「面白いと思う人はもっと積極的に納得感ある熱弁しようよ!」果てしなきスカーレット ちきんさんの映画レビュー(感想・評価)
面白いと思う人はもっと積極的に納得感ある熱弁しようよ!
確かに後半は文句の付け所多いけど前半は凄い面白かったよ!
だから本気で面白いと感じる人はもっと熱弁して世間の評判もっと上げてくれ!
そんなに酷評されるほど酷くはないから!
ここからは自己満感想パートです。
良い点
・ヴォルティマンドの対決でスカーレットが剣を抜こうとしたが鞘にしまい殺さずに無力化しようとしたシーン。この時スカーレットは復讐の為なら、悪人なら殺してしまっても構わないとまだ考えていたが、父の「戦いではなく話し合いで平和的な解決を」という教え、その教えをこなす聖の行動と、スカーレットは色々葛藤を持ちつつ父と聖を信じてとった行動なんだと思いすごい胸打たれた。
・死後の世界には生き返れる果てがあり、クローディアスはそれを利用に宗教的に人々を支配しているという死後の世界の作り込みは良かった。争わないものは文化に浸り、争うものはクローディアスにつくか、クローディアスを打倒し果てを目指す、結局果てにたどり着けたものは「愛」を持つもの(文化に浸る人、皆で果てを目指そうとする人、すなわち人々を愛すもの)なのではないかと勝手に解釈しました。だからこそ悪い点1点目のスカーレットの心境が気になるが、聖を最後まで見放さなかったこと、聖の言葉を信じてコーネリウス・ヴォルティマンドを殺さなかったことは紛れもない「人を信じる愛」だと思う。
・龍の放つ雷と、噴火した火山。あれは争う人々に対する神の鉄鎚なのではないかと勝手に考えた。まともな感性の人は結局あれなんやねんで終わるかもやけど個人的には考察点なんかと思い妙に納得しちゃった。だからこそあの仙人は何者やねんて感じだけど。
・評判悪い映画によくあるレビューだけど絵はすごい良かった。3dモデルは萌え画風でもちゃんとピクサーみたいに喜怒哀楽や覇気を感じられてクオリティ高かった。
・個人的な性癖だけど細田守特有の透き通ったパステルカラーの作画がすごい好き。作画は現実パートのみだったけど龍とそばかすの時より顕著にかんじてすごくよかった。
・聖がほぼ衛宮士郎で笑った、弓使うシーンとかほぼカラドボルグ。
・気になる点はちょこちょこあったけど総合的に芦田愛菜は良かった。
悪い点
・終盤アムレットは、復讐に身を縛られず自由に生きてほしいと言ったことがわかったが、これって国のためというより実の娘のために言った言葉なのに、スカーレットはこれが今後の世界が平和になるための手段として考えてるのが謎だった。現実問題クローディアスが酷い圧政を尻目に復讐なんて考えず自由に生きてたらまずいし信頼だだ下がりやん。だからこそクローディアスの呆気ない死に方とスカーレットだけが生き残った流れにご都合感があった。
・結局あの仙人みたいな奴は何がしたかったん。
これで聖が実は死んでないことにしたら、対立する必要のない死後の世界で善悪問わず誰かを助けようとする聖が、死後の世界を平和にするための立役者になるためにきた、という辻褄が合ってそっちのほうが納得感あると思ったのに。スカーレットがこの世界に飛ばされる必要あった?それこそスカーレットはただ自由に生きることを最終目的としただけやのにスカーレットが生き延びる資格あった?仙人はほんまにそれでよかったんか?
・聖の見た目もうちょいどうにかならんかったん?
感情のままに描いたんで読みにくいです。
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