「虚無になる作品」果てしなきスカーレット kumakou200さんの映画レビュー(感想・評価)
虚無になる作品
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SNSで本作に対する色々な意見をみて気になり鑑賞してきました。
主人公が迷い込む世界では死ぬと虚無になり存在が消えることになりますが、映画館があの世界でなくて良かったと思えるほど、観ていて虚無になりました。
酷評されるほどではないと思いましたが、全体的に納得感が無く、何を見せられているんだろう…?と思いながら観ていました。
特に踊ったり歌ったりするシーンが出てきた時には本当に戸惑いました。
歌自体は普通にいい曲だと思いましたが…。
観終わった後は消化不良な点も多く、あれは何だったのだろうと思いました。
父上、処刑される時に本当にそこまでの意味を込めて許せと言ったんか…?
あの世界と現実が本当にリンクしているのかが明確でないため、結局あの世界はスカーレットの夢でしかないとしか思いませんでした。
あの世界に父上を処刑した4人もいたため、おそらく死んでいるのだと思いますが、許せという言葉を現実で聞いたわけではなく、スカーレットが夢でそう思い込んでるだけなのではと思ったり。
手の傷を見せる描写が現実とのリンクを示唆しているのかもしれませんが、聖の時間軸の現実とあの世界の繋がりが表現されていれば、あの世界と現実の繋がりをより感じる事が出来たのではと思います。
現状だと、ただのスカーレットの夢オチ感が強くて、うーんという感じです。
スカーレットと聖の旅の内容としても、行動に一貫性が無いように感じました。それは旅の中で考え方が変わっているという解釈もできるので良いですが、いい加減学べよと思うような展開もあり、ツッコミどころは結構あると感じました。
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