劇場公開日 2025年11月21日

果てしなきスカーレットのレビュー・感想・評価

全600件中、481~500件目を表示

2.5なんか説教くさかったかなー。

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

カルト作品…?復讐劇に時空がクロスしてミュージカルシーンまであって随所に???なマークが頭によぎりっぱなし。復讐劇に絞ったヒロイン劇にすれば良かったのになんともトンチンカンな展開だったなー、と。かなり残念…。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
peanuts

2.0クレヨンしんちゃんかドラえもんだったら…と思う作品

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿

開始30分で「あ、これは普通に受けとっちゃダメなやつだ」と気づいたので落ち着きを取り戻す。

最初は、

・唐突な場面の繋がり
・カットが切り替わると突然出現する登場人物(ゼルダの魔物か)
・心情描写がほとんどなく人物背景も説明されない
・今時ありえないデウス・エクス・マキナ的技法
・本来観客に考えさせるべきテーマを全部謎の老婆が説明しちゃう(いわゆるギリシャ劇でいうChorus)

とかで「???」ってなるんだけど、だんだんこっちが作品に寄り添ってきて、最後の仇敵の最期には「そうなるよね!」って笑う余裕すらできた。声出しOKの上映だったら人物の行動にみんなで突っ込んだりできて、すごく楽しそうだ。

✴︎✴︎✴︎

「死後にさらなる“死”(虚無)がある世界で、死してなお“死にたくない”と思ってしまう人間の性」っていうのは興味深いテーマ。
でも、そこに「殺し合いをやめない人間の本質」を混ぜつつ、「ハムレット」をモチーフにした転生ものっぽい110分として描き切るのは、流石にハードルが高いのかもしれない。

「伝えたいテーマが溢れちゃって、観客を無視して作家主義に陥る」ことってあるんだろうけど、これをやるならオリジナルでなくて、押井守監督スタイルで他人のプラットフォームを借りた方が良かったようにも思える。

この作品が「クレヨンしんちゃん ヨミの国の大冒険」とか「ドラえもん のび太とハムレット」とかだったら実は感動作だったかも。

※※※

でも、なんか観終わった後に腹が立たないんだよなあ。

一作ごとにいろんなスタイルやこだわりを試してきた細田監督だからこそ、まだこういうテーマ偏重型の作品を「ああこの人だったらこういう作風になるよね」って楽しませちゃうところまで割り切れていないだけだ、と思うからかも(←なんか偉そうだけど)。

決して必見です!とは言えないけど、酷評を背景に「自分だったらこう観るな」って考えながら鑑賞するのはおもしろいと思う。

でも次は、青空と女子高生と生活描写でお願いします、監督(こういうこと一番言われたくないだろうなあ…)。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
Jet

1.0いったい、なにがどうしてこうなった?

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

あまりの駄目さ加減に呆然となりました。
細田守監督の映画って、こんなんだったっけ⁈
と昔の自分のレビューを見直したら、
「あまりの出来の悪さに心配になってしまう」
と、2018年公開の『未来のミライ』のレビューでも書いてました。あれまっ!

SFでも、ファンタジーでも、死後の世界だろうがなんでもいいのですが、こんなにはじめから作品の世界観に入り込めない体験は初めてです。
実写でもアニメでもそこに展開される〝架空の世界〟には、それなりの成り立ちやルールみたいなものがあって、そこに入り込んでしまうきっかけとか、そこから脱出するための条件とかは、具体的な説明がなくても、物語中のエピソードや主人公が遭遇するトラブルなどから想像できるようになっている。だから、我々鑑賞者も、それをしては危ない!とか、はやくそこに辿り着いて!とかハラハラドキドキしながら登場人物と共鳴できる。

この映画の世界は、それらの努力や工夫はすべて取っ払って、何もかも取ってつけたように唐突に現れる。しかも、そういうことなのか、という納得感のようなものもない。だから、見ているうちに、もういい加減にして!と疲れることになる。

そんな状況で、〝復讐心や怒りに駆られた自分をもう許してあげて〟とか教条的に説教されても少しも響いてこない。

たぶん、争いの絶えない困難な時代において、人としてのあるべき振る舞いとか寛容さについて、今一度みんなで考えてみようよ、という映画なのに、素直に感動できない自分のほうがおかしいのだろうか?
という思いもしなかった罪悪感を背負わされたみたいで、とても困惑しています。

コメントする 1件)
共感した! 28件)
グレシャムの法則

0.5久々に途中で帰りたくなった

2025年11月22日
スマートフォンから投稿
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 12件)
きぬ

4.0今の時代だからこその世界に向けたメッセージ

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

斬新

全世界配給だそうなので伝わると良いなと。

アニメやこれまでの監督作品にあった様なコミカルなところは無く、初めから終わりまでシリアスに物語は進みます。これまでの細田監督作品を期待すると期待外れちゃうかも。
しかし、作品に込められたメッセージは強く感じられました。これも細田監督の作品として受け入れられました。

ちなみに私はサマーウォーズ推しです。次回作は明るく突き抜けたヤツをお願いします。

コメントする (0件)
共感した! 11件)
いとかち

4.5良作です。ネットの評判は信じないで!

