機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginningのレビュー・感想・評価
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あえて点数は控えめに!テレビ放送で総合評価か?
「ガンダム」新時代の幕開け。
「エヴァンゲリオン」シリーズ等でお馴染みの庵野秀明氏率いるスタジオカラーが、「ガンダム」の制作に挑む。情報が初解禁された時から心待ちにしていたが、期待以上の素晴らしいものを魅せてくれた。
スペースコロニーに住む少女、アマテ・ユズリハ(マチュ)。本物の空や海を知らない事に鬱屈としつつもごく普通の日々を送る彼女だったが、ある日モビルスーツ同士の違法な決闘「クランバトル」に関する事件に巻き込まれてしまう。謎のモビルスーツ「ガンダム」を駆る少年・シュウジらとの出会いを経て、マチュは「クランバトル」に挑む事になるのだが…。
公式サイドはこの作品のネタバレには十分に配慮するよう、再三の注意を呼びかけている。主役機「ジークアクス」のガンプラですらも、「ネタバレがあるので注意してください」とアナウンスされているほどだ。それも頷けるほど、ストーリーには衝撃的な要素が数多く含まれている。正直何を言ってもネタバレにしかならないレベルだ。
その為ストーリーについて詳しく語る事は出来ないが、学生の若者を主人公に据えた事もあり、パワフルでエネルギッシュな作風に仕上がっていた。
音楽のセンスも抜群。主題歌となる米津玄師氏の「Plazma」に始まり、若者たちの青春やフレッシュさを感じさせる劇中歌、未来的だがどこか寂しさも感じさせるBGM……思わず聞き入ってしまう。
そして映像美……これが最大の評価ポイントだ。
スタジオカラーらしさ全開で、3DCGを多用したダイナミックでアクロバティックな戦闘が繰り広げられる。私は時間帯によって色を変えていくコロニーの空の描写が特に気に入った。
過去作へのオマージュも満載だ。ファンであればあるほど、ニヤリとさせられるだろう。
予告にもザクが登場している通り、この作品には往年のモビルスーツも一部登場する。その中の「とある機体」のデザインが変わりすぎていて個人的には少々気になったが、その程度は些細な事である。
世界観の説明もしっかりしており初見でもある程度は大丈夫。一部話数の先行上映との事で、沢山の謎も提示された。今後のテレビ放送が非常に楽しみだ。
新しい時代を作るのは老人ではない!
ガンダム オリジン?スーパーロボット大戦?
もうね、前半はシャリア・ブルは準主役だし、シャアはガンダム赤く塗ってるし、カムラン出てくるし、アムロ父、アルティシア、ジーン、もうファーストガンダムで出てないの天パだけじゃ無いの?位のノリで話しが進みます。ララァのところなんか、ガフの扉やん。後半は水星の魔女の如くなガンダム模擬戦ですが、ガフの扉からエヴァやらミサトさんが飛び出してきそうな勢いです。予想としては、ニュータイプとは、ガブの扉を開く力、時や次元(連邦が勝つ正史とかの世界)を超える力みたいな落とし方を庵野さんがしてくる様に思える。今後が楽しみです。
考察含め見終わってからもどんどん面白くなる
とにかく面白かった。
映画館で丁度入場が始まる前に、別の映画の入場が先に始まり(グランメゾン・パリ/366日)カップルや、若者がどんどん待合ロビーから消えていった。残った我々単身オジンロボどもは、ロビーにダボダボのカーゴパンツを履き立ちすくむ。見る映画タイトルは、チケットレスの為、モギリゲートを通過するまでは劇場スタッフには分からないはずなのだが、有志は「少々お待ち下さい。」とスタッフさんにニコッとお声掛けをいただいていた。いやいや、まだ君(スタッフさん)は我々が何の映画を観ようとしてるか分からないはずではないか。366日の可能性は考えなかったのか。
映画鑑賞後、頭で色々なことを整理しながらスクリーンをあとにした。グッズ売り場ではレイトショーのあとなのに、長蛇の列。量産型カーゴパンツタイプのモビルスーツが、リュックサックを背負い、無言で並んでいる。もちろん私も並んだのだが、、、パンフレットには、通常盤、豪華版とあり金額は2倍も違う。女性スタッフから、
