劇場公開日 2025年11月21日

「思いを詰め込み過ぎか」果てしなきスカーレット 泣き虫オヤジさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5 思いを詰め込み過ぎか

2025年11月24日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

ホームのシネコンに来る実写作品はダボハゼ的に大半を観ているが、アニメに関しては選んで観ている。と言ってもイメージで何となく選んでいるだけで、ジブリ、新海作品等と2最近2010年以降の細田作品は観て来た。

今回観賞意欲をやや削いだのは宣伝映像。世間的にすこぶる好感度の高い芦田愛菜だが、俺は女優としては好きじゃない。繰り返し映画祭での彼女の映像を見せられるたびに意欲が減退したが、それでも一応観ておこうかと観賞。

【物語】
デンマークの王国の王女のスカーレットは王に愛され、幸せな幼少期を送ったが、あるとき王の政治に不満を募らせた叔父が王を殺して自分が王位に座る。成人したスカーレットは父親を殺した叔父に復讐しようとするも失敗し、死者の国で目を覚ます。

狂気に満ちたその世界では、「見果てぬ場所」にたどり着かなければ、虚無となり存在が完全に消えるとされていた。「見果てぬ場所」にたどり着けば復讐のチャンスがまだあると考えるスカーレットは「見果てぬ場所」を目指すが、次々と宿敵が現れる。そんなとき、全く見たことも無い風体の男が現れ、スカーレットと行動を共にするようになる。

【感想】
宣伝映像によるネガティブな気分で観始めたのだが、気分が上げたのは序盤の舞台がデンマークの城。
「あ、これ見た覚えがある!」
一昨年デンマークを旅行したときに行った城だとすぐ思った。観賞後、モデルがクロンボー城であることを確認した。外観だけでなく見学した地下部分のシーンも有った。知ってる場所が予期せずスクリーンでに出てくると何となく嬉しくなる。

ということで序盤にちょっと気分が盛り上がったのだけど、それ以降それ以上に気分が盛り上がることなく最後まで行ってしまった。
細田監督が描きたいことが色々あったんだろうなということはなんとなく感じられたが、それが空回りしている感が有り、少なくとも俺には響かなかった。少し詰め込み過ぎて、徒に複雑な展開になってる感じで、俺的にはもう少しシンプルに描いて欲しかった。

一方で、公開直後から予想外の低調な客足の出足にちょっと驚いている。苦戦続きの実写映画を尻目に次々と大ヒットアニメ作品が生まれる昨今の状況ではビッグネームの細田作品も50億円くらいは確実に行くのだろうと思っていた。 公開後のクチコミで2週目から客足が伸びないのなら納得するのだけど、最近は公開前に噂が広がるのだろうか?

泣き虫オヤジ
ちえべさんのコメント
2025年11月24日

はじめまして。
悪いのは「宣伝映像」という点、とても共感しました。

ちえべ
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