「全く観る気がしなかったけど、観てしまった。」果てしなきスカーレット シンおやぢさんの映画レビュー(感想・評価)
全く観る気がしなかったけど、観てしまった。
前作、「竜とそばかすの姫」の内容が??だったので、本作は観る気が全くなかったんですが、娘が「是非同じ意見で語りたい」と誘ってきたので劇場へ行ってきました。
娘は前作よりマシと言ってましたが、自分は全く入り込めませんでした。
全く面白くなかった。
16世紀のデンマークで争いを好まず民から慕われていた王様と娘の主人公スカーレット。
弟と妻に裏切られて処刑後、父の仇である叔父を暗殺しようとしたスカーレットは返り討ちに合って毒殺される。
生と死の境にある世界を延々と旅をして父の仇を探している段階でもうダメ。
何故、主人公は仇である叔父がこの世界にいることを判っているのか。
途中、現代日本の救急隊員である聖がこの世界に迷い込みスカーレットと出会い旅をするのだが、この聖という男がスカーレットにとってのお荷物なんだけど何故か二人は惹かれ合う。スカーレットは聖のどこに惹かれたのか全く判らない。
自分は看護師だから人を殺してはいけない(この世界では皆死んでいるから死ぬことは虚無と表現)と自分だけでなくその考えをスカーレットや周りの者に説いて回るので、観ているこっちはストレスがたまるし、最後は人を殺めてたからなんのこっちゃです。
正直、舞台となった生と死の境の世界は作者であり監督であり脚本を書かれた細田守氏の想像した世界なので危機もあるけどご都合主義満載の世界。
だから話の中身も何故なぜだらけ。
ワンピースで死んだスカーレットは何故デンマーク金貨を持っていたのか??
現代社会で主人公達が踊るシーンは全く必要ないよね!!
前作と同様、お金を使ってるので作画サイコー、色彩サイコー、スカーレットの表情は物凄く豊かで、芦田愛菜ちゃん他、俳優陣の演技は上手かったけど、肝心のお話がつまんないし疑問だらけでした。
人にはお勧めできません。
今回行った劇場は10回以上の公開枠を押さえてましたが、観客動員は1~2割程度でした。
コメントありがとうございます。
確かに、動物も虚無になるのならヴィーガン万歳の世界になりますね。笑
そもそも父王が名君だったかも個人的には疑問です。
国民には慕われてましたが、聖と同じ頭お花畑の可能性もありますし…
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