「過去作が面白かったから、、なんとなく見たら失敗した」果てしなきスカーレット しわさんの映画レビュー(感想・評価)
過去作が面白かったから、、なんとなく見たら失敗した
IMAXで見ました。脚本など特に調べることなく、細田守監督の過去作(未来のミライは除く)が結構好きだったので、またストーリー面白いのかな?映像綺麗そうだなーと軽い気持ちで見ました。
レビューや評価も見ずに、なんでこんなに映画館の席が空いてるのかな?と思いながらチケットを買いました。
映像に関して、地獄の風景や壮大な海や砂漠の描写など、自然の驚異など、音は怖いなと思うくらい迫力がありました。IMAXの音響とスクリーンの大きさと合わさり圧倒され、凄いなと思いました!
2Dと3Dが合わさってるようでしたが、スピード感のあるシーンだとカクカクしているように見えて気持ち悪かったので、少し目をそらしたりしてました。
物語に関して、淡々と復讐するため旅をしている様子があって、場面の砂漠地帯が多く感じ、なんか同じようなシーンを見ているような、のっぺりしているな印象を受けました。
スカーレットの声優さんも、どうしてもキャラと声優が分離しているような不安定な感じで『がんばれ!』と応援しながら見ましたが、話が入ってこなかったです。
一つ一つのシーンに、解釈の広げる隙がなく、唐突なシーンが現れる毎に、なぜ?どんな意味があるの?なにを伝えたいのかな?と必死に考えてましたが、後半からはどんどん展開が進み、よくある展開でハッピーエンドになりました。話が入ってこなかった分、頭の中の記憶も曖昧かもしれません。。
いつも映画を見るとき、解釈がたくさん広がって予想される展開を頭の中で考えたりして見るのが好きで。ただ今回はそれが上手くできず、受け取れず、楽しめず落ち込みました。
セリフで良い事を言っているというのは理解しているんですが、私自身追いつけず、、感情も追いつかず、自分にはこういうジャンルは向いていないんだと気づきました。葛藤に共感したり、ファンタジーでも現代人でもそういう悩み感じるよねーとか1つ1つのシーンを噛み締めて予想外の伏線回収とかが好きな私には、この作品は向いてないなと感じました。
ファンタジー系で、戦、人対人という物理的、現実的な展開、人が色々な深い理由で化け物になるとかそういう捻りのある設定もなく、存在するものは存在するもので留まり、現代人が葛藤したり悩んだりする深いものを感じず、本当に設定はシンプルだなと思いました。
過去作の面白さや深さを求めてはいけないと勉強になりました。
IMAXだったので金額が少し高かったのですが、
今度からはしっかり脚本家を調べて、自分の好きなジャンルかというのも確認して行こうと思えました。
映画館で見てはじめて後悔しました。
自分がなんとなく見ると選んでしまったので、自分が悪いなって思ってます。
きっと好きな人は好きなんじゃないかなと思います。
映画をどう選んで観ていくかの判断する、今後のためのいい経験でした。
ありがとうございました。
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