かくかくしかじかのレビュー・感想・評価
全412件中、141~160件目を表示
書く、書く、とにかく書く、辛くても書く
大泉さんグッジョブ。
そこに愛はあるんか?
最初から最後まで「かけー!かけー!」
大泉洋の「かけー!かけー!」がうるさ過ぎて、そこしか思い出に残らない…。実際にそうだったとしても、もう少し何とかならなかったのだろうか⁈この作品に対する東村アキコ氏の思い入れは格別で撮影は全て氏が付きっきりだったらしい…。
アキコ氏の恩師へのレクイエムなのは分かるが…
偽りには成ってしまうが物語りとしては、もう一つ脚色してでも盛り上がりが欲しい所。
だって映画なのだから…これがTV版のスペシャルなら解るが、観客は2時間弱の物を観る為にその前後の何時間かを潰し劇場へ行き約2千円弱の料金を払い特別に観るのだ。其処を考えて欲しい。
「嘘は伝えたく無い!」←分かるよ! でもね映画にした時点でそれはもう「ホント」ではないんだよ。だって最後の恩師とのやり取りだって想像の世界でしょっ‼︎
アキコ氏の思いが強過ぎた作品となってしまった。
とにかく描け
全体的には良くまとまってはいた
良い作品ですが
描けー時間がたっても変わらないもの
永野芽郁は、ちょっとどじだけど、変なところに一生懸命な、古いところだと、『スチュワーデス物語』の堀ちえみのような、「不器用な主人公の一生懸命さ」を演じさせたら右に出るものはないです。昨今の週刊誌記事の影響で、どうしてもフィルターを通して見てしまいがちですが、とてももったいないと思いました。『そして、バトンは渡された』でも泣かされましたが、今作も素晴らしい演技をしています。
破天荒な日高先生役の大泉洋は、当て書きかと思うぐらい役にフィットしていて、この役は他のだれもできないと思いました。
時間がたっても変わらないものというのは、「本物」を指していて、それを描くということは、「ごまかさずによく生きること」ではないかという気がしました。そういえば、『海の沈黙』でも本木雅弘演じる津山竜次は、最後まで渾身の力で海の絵を描いていました。やはり、「海」は生命の源なのですね。
でも、斉藤由貴が出ていたのには気が付かなかった。
漫画家になりたい! の熱情をもう少し
大傑作コメディ「地獄の花園」の関和亮監督が再び永野芽郁主演で撮ったマンガ原作モノと聞いては観ずにおれなかったのだがかなり肩透かしをくらった。東村アキコという漫画家が美大受験の為に高校三年で通った絵画教室の先生との9年間を振り返って描いたほぼ実話回顧録でほぼドラマの無いほぼ退屈なエッセイモノローグほんわかお涙頂戴映画で無難にまとまっており満足したのは脚本も書き製作にも名を連ねる東村アキコ先生だけだろう。照れているのか「漫画家になりたい!」という熱情が希薄でサクセスストーリー部分に響くものが無い。受験から大学を出てコールセンターで働きながら漫画家デビューを果たすまではコミカルでそこそこテンポも良く楽しいのだけれど運命が定まってからの後半はあまりにもだるく辛い。原作になく映画の為に付け足したという海辺のシーンはやってはいけないダメ邦画の典型でこれだけの役者と監督の無駄遣いをどうしてくれると怒りさえ感じるのであった。アーメン。
描けーっ!
永野芽郁と大泉洋という魅力的な二人が出演しているので観賞。
漫画家東村アキコの自伝的漫画を永野芽郁主演で描いた作品。
恩師である絵画教室の日高先生を演じている大泉洋が昭和の男っぽくて非常に良かった。
竹刀を持って教えるスパルタ方式で現代だと体罰だとか暴力教師だとか騒がれそうな先生だが、根はまっすぐな面倒見のいい昔懐かしい先生像といえる。
大泉洋が演じているのでスパルタ教師であってもなんか魅力的に見えてしまう。
生徒の嫌がることも平気で言うし、デリカシーの欠片もない先生なのだが。
でも、なぜかそんな絵画教室に人が集まり絵も上達していく。
永野芽郁演じる明子は本当は漫画家になりたいのに美大出身という経歴が欲しいという不純な動機で美大を目指すのだが、そんな明子が美大に合格できるよう本気で絵を教える日高先生。
明子は大学に入ると絵はそっちのけで彼氏を作って遊びにあけくれる毎日。
そんな明子を大学に入ってからも気にかけ、わざわざ大学まで訪ねてくる日高先生を疎ましくさえ思う明子。
すれ違う二人の気持ち。
がっかりしたであろう日高先生が黙って酒を置いて帰っていく侘しさ。
大泉洋が本当に上手かった。
明子の才能を認め、自分が叶わなかった大学での勉強をする明子への期待。
明子の気持ちもわかる。
自分の本心をなかなか日高先生に伝えられないのもわかる。
日高先生はどんなときも「描け、描け、描けーっ!」としか言わないが、その場面場面で描けの中にいろんなメッセージがこめられているように感じました。
もっとよく観察しろ!弱音を吐かず頑張れ!悩んでいても解決しない、前に進め!緊張せず描きたいものを描いたらいいんだ!…etc
夏休みの課題を力技で無理矢理描かすところは今ではできない指導なのかもしれませんが、立派な自画像三部作が完成し教授にも認められた。
具合の悪くなった日高先生との別れのシーンも胸にくるものがありました。
永野芽郁も期待どおり好演していました。
原作漫画は読んだことありませんが、東村アキコ氏の日高先生への感謝の気持ちと贖罪の気持ちがまっすぐに伝わってくる良い映画だと思いました。
※仲居さん役の斉藤由貴はすぐ気づきましたが、あの下がりかたはギャグですよね?