2025年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

細田守の最近の作品は、過去の奥寺佐渡子脚本作品が好きだったかどうかで評価が分かれるようですが、奥寺脚本が嫌いで、竜そばなど細田脚本が好きな自分には果てしなきスカーレットは良作でした。

細田監督はおそらく、脚本をなぞるように映像を作るのではなく、見せたい映像が先にあって、そこに脚本を合わせているんだと思います。なので、細かく見ると整合性がとれない部分が出てきてしまうのですが、私はそれがあまり気にならないので楽しめるのかもしれません。竜そばを観て「女子高生を一人で東京に送るなんておかしくね?」と白けてしまうしまうような人には向いてない作品です。

ネットや映画.comの評判からすると、残念ながらあまりヒットはしそうにないですが、細田監督には今のスタイルを貫いて欲しいです。少なくとも、奥寺脚本に戻るのだけは勘弁して欲しいですね。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
けむせん

4.5芸術的価値のある映像作品

2025年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

難しい

斬新

大衆向けかどうかは置いておくが、芸術的価値のある映像作品

大学の映像専攻で細田守作品をはじめとする多くのアニメーションを研究した人間がレビューをしていこう。ネタバレはない。

何かと脚本が良くないと言われがちな最近の細田守作品だが、一言で言うと前作よりかは脚本も芸術性も段違いに良い。エンタメ的な細田守作品が芸術的方面に大きく舵を切った作品と言えるだろう。それだけ芸術的側面が強い作品と感じた。

まず脚本や演出については星4つ。ネタバレはしないが、前作よりもご都合無理矢理感はやや軽減された様子。何より爽やかな脚本が売りだった細田守からは信じられない重みのあるストーリー。
シリアスなファンタジーのアニメが好きな人には向いているかもしれない。私はマギという作品の煌帝国編(皇子が王位簒奪した実母に復讐する部分)が好きなので、かなり印象が被った。
大元のハムレットは見ずに挑む人間が多いかと思い、私も読まずに挑んだが問題なかった。
ただメタファー的な部分も多く、他の口コミや評判を聞く限り好みが分かれるかと思うため期待値を上げすぎるのはお勧めしない。

そして絵作りについては星5つ。芸術大学にいた頃から細田守の作品については研究していたが、今回はCGの部分が大幅に増えて背景含む画面もかなりリアルで迫力があった。
画質もさることながら、構図や色使い、衣装デザインなど画面構成にはかなり凝った様子が見てとれる。3DCG特有の動きの硬さは少々残るものの、普通の人間なら見ていてあまり気にならず没頭できるレベルである。サマーウォーズやバケモノの子のような爽やかなテイストとは大きく異なり、シックで重厚な絵を作り上げている。

Dolby AtmosやIMAXも対応しており、音や音楽にこだわりがある様子だったので復讐のストーリーに合う迫力を求めてIMAXで鑑賞した。これが正解だった。俳優陣の声の迫力や音そのものの効果が最大限引き出されていた。音楽、音響等星5つ。

大衆向けに理解しやすい王道ストーリーを描くエンタメ的な作品(鬼滅の刃やワンピースなど)を普段から見ている人間には理解が難しい部分や展開が比喩的すぎる部分もあるかもしれないが、芸術作品におけるアニメーション映像としてはかなり優れているといえるだろう。脚本に多少の無理やアラは見受けられるが、前作よりも改善が見られ、なおかつ演出でカバーされている印象を受けた。

ただ主演の芦田愛菜は、まだまだ声優としては一人前とは言えない雰囲気の演技だった。やはり声優と俳優は異なるということだろう。だがしかし、芦田愛菜の未発達でピュアな声がヒロインに一役かっているとも言える。何より感動したのは悪役の役所広司だ。俳優声優の域を超えて、キャラクターにリアリティを持たせ3DCGでは表現しづらい細かなニュアンスをカバーしていた。主演の芦田愛菜との対比構造はかなり芦田愛菜は苦戦したことだろうと思う。ヒーロー役の岡田将生も、やや棒読み感が強く、聖という人間性が平坦に見える可能性がある。もう少し聖の人間性を拾った細かやかな表現が声で見られると良かったかなと感じている。