「袋は要りますか?」
「いいえ。必要ありません。」
「豪華版でよろしいでしょうか?」
えっ??なんだその決めつけは!しかし、もちろんいいえとは言えず
「はい。お願いします。」
面白い映画でした。
こんなのガンダムじゃないとかそういうのはどうでもいい。面白い映画でした。
オタク密度高し
前情報少なければ少ないほど楽しめる
2025年劇場鑑賞17本目。
エンドロール後映像無し。TVシリーズの序盤の話なので、今後の展開の予告くらいは欲しかったですね。
コロナワールドでガンガントイレの中に流れる予告の音声のみだけ聞いていたのですが、頭部を破壊したら勝ちとGガンダム好きには聞き逃せないセリフがあり、なに?スタジオカラー版Gガンダムかビルドファイターズなの?面白くなさそう!と思っていたのですが・・・。
映画ドットコムさんも気を遣ってキャストをほとんど書いていなかったおかげで、映画本編開始直後から脳がバグリました(笑)ここでその情報を隠していた意図を理解していない方が書いたレビューを不幸にして目にしてしまった方以外はみんな度肝を抜かれたのではないでしょうか。序盤の話なのでカタルシス的なものはありませんが、前情報がなければサプライズはかなり楽しめるので1日でも早くネタバレ食らう前に観に行くことをお勧めします。
ガンダムが好きでよかった
2回見てきました。
ガンダムが好きならみんな通っているであろう初代を45年経った今こういう形で映像化してくれたことに感謝しかない。悲しかったり感動する内容じゃないのに涙が出た。
ここからWBクルーは登場するのか、登場するとしたらどう関係してくるのか、ララァの気配はなんなのかとか今後の展開がもう楽しみでしょうがない。
で、まだ終わってないけど次のガンダムどーすんの?富士山くらいハードル高くなっちゃったんじゃない?笑
映像の品質はまさに折り紙つき。ダイジェスト版かつシリーズ一弾目ということを認識したうえで鑑賞に臨みたい一作
どことなく生物感のあるメカデザイン、現代的に洗練されたキャラクターにはちゃんと(ファン用の)見せ場を用意するなど、現代最先端のアニメーション作品の展覧会的な内容であることに加え、キャラクターを魅せるための配慮にも隙がないという、こりゃアニメ/ガンダムファンはもちろん、それ以外の人も惹きつけるはずだわ、と納得の作品です。
アニメーション作品としてどう卓越しているのか、既存の「ガンダム」シリーズとしての位置づけ、等々については、それこそその道に精通している諸氏の解説・レビューが花盛りなので、そちらにお任せするとして、以下では「ガンダム」シリーズに疎い一映画ファンが本作を鑑賞したごく短い感想を。
冒頭からしばらく、なんかどこかで見聞きしたことのある構図、ナレーション、音響だなー、と思ってたら、映像は刷新しつつも、かつての「ガンダム」第一作目の演出をかなり忠実に取り入れている様子。これには久しぶりにガンダムを鑑賞したという古参のファンも喜びそう。
その後、シャアの視点からの一年戦争の描写になっていくんだけど、戦局とシャアの活躍をじっくり描いていくのかと思ったら、ここは意外なほどの急展開、そして上映時間の半分に達するかどうかあたりで別パート突入。いよいよ未知の物語へ……、というタイミングで、さらに!と、全体的にダイジェスト版らしい要約が目立ちつつも、緩急のつけ方がなんとも絶妙で、作劇にあたってかなり綿密に構成を作りこんでいることが理解できました。
まったく前知識がないと結末で、え!?となるかもしれないので、「これは”始まりの物語”です」という点だけは押さえておきたいところ(もっとも、本作を鑑賞するほとんどの人は承知しているはずだけど)。
本作とはかなり世界観の描き方が異なった『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』(2022)も近年公開されたし、「ガンダム」ワールドの多様さ、奥深さをこの作品を通じて改めて実感しました!
