「画と台詞と演出の整合性がチグハグ」果てしなきスカーレット keytonさんの映画レビュー(感想・評価)
画と台詞と演出の整合性がチグハグ
これまでの細田監督の作風とは全く違う世界観で、呆然とした作品でした。泥まみれになった美女スカーレットや優等生キャラの聖、デンマーク王国の生々しい人間関係といった「家族愛」や「青春」が得意な細田監督とは思えないほど暗い作風でした。
一種のおとぎ話と思えば消化できなくもないが、強引な展開が多く、脳内ツッコミが絶えなかった。個人的な場面はスカーレットが毒を盛られた瞬間です。
配られる盃に毒薬を入れる→クローディン&スカーレットが飲む→パーティお開き、暗殺を実行するが逆に彼女が毒に侵される、のシーケンス。「えっ!?今ごろ?」と頭の中で絶句してしまいました。
映画全体がビジュアル重視のハリボテ映画で、キャラ遊びが不足している映画でした。
しかし、唯一感心したのが戦闘描写。拳同士のアクションや騎馬戦は音とスピード感は大変見ごたえのあるシーンでした。
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