ネタバレを避けてのレビューはこのような感じだ。ヒロインとヒーロー、ヒロインと悪役の対比構造やメタファーについて集注して見てほしいと思う。

コメントする (0件)
共感した! 16件)
やまもと

1.5野心的な挑戦をした作品ではあるが、やはり失敗している

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

正直に言うと、私は近年の細田守作品が苦手です。『サマーウォーズ』以降は一通り観ているけれど、満足できたのは『バケモノの子』の前半くらい。「社会的なテーマ」を扱おうとする割に、そこへの興味や理解が薄くて、観ていて「底が浅いなぁ」と感じることが多いのが事実。

今回、舞台を現代日本から「中世ヨーロッパ」に移したのは、そうした「現代社会描写のボロ」を隠すための野心的な試みだったのだと思う。中世ファンタジーなら、社会常識やリアリティラインが多少甘くても厳しいツッコミはされないだろう。しかし結果的に、その試みは失敗だった。中世という過酷な舞台を用意しながら、そこに現代日本の凡庸な「平和主義」を安易に持ち込んだことで、物語の整合性が崩壊してしまっている。

『ハムレット』と『神曲』をモチーフにしているけれど、ひねりがなくて「そのまんま」。前作の『美女と野獣』引用もそうだったけど、設定やキャラを借りてきただけで、換骨奪胎の域には達してない。主人公スカーレットは「復讐に燃える王女」という役どころなのに、父の「許せ」の一言であっさり復讐を捨てて、「平和」「融和」みたいな現代的な理想論を語り出す。中世の過酷さを描くフリをして、結局は監督の言いたい「ふんわりした道徳」に着地するから、まるで児童向けにリライトされた「ハムレット」を見せられている気分になる。

脚本の粗もかなり目立つ。物語を引っ張るはずの「王の最期の言葉が聞こえない」という謎を、中盤で敵があっさり教えてしまうから拍子抜けだし、サスペンスになっていない。現代日本から転生した看護師・聖の存在も中途半端で、主人公スカーレットとともに旅をするものの、その思想に決定的な変化を与えるわけでもなく、クライマックスで「実は自分は死んでいた」と明かされるけど、それはそれで予想の範囲内で特に驚くことでもなかった。

何より致命的なのは映像的な退屈さ。
「中世(現実)」と「死者の国」を行き来する話なのに、どっちの世界も薄暗くて代わり映えしない。特に死者の国は、古今東西の試写が集まる設定のように思えるが、明らかに中世以外から死者の国に来ているのは聖だけ。ヨーロッパ圏以外の人間もいるにはいるが、その他大勢として描かれるだけで、名前を与えられ活躍するのはスカーレットとクローディアスとその部下たちと現実パートと代り映えがしない。
絵的にも延々と続く荒野や砂漠ばかりで、背景美術は確かに美しいものの淡白で、その中に3DCGキャラがポツンと立っているだけのシーンが多くて、絵としては美しいけど退屈で眠くなる。
園村健介さんや伊澤彩織さんを起用したアクションシーンはかなり頑張っているものの、彼らが過去に携わっていたような、強烈に印象に残るようなものにはなりえていない。
また、過去の細田作品にあったような、アニメーションの根源的な喜びを思い起こさせるようなシーンも皆無であった。

演出もアンバランス。見ていてわかるような心情や状況まですべてキャラクターにセリフで喋らせるし、背景的な説明も謎の老婆が全部説明してくれる。そのくせ死者の国がどのようなルールで成り立っているかなどは、きわめてわかりにくく、物語への没入を阻害している。

結局のところ、舞台を変えても監督特有の「ご都合主義」と「思想の浅さ」は変わらなかった。古典の重厚な器を借りてきたのに、中身はいつものスカスカな現代劇。そんな残念な一作だった。

コメントする (0件)
共感した! 17件)
よして

3.0脚本がいまひとつなのかな? 悪くはないんだけどな またいつか会える...

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿

脚本がいまひとつなのかな?