宇宙に進出した人類は目が肥大化する?
デジモンのキャラにペルソナの雰囲気を足し、赤く塗ったエヴァにシャアが乗り込む映画です。カヲルくんも出ます。
冒頭、「もしもあのときジーンではなくシャアだったら…?」から始まります。そして、シャアは何故かファーストの記憶を持っていてーーとなると、今流行りの記憶を持ったまま転生してやりたい放題!と思いきや、突如としてシャアは姿を消します。赤く塗られたガンダムと共にーー
そして時は流れて突然現れる女子高生。地球から独立したコロニーに住む彼女が、赤いガンダムと出会った時に、物語が始まるー
正直、ちょっと物足りないです。もちろん、これは単なる番宣用の映画なので、仕方がないといえば仕方がありません。ただ、始め良ければ半ば良し。では、果たして悪い意味で終わり良ければになってしまうのではないかが心配になる作品でした。
以下、個人的感想です。
メカデザイン
蛇腹でジャイロで複眼です。つまりはエヴァ風味です。他のシリーズならまだしも、冒頭のファーストの世界観に全くマッチしていない気がしました。というかロボットと言うより生体兵器みたいな感でしたね。
キャラ
後半、「宇宙に住むと人間は宇宙人グレイになるのか?」という、新たな解釈を生み出してくれました。もはやシュールさを通り越して不気味です。何がどうかというのは見れば分かります。
ストーリー
冒頭は「自分の考えたさいつよジオン軍」です。パラレルワールドの知識を持つシャアは初っ端からサイコミュを使いこなし、人類の革新を望み人の可能性を信じたシャリア・ブルは単なる連邦軍ぶっ殺すマンです。そして後半は日本語の世界。「難民に厳しく政府は難民に人権はないと考えている」「警察は町中でモビルスーツを使い発砲する」という、どこかの義体化した少佐が活躍しそうな世界です。
総評としては上にも書きましたが、番宣用とは言えもの足りず、正直人にはお勧めできないレベルです。流行りのガンダムを先んじてみておきたい人向けでしょう。
ネタバレしながら語りたい!
宇宙世紀の仮想戦記もの、になるのかな。サイド7でシャアがガンダムを奪取成功し、ホワイトベースも強奪される…シャアが!デニムが!ドレンが!令和に映画で登場する日が来ようとは…その後もifのストーリーが進み、ビグ・ザムが量産され、連邦も抵抗してソロモンをグラナダに落とそうとするもシャアとサイコミュの謎の力でソロモンの軌道がそれてソロモンは落ちず…キシリアが、マ・クベが、ワッケインが、シャリア・ブルが…ifの一年戦争が楽しすぎる…そして連邦が降伏して終戦。ジオンのMSが民間に払い下げられ、そのMSを使
ったバトルに主人公のマチュが参加することに。そこにシャアと共に消えたガンダムが現れるもシャアはおらず、シュウジと言う別の青年が。マチュとシュウジはバトルに勝ち、ひとまず逃げた方がいい、とガンダムが言っている…で終わり。
いやー面白い!ここまで大きく正史から逸れると先の予想が全くつかない!シャアの行方も気になるし、ニュータイプのあり方も気になるし、正史の他のキャラが今後関わるかどうかも気になる。最近見た中で一番興奮した&面白かった!
宇宙空間のMS戦もグリングリンでド迫力!カラーのシン・エヴァ感!今の時代だからこそ作れているこのビジュアルは素晴らしかった!
コレジャナイ感
出オチ、禁じ手、でも新しく面白い
これを公式でやるのか‥‥
上映時間の後半が、俗に言うジークアクス本編の1話以降にあたる部分だろう。
では、果たして、あの禁じ手とも言える前半は、テレビ放映するのか?
やらないとわからないが、これをいきなりテレビで見させられるのが想像出来ない。
あの郷愁しか感じない音のチョイスをお茶の間に流すのだろうか?
