「噂に違わぬ」果てしなきスカーレット yuta00Mさんの映画レビュー(感想・評価)
噂に違わぬ
酷評の嵐を分かった上で鑑賞しました。
細田守作品は前作見ていて、前作の竜とそばかすの姫は比較的好きで楽しめました。
鑑賞後に思ったことは、どっかで意識が飛んでしまっていたかな?という果てしない疑問でした
とにかくキャラクターの感情についていけず戸惑うばかりでした
行間を読むのはあまり得意ではないのもあるかもしれませんが、台本何ページか破り捨てられたのかな?と思うくらいには心情の動き方が唐突でした
特に感じたのは聖がスカーレットを助けるために弓で射殺すシーン
あれだけ人を殺める行為を否定していた聖が、射殺した直後にスカーレットが無事で良かったと安堵する。
そして殺した後悔をしている描写はない。
いやいやいや、とツッコんでしまいました。
作品のテーマとして生きるとは何か
他者を許し、争いの螺旋から降りることが大事ではないのか
などと言うことがメッセージとして伝えたいことなのかなとは感じました。
ですが、作品として観た時にそのメッセージへの裏付けとなるエピソードや感情の動きがなく戸惑いました。
なんなら復讐を肯定している描写も最終あるためより疑問が、、、
観客が自己投影できるキャラクターが少ないのもその要因かもしれません。
映像としては従来のアニメーションと3DCGとの住み分けは面白かったし、CGの表現も圧倒されるものがありました。
しかし、内容がな、、、、と。
歌や踊りが時代を超え、感情を超える伝達手段として描きたいのかな?とは思いましたがそれにしては大事に扱ってないし、、、
キャラバンの人と歌うシーンでは実際に登場人物が踊るのにその場で演奏している人はゼロ
えぇー、、、となりました。
なんというか、やりたい事だけ先行しているような印象です。
32/100
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