リロ&スティッチのレビュー・感想・評価
全26件中、1~20件目を表示
リロ&スティッチ初見、責任(クレアナ)とはある種の肯定
映像尺108分なのがありがたい!
テンポ重視のせいか、展開が唐突だと感じたところもあったけど
昨今のディズニー実写化としてはコンパクトだね?いい!
リロは大人を困らせることもあるが、6才にして(スティッチを受け入れることで)彼女なりに壊れた家族を新構築しようとするのには尊敬する。
そこには「責任」が伴うということを姉のナニが言っていたのが印象的だった。
ナニはその重みを十分知っているだけあって、
それが叱責かつ、リロに1つの役割を与え、あなたを信じるという肯定宣言にもなると思った。
家族って素晴らしい。
ところで、実写パート序盤のカメラワークめっちゃよかった😭
Blue Hawaii
アニメ映画は見たんですがなんとなくしか覚えておらずだったので見直しました。
アニメシリーズは確か夕方くらいにやってたのを見たな〜という感じで、スティッチとは結構長い付き合いだなと振り返りながら思ったりもしながら鑑賞。
実写らしい改変が良い方にも転がり、悪い方にも転がったりしていてトータルイーブンなところに落ち着いたかなと思いました。
今作ではヤングケアラーというのを強く描いており、ナニがリロや家族にどう向き合うのかといったところがどどんとお出しされますが、そこんとこがスティッチの大暴れよりも多めに描いてあった割には飛ばし飛ばしになっていたのもあってうまいことのめり込めずだったのは惜しかったです。
ただちびっこの時に両親を亡くして姉との2人暮らしってのは相当辛いと思いますし、そこが表面化してきた現代だからこそ描けるものでもあったなと思いました。
しっかりリロも悪ガキですが、あのくらいの年齢だったらそんくらい暴れてもおかしくないですし、そこにスティッチがこんにちはしてきたらそりゃお祭り騒ぎですよねっていうのも良かったと思います。
アニメ版からは登場キャラの簡略化だったり、エイリアン状態での変装が無かったりという辺りの改変はありましたが、まぁそこんとこアニメ通りにやったら違和感しかなかったと思うのでそこんとこの改変はありかなと思いました。
博士がヴィラン寄りの扱いになってしまったのは仕方ないとはいえ、みんなでハッピー!なアニメ版の終わり方が好きだったのでそこはちょっと引っかかってしまいました。
大団円なラストは好きなだけにちともったいなかったです。
映像は鮮やかな島や海の様子、建物の木を感じる作り、アニメーションとは違うアプローチでの映像表現だったのでとても良かったです。
キャストも良い具合にハマっていましたし、モフモフなスティッチの躍動感もこれまた良かったです。
実写映画としては無難な作りでしたが、3月に公開した革命姫の出来を考えるとこれくらいがちょうど良いよなとなりました。
ディズニーを救う救世主なスティッチ、子供の頃からお世話になってますし、立派なヒーローですね。
完全に余談ですが観た回でのビニール音が過去1うるさく、注意しに行ったろうかなと思いつつも自分は1番後方の席、ビニール音は結構前の席という事でどこにおるねん…と思いながら頑張って映画に集中することに必死でした。
普通持ち込み可な劇場でもビニール音は控えるはずなのにガッサゴッソガッサゴッソでした。
帰ってから足の小指を強打しておいてください。
鑑賞日 6/16
鑑賞時間 13:30〜15:25
リロとスティッチがとにかく可愛い!
リロはクラスメイトからハブにされて、仲良しグループの、お揃いの腕輪も買う事は出来ず、自分で作った腕輪で仲間に入ろうとするが、仲間には入れてもらえず、ダンスの発表会でも小突かれたりする。
学校のダンスの発表会では、亡くなった両親の代わりに保護者になっているお姉ちゃんは、発表会には来ない。寂しいリロはダンス発表会のステージで、自分を虐めるクラスメイトをステージ上から突き飛ばしてしまう。
んでもって、ぼっちのリロは謎の宇宙生物と出会う。こんな底が知れない恐ろしい宇宙生物と、リロは意気投合。俺とお前でダブルライダーだかんな?と言わんばかりの仲となる。
多動少女と多動宇宙生物が、もう!暴れまくる、暴れまくる!