悪くはないんだけどな

またいつか会えるといいね

コメントする (0件)
共感した! 9件)
jung

4.0細田監督作品のヒロインの中では

2025年11月22日
Androidアプリから投稿

一番好きなタイプかな?ショートにしたあとの描写とかゾクゾクしますね。みらいちゃん(未来のほう)が暫定2番。まなちゃんは歌お上手。(音楽の授業みたいだけど…)
監督が脚本書くといつもいろいろ言われちゃいますが、世界公開を視野に入れるとどうしてもこうならざるを得ないのだと思います。そりゃサマーウォーズとか期待しますけどねー。一度で良いから横槍なしに本当にやりたいやつ作らせてはもらえないものでしょうか?
映像は凄いので見る価値アリです。但し毎度のことながら巧拙ブレるので脳内整理必須です。

コメントする (0件)
共感した! 15件)
michi

5.0面白かったけど、酷評されて悲しい

2025年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

カワイイ

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 18件)
パナソニック

2.0細田さんの言いたいことはわかるよ

2025年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

何度も老婆から劇中で問われる。

人とは?
生きるとは?
死ぬとは?
そして愛とは?

未来を良くしたいなら今を変えなければいけない。
細田監督作品に通底するテーマが本作でも描かれている。

馬鹿みたいに見えるほど単純化されたキャラクター造形は、復讐、友愛、嫉妬、信頼という感情や性質を表す。どの性質も現実世界ではあえなく死んでいく。
復讐心丸出して殺されるスカーレット。
ひたすら他人を助けようとして殺されかける聖。
王になってコンプレックスを解消したいクローディアス。死に方もね。
善政は敷いていたがクーデターに対し無力であったアムレット。

極端さはどの性質であろうと無力であり、死後の世界でも同じように無力である。善は無力で悪に踏みにじられ、悪はより強大な力に踏みにじられる。
阿修羅が住む修羅道のような世界で、ただ一つの解決は許すこと。暴力ではない。どんな感情であれ相手や世界にそれを求める執着。それを捨て相手を自分を許せ。
それが本作の言いたいことだと思う。

前作の「竜とそばかすの姫」もそうだが、作品で構築される架空世界が意味をなしていない。映画の構成の意味としても、映画と現実の橋渡しとしても機能していない。もっと言えば宮崎駿のように一つの世界を構築し切るだけの社会や生活が描けていない。

本作は特に男性陣の声が魅力的だが、役所広司、市村正親、吉田鋼太郎。特にこの3人のシェイクスピアやギリシャ悲劇を思い起こさせる台詞回しは聞かせる。
ストーリー的にも16世紀のデンマークなのでハムレットを意識してると思うし、配役も舞台経験を積んでいる人が配役されている。
だったら、シンプルに細田守演出の「ハムレット」、もしくは明確にハムレット翻案の現代劇で良かくなかったか。
わざわざよくわからない世界を構築する必要がない。
「バケモノの子」までは作品世界の嘘が現実とリンクして細田守独特の世界観を作れていたが、「未来のミライ」からは言いたいことを言うために世界を作っている感じが強くなっていて嘘に乗れない。この世界いる?という状態が続いている。

私は細田守監督はスランプだと思う。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
紅の猫

2.5重いかな

2025年11月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

157本目。
サマーウォーズ以来の、この監督の映画。
芦田愛菜ちゃんが声優だから観ようと。
席取れるか不安だったけど、なんか拍子抜け。
他の作品も、こんな入り具合なのか?
うーん、子供が観るにはちと重いかなと、正直すっきりしない。
母親が生きてる以上は、また同じ繰り返しではと。
自分に逃げ道作る訳ではないけど、先述の2作品しか知らないから、敢えて中間。

コメントする (0件)
共感した! 9件)
ひで

1.0脚本、コンセプトがぐちゃぐちゃ

2025年11月22日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする (0件)
共感した! 13件)
KKK

5.0原点回帰の最高傑作。文学とエンタメの奇跡の融合。

2025年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

ドキドキ

久々の王道かつハムレットとの融合最高でした〜。シェイクスピアのハムレットに新解釈を入れて、地獄を舞台に話を展開するあたり驚きました。「時かけ」も「ハムレット」も好きなので、原点回帰という感じでした。映像も音楽も良くて、あっという間の2時間でした。本当に見れて良かったです。結末は読めていましたが、それでもスカーレットのこれまでの思いを想像すると、涙が止まらなかったです。号泣の嵐でした。特に、生か死の選択は…。個人的には、これまでの作品で一番良かったです。良い作品作ってくださり、本当に感謝です。生きてて良かったです。ハムレットも再読して、もう一回見に行きます。最近は万人向けの作品多かったので、少しニッチな作品だと監督の熱量感じやすくて嬉しいです。全部説明せずに考える余白を残してくれる作品は素晴らしいと思います。監督とのシンクロが試される(観る人を選ぶ)映画です。