こんな大森南朋、初めて見た!
原作ファンである。
正直、大泉洋(=先生)と大森南朋(=父ケンイチ)は逆の方がいいのでは?と思っていた。
が、蓋を開けてみたら大泉洋はちゃんと「先生」だった。舞台仕込みのしっかりした発声が先生の「描け―!」に活かされてたし、よくハの字になる眉毛が、なんだか面倒くさそうな人って感も出していたし、その一方で情け深くも見える。普段はただの「ボヤキ顔」がまるで(本当の意味で)能面の様にいろいろな表情に見えるのである。
そして何より大森南朋の「ケンイチ」が良い塩梅に振り切れていてすごく面白かった。父親が主役の「ひまわり!」ファンでもある自分が言うのだから間違いない。大森南朋がギャグテイストにあんなにキビキビ動けるとは知らなかった。かと言ってやりすぎることもなく、ちゃんと「父」の温かさも感じさせてくれた。
ちなみにケインイチがやらかすシーンはあまりに自然過ぎて思わず「あっ!」と声を出してしまった。
永野芽郁も当初は「とぼけた感じ」が合ってると思っていたが、それだけではなかった。コミカルなシーンはもちろん、泣いたり怒ったりが思いのほか良かった。特に大泉洋とのとあるガチンコシーンが素晴らしく、アキコの色々な感情が突き刺さってきて、思いがけず泣いてしまった。原作ではこのシーンでは泣かなかったのだが。ちなみに彼女はビジュアルも原作者の東村アキコ先生に近い。顔の輪郭やパーツの配置が似ている。着物姿などは衣装さんやメイクさんの研究もありかなり「東村アキコ」感がある。
その他のキャストもかなりよい。
北見(原作では二見)役の見上愛もイメージ通り。声が低めなのも良い。しかしながら他の作品ではそう思ったことがないし、大河ではむしろ高めだったように思う。声色も意識していたのだとしたら今のキャリアでそこまでできるのはかなり凄いのではないか。
鈴木仁は初めて知った時はまだ未成年で、若いのに色気のある子だなと思っていたのだが、本作ではその色をすっかり消し、ヤンキーだけど素直で憎めない「今ちゃん」になっていた。
畑芽育も単に可愛いだけではない。ちょっとした間合いの勘が良い。
そして森愁斗の「川崎君」。「ミーラクルガール♪」のくだりが地味にツボで吹き出してしまった。
MEGUMIはさすが。器用だな~。
「西村君」の神尾楓珠は本来の原作者のストライクゾーンのど真ん中ではないと思うのだが、「一目惚れする」というにはこれくらいイケメンの方が説得力はある。シーンは多くないがやはり存在感がある。
それにしても斉藤由貴が出てきたのには笑った。実はちょっと前に今回の騒動の話を高校生の子どもとしていたら、たまたまTVに彼女が出てきたので「この人こそ平成・令和の不倫の女王だよ」と教えていたのである(どんな親!?)。「奇跡の画!」と密かに盛り上がってしまった。ちなみに本当にちょい役だがなかなか良かった。特別出演とのことだったが何繋がりだったのか気になる。
映画化を知った時は「ついに!」と興奮し期待していたが、その思いは裏切られることのない良い作品であった。
強いて言えば若干リズム感が自分の好みではないところと、挿入歌の入れ方がうるさかった。
なお、終盤は原作には無いシーンで、ある種王道中の王道、東村先生レベルの人にとっては禁じ手とすら言えるのでは?そもそも私がそういうの好きじゃない!って始まった時には思ったのだが、大泉洋と永野芽郁のやり取りがとても良く、終わった時にはそんな気持ちは吹き飛んでいた。あと宮崎の海も良かった。映画館で見てよかった。
日高先生が日高先生だった
宮崎県民からすると宮崎弁が物足りない、、、
私もこんな恩師に出会いたかった
本当に若い時って目の前の嫌なことから逃げる事って、たくさんあるんだよね。
だから、毎日楽しいことしかやらない。主人公が特別ではなくて恩師に出会った事が特別。
大人になるとこれがよくわかる。怒られた時に嫌な思いもするけど我慢出来るようになってるわけ。
今の人達は体罰とかうるさいから、昔はガンガン殴られたし、怒られたけど、あんなに優しい先生じゃなかった。
おんぶなんてされた事ないし、バスが来るまで一緒に待ってるなんてありえない。だから、先生の葬式で涙が止まらないんだよね。わたしは従姉妹の叔母さんがそうだった。
うちの両親共働きだから、躾がイマイチ教えきれてなかった。小学生の頃、夏休み母が病気になって動けないから叔母さんの所に預けられた時は大変だったけど、大人になってから所作とか教えてもらったことが大人になって社会に出て恥ずかしい思いをしたことは一度もない。もう亡くなったけど叔母には感謝します。
絶滅危惧種
漫画をそのまま映画にした感じ
なんで少し面白みに欠けます
東村アキコさんと日髙先生はめっちゃ似てました。
東村アキコさんがキャスティングしたはず。
大泉洋 まんま日髙先生でした
先生は最高の教え子だと思っていると思う。
劇中の東村アキコが書いた絵と日髙先生が描いた絵はそれぞれ別の人が描いてるけど東村アキコの方は漫画で見たまんまの絵が再現されててすごいと思った
金沢美大の受験のエピソード弱かった。
カニと引き換えにあの像は少年だからあんまり筋肉ついてないし平たい感じに書くとかアドバイスもらってて、次の日は筋肉を消しまくった。その次の日その男の子いなくなってたのにエピソードが省略されてた…
あのエピソードがないとなんで受かったんって感じになると思う
映画化よりもアニメ化の方が良かったかも。
映画は体調の良い的に見ましょう
全412件中、141~160件目を表示