました。ここから、どんな種族も社会を構成する上で必要な存在だと感じました。
冒頭で1作目で起きたことが少し説明されていますが、もしできれば前作を予習をしておくとより物語を理解しやすいでしょう。
お互いの違いを知って受け入れていく大切さを改めて痛感しました。3に続くことを匂わせるアイテムも登場し、今後がますます楽しみになってきました。
男を上げたなニック
個人的に最後の良作ディズニー映画だった前作『ズートピア』
続編発表を知ってから、ワクワクとディズニーの凋落ぶりに、期待半分警戒半分でした。
ですがこの映画は、こちらの不安を吹き飛ばしてくれます。
さらに可愛くなった二人に、新キャラの声優もちゃんとキャラにあった人でした。
擦れた大人になったニックと天真爛漫なジュディの対比は今作でも素晴らしいのですが、ニックがハチクロでいうところの青春スーツを着てる様がいい。正直32歳の男が24歳の女の子にあのセリフ群を言ってると思うとかなりきつい、でもキツネの姿なので気になりません。
今までの若い子に惚れられちゃったな~て態度から、自分の人生に必要な人だとしっかり認め相手に伝える。もう二人の今後に妄想が止まりません。
あと今回は恐らく先住民差別も扱っています。
人種差別、先住民差別ときてますので、次は移民問題なるのかな?
パート3は頑張ってくれ!
序中盤神!ズートピアといえばこれ!からの~終盤雑😅
ズートピアの良さといえば、動物たちの暮らしが見れるところ。
序盤中盤は、前作からメインキャラたちがどう生活しているのか、から始まり
一般動物たちの生き方や働き方を見つつ、動物たちの世界を堪能できて面白い!
しかし物語が進んでくると、目的地が遠くスケールが小さいので、しょぼい😅
多様性を認めようので、最後一族まとめて追放はしっくりしない終わり方。
彼も追放する必要は本当にあったのだろうか?
これを『動物だからこうだよね』という抜け道みたいなもので、
どうにか丸く収集つかせるのが、ズートピアでやる意味があるのでは?🤔
評価は、
メインストーリーが星2で他は星4~5って感じ。
色んなキャラクターシーンが見れるのは最高なのに、
メインストーリーが邪魔に感じるならもう日常生活垂れ流しの方がマシだった気がする😅
待望の続編
ちょっと残念。
前作は完成度が高くて驚いた。
ただ続編である今作は絵も話も、ちょっと雑、というかとっちらかった印象を受けた。
特に話の方がご都合主義的。
絵の方は・・・、名作映画のシーン、そのまま持ってきたのには、さすがに笑ってしまった。
あとウサギの腰つきが妙に色っぽかった気がしたけど・・、気のせいかな?
何はともあれ、この映画の世界では検察もマスコミも職務を全うし、さらに大衆も現在のわが国よりはるかにまともそうで、うらやましい限りです。
近年、夏季の気温が高く野生動物、特に変温動物である両生類、爬虫類には過酷な状況と思える。
今年などはヘビやトカゲを見かけると安堵したものだが、残念ながら毎年、見かけるヒキガエルは一度も出会う事がなかった。
多種多様な生き物がいるから楽しいのだし、また人間も生きていける。
そして生き物には、この映画で描かれているように、それぞれに適した環境があるのだから、まずはその環境を守る事をして欲しいものです。
圧倒的なクオリティ
3DCGアニメーションとしては現時点でおそらくどこのスタジオも太刀打ちできない圧倒的なクオリティで、各シーンでフォーカスされるキャラクターの質感や動きだけでなく、背景画像として描かれる部分にも全く手抜き(?)は無く、キャラクターや物体が常に滑らかかつ違和感など皆無で動きまくります。
ストーリーや脚本も秀逸で、子供も大人も分け隔てなく楽しめるものですし、ディズニーの実写映画で鼻につきまくるポリコレ対策問題も、世界設定から登場人物(?)まで全て架空の動物の世界ということで実質回避できていることは、いい手を思いついたなとニヤリとしました。
とまあクオリティ的には非の打ち所が無い作品ではあるものの、前述通り子供でも楽しめるような内容のストーリーであるため、あらゆる部分が優等生的というか予定調和的かつ平和裏に進行してしまうため、いろいろ経験してきた年寄にはちょっと物足りないというのが正直な感想です。
というわけで点数は全て3DCGアニメーションのクオリティに対するもの(それだけなら星5)だと思ってください。
楽しめましたが、微妙…というところも
ディズニー映画はほぼ見たことがないのですが、前作「ズートピア」は評判を聞きテレビ等で視聴したものです。
バディ刑事ものやノワールサスペンスや社会風刺など、様々な要素がうまく絡み合いとても面白かったです。
ということで、「ズートピア2」も期待して観に行きました。
テンポよくコミカルなアクションはとても楽しめましたし、主人公たちの絆が深まる流れも好感が持てます。