これまでの作品の女性の中で、スカーレットは一番魅力的な女性です。最後の最後まで不条理により大切なものを失い続けます。それでも、今あるもの、残されたものを尊いと思い、一歩前に進んで行きます。このような人物に私もなりたいです。

この作品は繰り返し観ることで、少しずつ味が出て来ます。この感想を書いている段階で、私は2回視聴を終えています。3回目も行きたいと思います。生きるために、人生を謳歌するために、必要なものは実は僅かであることに気づかされます。美味しい食べ物、歌、ダンス、人との触れ合い、原始時代の幸せが本当は一番大切なのかもしれません。

若干文学に寄っていますが、、それでもエンタメと見事に融合した良作です。近年では珍しい作品なので、「つまらなかった〜」と感じてもいいので、ぜひ映画館に足を運んでください。貴重な体験出来ると思います。

最後に、ストーリー、映像、音楽、すべて完璧ですが、「時かけ」と「ハムレット」の予習は必須かと思います(笑)。知らないと話置いていかれるかも⋯しかし、予習頑張った分、素晴らしい感動が待ってます!!

コメントする 1件)
共感した! 26件)
えーす

4.0赦し

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
ネタバレ! クリックして本文を読む
コメントする 1件)
共感した! 39件)
ひでちゃぴん

2.5大スクリーンでこそ映える、戦闘美の世界

2025年11月22日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

踊りなど、動きのあるシーンがとにかく美しいです。
特に戦闘シーンは、スタントチームがクレジットされているだけあって相当力が入っており、非常に躍動感がありました。ぜひ映画館の大きなスクリーンで堪能してほしいです。

物語は『ハムレット』をベースにしているので、あらすじを事前に確認しておくと理解しやすくなると思います。ただ正直なところ、ストーリー面にはあまり期待しすぎないほうがよいかもしれません。

コメントする (0件)
共感した! 13件)
む

0.5ここに極まれり

2025年11月22日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

細田守の新作である。
冒頭からなんとも冴えない。この物語の舞台がどういう処なのか 観客に提示するまでが モッチャリしすぎ。出端をくじかれる。
あとはもうただ スカーレットの苦行に付き添わされる。

この監督にもはやスクリーンのこちら側など見えていない。劇場映画デビューを果たして 今回で9本目。
観客置き去りはすでに6作目『バケモノの子』から兆候は見えていた。
それがここに極まったようだ。

たしかな演出力があるのは間違いない。
『デジモン』から5作目の『オオカミ子ども』
までは 観客が存在する。なぜなら各作品のキャラクターたちに 共感をもてるから。
初期5作には 脚本家が存在する。
『バケモノの子』以降 なにやら作家性に目覚めたのか 脚本家は介在しない。
つまり この人に物語を作る力がない。お話の核をおもいついたら そのまま突っ走る口だ。サポートする誰かがいれば もう少し何とかなったかも。
独りよがりに気付けないと 作家性などゴミだ。
バックアップする日テレも 大慌てだろう。
次回作があるなら 身の丈を見直し よき脚本家との縁をまず模索すべきだ と素人考えを記して終わる。

追記 本作を含めて今年観た作品で 3本「生きろ」というワードに触れた(リバイバルの『もののけ姫』も入れると4つになるが)
『もののけ姫』以外このワードに何の熱量も感じられない。あの作品この作品ではおまえが云うな! というレベルだ。
命が軽んじられる風潮の現代。使用の際は今一度 言葉の重みを推敲したうえで 発信してほしいものだ。

コメントする (0件)
共感した! 30件)
hotaki

1.5コイツはなかなか。

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

序盤のフラダンス的なシーンから暗雲が立ち込め急なミュージカルシーンで完全にしらけてしまった。
ストーリーの導入はなかなか良かったが終盤は雑で黙って観てるのがキツい。
ミュージカルシーンと看護師のいい子ちゃん足手纏いっぷりと言動不一致がイライラした。
ダンスとミュージカルに時間割くならもうちょい話を詰めて欲しい。
スカーレットのデザインは好き。
個人的にはまあまあ面白く無かったがXみたいに大喜利みたいな批判的叩き方は違うと思う。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
はまぐりの短い感想文

2.0自分を許せ

2025年11月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

死者の国を彷徨う王女・スカーレットと現代日本からやってきた青年が出会い旅をする細田守監督が手がけた長編アニメーション。「生きるとはなにか」を問いかけるテーマですが、ストーリーに深みが無い印象で分かり難く面白みに欠ける。

2025-170

コメントする (0件)
共感した! 11件)
隣組
PR U-NEXTなら
映画チケットがいつでも1,500円!

詳細は遷移先をご確認ください。