「酷評されるほどでもないし褒めるほどでもない」果てしなきスカーレット 二度寝さんの映画レビュー(感想・評価)
酷評されるほどでもないし褒めるほどでもない
酷評が気になり予定外の鑑賞。
制作費がかかっているのはよくわかる。だから酷評されるほど見どころがなくはないし、最初からリアリティラインは低いので、筋や演出の突飛さにつまらないツッコミをするのは野暮。そもそも話に期待をして観に行くのが間違い。たとえシェイクスピアが下敷きにあろうとも。
退屈はしなかったし、眠くもならない。だが褒めるほど白眉な部分も多くない。よって総合点は凡庸になる。
自分は見たことがないものを見たくて映画を観に行くので、その意味では既視感しかない。伝えたいメッセージはわかった。愛だろ? 愛。でもそのメッセージにこの長さは要らない。あるいは同じ時間をかけるなら、その結末にたどり着くなら、もっといろいろな道がありそうだ。
でも12になる息子が観たらきっと感動するんじゃないかなと思った。人が作ったものに対して、こんなところでたかだか数千円の支出で偉そうに何かを語るほど、父は俗世でスレてしまったのですよ。
そういう作品。
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