鑑賞した方は分かると思うが、
ファーストガンダムの視聴経験がある事が前提かつ、ifストーリーに対する許容範囲が高い人向けの変態向けの作品とも言える。
もちろん正史と呼ばれるものとは、キャラクターやモビルスーツ造形に違いがあり、それが昨今で言う世界線の違いを表す形となっていた。
特に物語でキーマンとなるシャリア・ブルに至っては明らかに年齢設定がずれている。
ファーストガンダムを新たな形で切り取り、ニュータイプへの深掘りをさらに先へと向かう作品とも言える。
もしかしたら、逆襲のシャアでのラストにも答えを出してくれるかも知れない。
良くも悪くも話題を呼ぶ前半から、後半はいよいよ本編。
一年戦争後、コロニーで生活をし、自由を夢見る主人公マチュ。運び屋を営む謎の少女ニャアン。謎の赤いガンダムを操るシュウジ。
竹さんのキャラデザが良い。程よく柔らかく、それでいてアクションにも映えるデザイン。前半戦の劇画キャラとは若干の世界観の差を感じるのも、時代の流れのようで面白い。
また本作のモビルスーツデザインは、エヴァのデザインでも有名な山下いくと氏。ガンダムやザクのリノベーションから、新作ジークアクスのデザインもセンスが光ります。足首の関節造形や顔面の可変機構(ユニコーンみたい)がたまらないです。
ストーリーは後半は、正にテレビシリーズの序章と言う内容なので、これからに期待出来る内容です。
むしろストーリーで言えば前半の制作経緯が気になる‥‥。
この全てのオタクが一度は夢見た、
「あの時、シャアがガンダムを奪っていたら」を、公式で映像化するなんて‥‥。
まさかの一年戦争からのifストーリーかつ、ジオンが勝利した後のコロニーを描く作品になるとは思わなかった。
ある種の禁じ手とも言える導入で始まった新作ガンダムの前日譚だが、
迫力あるモビルスーツ戦や、機械音の緻密さ、ガンダムの音や挿入曲などを、これでもかと使うことで劇場鑑賞での満足度も満たされていくことにもなった。
ただ、出オチ・禁じ手とも言える世界構築なので、ネタバレだけは避けての視聴が必須となる。
昨今の大SNS時代において、どこまでこの驚きを隠しながら人気が広がるか、非常に楽しみな作品だった。
機動戦士Gundam GQuuuuuuX Beginning
エヴァンゲリオンの文脈・手法でガンダムを再構築するとこうなるという作品。
詳しくは省くが、あまり映像で描かれてこなかったガンダムの基本的設定を丁寧に拾っていてオリジナルへのリスペクトを感じる。
一方で大胆に踏み出そうという意思もみなぎっており、今後の展開に期待が高まる。
従来のファンだけでなく新規ファンも獲得できるのではないか。
予想値よりもずっと良い出来だったとは付言しておく。
「ガンダム」の顔以外◎
キャラデザが違い過ぎる
ガンダムと言えば「初代」と「水星の魔女」しか観たことが無かった自分。
今回の制作はあのスタジオカラーが携わっているということと、パイロットは女子高生という前情報だけで観に行ったら驚いた。
初代の冒頭部分がそのまま再現され、(さすがにナレーションと登場人物の声優さんは変更されてましたが)いよいよ「シンガンダム」かなぁんて思っていたら、ガンダムとホワイトベースがシャアに取られて、戦争もジオンが制するという別の世界線のお話。
赤く塗られたガンダムとシャアは行方不明になり、いよいよ本編の始まり。
本編のキャラはスタジオカラーというよりTRIGGERが制作したようなオメメが大きなキャラクターで前半戦と違い過ぎるじゃん。
自分としては好みのキャラデザだけど、前半の安彦良和さんの絵とあまりにも違うので同じ世界戦というのはムリがあるとこがマイナス点ですかね。
主人公はニュータイプということで、今後またシャアの出番があるのか、初代の他のキャラの登場があるのかどうかは今後のお楽しみですね。
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