でも、所詮、子どもと宇宙人畜生がやる事だから、可愛いものです。自分の子どもじゃなく、他所様の子どもでも可愛いと思うのが、人間の本能だとは思うよね?
俺は最近、身体障害者と知的障害者の介護施設で働いていたのだが、( 予告無しに話しを飛ばすな)
入居者の子どもや老人に暴言を吐いたり、腹痛を訴えているのに、罵倒して黙らせていたり、粗相をした入居者を頭ごなしに罵倒したりとで、
頭にきちゃって、施設長に報告したら、何故か速攻で、出会って、5秒で合体...、もとい、解雇されましたw 何だ、この施設?
ここで、その施設名をうPしてもいいが、それをやると、また、記事を削除されるのでやめとくYO!
何を見ても、
可愛いー!ちょー可愛い!
と、ボキャブラリーにかける女は大嫌いだが、そんな俺ですら、
可愛いー!リロとスティッチ、何しても、可愛いー!
と、語彙がお粗末に成り果ててしまう。中年...、壮年男子ですら、
可愛いー!
しか、言えなくなる、楽しい映画だYO!
ディズニー嫌いの人にこそ見て欲しい映画。彼氏との間に子どもが欲しい女子にお勧め。
この映画を彼氏に見せれば、彼氏も子どもを欲しいと思ってくれると思うのだよ?
絶対に損はしない!ちょーお勧めです!
こんなにハラハラしながら吹替版を観ることは多分もうない
とりあえず、ギリギリ大丈夫だったんじゃないかと思う。見ている間ハラハラした。それは、ストーリー展開のハラハラというよりも、ももな(この表記でいく)の吹き替えの演技がちゃんと上手く行っているかというハラハラであって。
自分が知る限り、ももなは演技経験がそんなに多いわけではないから、やっぱりすごいめちゃくちゃ吹替演技が上手いというわけじゃないんだ。
にも関わらず、序盤から思った以上にセリフが多くて。
クレジットでも主演のリロの吹き替えの子役の次というとんでもないメインどころで、ここまでセリフが多いのかっていうのはちょっと本当に予想外だった。
結構ね。大丈夫か、これ棒読みとか言われちゃうんじゃないかっていうようなちょっと心配な気持ちも正直前半はあった。
そこは否めない。それでも最後まで見て、まあギリギリ気にならないんじゃないかなと思うぐらいにはなった。
終盤のお姉ちゃんの見せ場が「重くなったスティッチを抱えて海の底を走る」だったところ。途中のトロフィー伏線回収であることも美しいと思ったが「見せ場が無言のシーンでほっとした」という感情が先にきてしまった。
ディズニー映画はアニメも実写もどちらかと言えばよく観ているほうなのだが、スティッチはたまたま観ておらず今作が人生初スティッチとなった。
まさか笠原桃奈きっかけで吹替版観ることになるとは予想してなかったよ。
自分はこの笠原桃奈という人をたまたま約9年前から知っている。前のグループ加入直前の研修生の頃からだ。そんな前から知っている人がこれだけ大きい仕事をとればまあ行くだろ。
ミーアイになる過程で注目されていたからこそ批判を受けていたのも知ってる。
だから今回心配だった。公式タグ#スティッチで泣いちゃったに対し「また泣けるアピプロモーションか」とツッコむ余裕もなく。「スティッチでももな吹替が叩かれすぎて泣いちゃった」になったらどうしようと心配だった。
とりあえずその心配は杞憂だったように思う。
スティッチというキャラに関して。
ハワイ舞台が先なのか、スティッチのキャラが先なのかよくわからないけれども、水に触れると体が重くなると言う設定自体がまず良かったと思う。
特に、周りが海に囲まれているという環境で、都会に逃げようとしても逃げられないというシチュエーション作りは良かったと思う。
これは初めて知ったんだけど両親が突然亡くなってしまって生活がなかなかヤバいことになっている若い姉妹の話だったんだな。
ここが結構ポイントだったんだろうと。
