劇場公開日 2025年11月21日

「「生きるべきか、死ぬべきか」」果てしなきスカーレット つもろう☆さんの映画レビュー(感想・評価)

3.5 「生きるべきか、死ぬべきか」

2025年12月3日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

シェークスピア戯曲『ハムレット』を下敷きにした、細田守監督のオリジナル作品。
デンマークの前国王の娘スカーレットが、生と虚無の狭間の世界(日本的には“黄泉の国”または“冥界”)で “見果てぬ場所” を目指し、復讐の旅を続ける物語。

復讐は新たな復讐を生み出す要因となることを示し、復讐の連鎖を断ち切るための一つの答えを教えてくれます。

いつも参考にしているレビュアーさんの評価が低かったので、観るのを躊躇していましたが、結果として、私は観て良かったです。画も音も素晴らしく、(ストーリーは浅く単純ですが)最後まで楽しむことができました。
また、スカーレットの声の芦田愛菜さんが不安でしたが、思いのほか良かったです。

でも、中世のデンマーク人が多数いる中に、現代の日本人がポツンと一人登場は、ちょっと違和感。あと、主題歌の詩が薄っぺらい感じがして残念。原作・脚本は…作詞も…細田守監督でしたか…。

関係ないけど、悲しいことだけど、本作の答えでは「戦争で子供が死なない世界」は実現し得ない。できることなら、そこまでテーマを広げ、掘り下げて欲しかったな。

つもろう☆
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