「魅力的なイケオジに浸る映画」果てしなきスカーレット ネネマロさんの映画レビュー(感想・評価)
魅力的なイケオジに浸る映画
本筋のストーリーや結末は好きな流れだったし、映像もキレイで武器や衣装も細かく作り込まれている。いろいろ描きたいシーンややりたいことがありすぎて、まとまりきらずに結果中弛みになっている印象。
ヒトは死後、天国や地獄に行くわけではなく同一に死者の世界に行き、飢えや暴力から逃れることはできない絶望はよく表現されていた。その分、突然現代の渋谷でダンスするシーンなど「あれはなんだったんだ…」と咀嚼しきれないシーンが際立っていた。
役所広司・市村正親・吉田鋼太郎・松重豊と錚々たるキャストがとにかく魅力的で、おそらくサブスクでは得られない迫力は舞台を見ているような感覚だった。クローディアスの人臭さは役所広司さんだからこその演技だろうと思う。
個人的には「許せ」の一言に怒りや諭し、後悔など様々な感情をのせる市村正親さんにトリハダがたった。
結果的に映画館で観て良かったと思う。
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