「もしかして・・・舞台化ありきの映画?」果てしなきスカーレット クリスちゃん脱線さんの映画レビュー(感想・評価)
もしかして・・・舞台化ありきの映画?
限られた登場人物。3DCGなのに奥行きのない世界。
わかりやすすぎる説明台詞に突然始まるミュージカル演出!
そして・・・ベースがハムレットと来たら
劇団四季、舞台版「果てしなきスカーレット」。
これ企画進行中でしょ!
そう思うくらいに演劇的に見えた。苦笑
影の描写を無くし平面化する事で予算と手間を削減という細田監督独自の表現を手放したのは何故なんだろう?
予算・時間・効率>表現 を優先した結果?
結局、この作品の中でも良く見えたのは2D作画部分だった。
普通に考えると58歳のオッサンが青空と制服のアオハル作品を作り続けるなんて「仕事とは言え」無理がある。
監督だって加齢からは逃れられない。
観客との間に乖離が生まれるのは当然だし、歴史モノに手を出した事に意外性はなかった。
「結局・・・生活が満たされて、言いたい事なんてないんだろうなぁ・・・」
と、この状態で修正も加えられず公開されてしまった細田王国の偽りの平和を憂う。
*憲法9条を盾に紛争地帯で平和維持活動をする日本人の聖。祖国を奪われたとロシアに復讐を誓うスカーレット。小競り合いが起きるとドラゴンと言う名のアメリカが「やめんかい!」と脅しの空爆をする。
↑要はこれなんでしょ。
ミュージカル部分の「祝祭の歌」。
あれを聞くと脳内でオリジナルラブの「月の裏で会いましょう」が再生されます。
エンディングは「TIME TO SAY GOODBYE」。
衣装デザインが伊賀大介さんなのに聖が「 やらないか 」のキャラに見えてしまったり・・・
ラストのやりとり「 イキたい! 」「 イキたいって言え! 」と下ネタに聞こえてしまうのは私の心が汚れているからです。 すまぬー。
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