理不尽に土地を奪いそこに住んでいる人々を追い出したというところは、先住民への抑圧や国境の争いといった過去から現在に至るまで現実で起こっていることを連想させ、そういう理不尽な行いに対して否定的な描写も良かったと思います。
ただ、主人公たちが仲直りする場面など、台詞で説明しすぎているように感じてしまいました。
事件の真っ最中のタイミングに悠長に喋っているのもどうかと。
また、ニックがジュディに対して恋愛感情を抱いているように見える描写(パーティーでジュディが御曹司と仲良く話す様子にやきもちを焼いているように見える)も、違和感というか。
個人的な好みかもしれませんが、まだ相棒や友人として大切な存在という段階のほうが良かったというか。
この流れでの仲直りの場面は、ニックがジュディに依存している、恋愛感情でジュディを独占したいのでは、というようにも感じてしまいますし。
ラストの「好き」というセリフの繰り返し再生も、うーん…と。
吹き替え版を観ましたが、もしかしたら英語では違うニュアンスがあるのかもしれませんが。
この辺はひねくれて考えすぎかもしれませんが…。
あと、事件としてはシンプル過ぎる、事件の真相も悪役も単純すぎるかなと。
前作と比べてしまうと、ストーリー的には微妙と感じてしまうところも…。
それでも、全体としてはアクションコメディとして楽しく観ることができました。
伝えたいメッセージはわかる
ニックめちゃくちゃかわい過ぎる。
時間の都合で字幕で鑑賞!ニックかわいすぎんか!どうなってんだ!
技術の進歩がえげつない、質感とか表情とか動きとか。
正直1よりも好きだな、子供向けにしては難しくなってるかもしれないけど、差別や偏見とか、人間関係構築とか、結構大事なテーマを捻らずにストレートに描いてて良かったよ。
笑えるシーンもあったり、有名映画のパロディも多々あって、思わず声出して笑ってしまったw羊全然沈黙してないよw
Loveの字幕が「大切」ってなってて、とても良かった。
声優、ゲイリーがキー・ホイ・クァンなのねー!めちゃしっくり来てた。そして意味深。シャキーラ、歌は良かったよね。
吹き替えどんな感じか気になるなぁ。no........problemの翻訳とかどうなってるのかなー。
水槽生物の扱いがちょっとBEASTARS思い出させたりして、ある意味取っ付きやすかったw
【パンフレット 990円 A4変形の正方形 表紙込み64P】
分厚いな。作品紹介、前作あらすじ、キャラ紹介10P!あらすじ。劇中カット5P、CVキャスト、スタッフ紹介。日本語版声優紹介とインタビュー、プロダクションノート7P、コンセプトアート24P!メインキャストスタッフ吹替声優のクレジットで本文はおしまい。あとは劇中カット。グッズ宣伝とかの広告4P。
読み応えよりも、見応えアリアリでした!wコンセプトアートめちゃくちゃ可愛い。
ニックかっこいい
平均的なディズニーアニメ
この映画は続編で2作目である。
ディズニーアニメの近作はほとんど2だ。
ディズニー傘下のピクサーとは分けて考える必要があって、ディズニーは基本子供向け、一方のピクサーは基本子供向けながら大人の方が楽しめるシニカルさがある。
それでもディズニーは近年までオリジナル作品を大切にしていたので劇場用作品では続編を作っていなかったが、5年ほど前からビジネス優先で続編の大量生産が始まり、アナ雪2がその先兵。だから近作は2ばかり。ピクサーは弱小スタジオだったので安全牌の続編は多くてトイ・ストーリーがその代表。
さてズートピア2
前作はディズニースタジオアニメでは一番好きで、アニメ映画でも生涯ベスト5に入るほどの傑作。
その続編は期待もあったが不安の方が8割くらいあった。それは予告編で見たヘビ。は、爬虫類?!
ズートピアの世界観は哺乳類の世界で魚や虫はその下に位置する存在。鳥類や哺乳類でもエイプとモンキーは避けている。
そこに爬虫類だ。
ズートピアの魅力は哺乳類でも肉食、菜食、雑食、そして生態系や寓話のイメージから哺乳類間の差別を現実の人種差別に当てはめて描いていた。それが奥深くズートピアの魅力になっていたのにそれを打ち破る設定。
ただそれはまだ我慢できるレベルだったが、この続編のジュディとニックは自己顕示と承認欲求で動く。前作における生のトラウマを克服するのとは真逆と言って良くて感情移入できないのだ。アクションは派手でキャラの特性を活かしたアクションは面白いが、それはディズニー暗黒期の続編=ビデオ作品時代の浅さと同レベル。映画向けではない。
今後は続編を観るとしてもあまり期待すると損するので、暇つぶし感覚で見るほうが良さそうです。
前作超えだけが評価ではない。それ以外の良さもある。
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