結構貧しい人たちの話。そこに来る凶暴異星人というところに面白さがあったんだろうと。
あと。話の筋自体は別にそんなに新しいものではないけれども、やっぱりハワイが舞台っていうところは結構新鮮だったんじゃないかなと思う。今作以外でハワイが舞台のフィクションがそもそも思い浮かばない。
意外とSF展開で、それがうまいなと思ったのは、移動するゲートを作る銃。銃を撃つとゲートが開くっていう武器の使い方。
基本的にあれで遠くへ飛ばすっていう技をまず使って。ゲートが通れず腹がつかえるというギャグもやりつつ。
かつ最終的には懸念材料であったお姉ちゃんが大学に行くと妹と離れて面倒見きれなくなっちゃうっていう距離問題解消に使っている。
そこら辺の場所の遠さを解消するアイテムとして使ったっていうのは、うまい落とし所だったなと思う。
とりあえず興行成績も評判もいいようでホッとした。
ももな、思いもよらない場所に連れてきてくれてありがとう。
リロ&ナニの姉妹の物語
リロ&ナニの姉妹の物語だ。
スティッチは姉妹をつなぐ役割だと思う。
あくまでも主役は姉妹なのだ。
姉妹仲があまりうまくいってなさそうな前半から
スティッチ登場によりドタバタ劇になりつつも
姉妹で少しずつわかりあえ始めるのがとても良いと
感じたし、父母を亡くした姉妹を応援する気持ちで
観ていた。
スティッチが海の底に沈んで浮かない設定が秀逸で、
リロ&ナニがどうやって救うのかドキドキしたが、
ナニの海の底を走って陸にあがるという逞しさに
グッときた。電気ショックによる蘇生もあの手この手で
息を吹き返したスティッチを見て感動が増した。
ラストはディズニーブランドお約束の
ハッピーエンド。
このハッピーに終わるのが好きだからこそ
ディズニー映画を観ている。
上映開始して2周目に入った日曜日に鑑賞したが、
シネコンの一番大きな箱が4割くらい埋まっていたので、
さすがの集客力だと感じた。
ディズニーの実写映画は今後も楽しみにしている。
6本!
足がある事も(こわわわ〜w)
背中に背びれ?がある事も、スティッチ誕生の裏側も知りませんでした。
破壊生物!?!?!?
試作品626号!?!?!?
結構なインパクトでしたw
そしてあんなにツバやらゲップやら(°▽°)
めっちゃ、あばれる君なのも知りませんでした。
リロもイメージしていた子とはかなりかけ離れたお転婆で、イタズラ好きな女の子だった!
加えて自分の世界を持っていて、周囲に理解されずらい。
それ故に浮いてしまっていて、お友達もいない設定なのぉ〜?!?!
びっくりしました(°▽°)
ネズミさんの所のキャラはどの子も可愛くて好きですが、リロ&スティッチはヴィジュアルしか知らなかったので、こんなお話なんだ〜!って、驚きの連続でした。
1日雨の土曜日。
やーーーっと上履き洗ったと思ったら明らかにただ濡らしただけ(°▽°)
それ持って何処へ行くー!!
水、ボタボタボタボタ。
部屋中ウロウロおいおいおい!!
「どこ干すのーー??」ってorz
待って!ウロつくな!風呂場へ戻ってそこに干せ!
ゼェゼェゼェ( ̄∇ ̄)
で、やっぱり宿題も予習も何もしたがらない子にイライラ!!する前に。。
「スティッチでも行くかい?(棒)」
と誘い行ったので吹き替えで鑑賞。
(はい!N◎BUさん!(棒)だよ!w)
渡辺えりさんはすぐ気づいたけど
(まんまだったけど、キャラと合っていたので雑味にはならず◎
芝居は勿論巧いので◎)
他の方もプロかアマか、全然分からない程の仕事っぷりでした。
吹き替えver苦手ですが、本職の方に混ざって浮いてしまっているキャストもなく、どのキャラも自然で違和感なかったので良かったです。
永尾柚乃ちゃん上手でした!
両親を亡くしたナニとリロ姉妹。
まだ幼いリロとの生活を守る為に頑張るナニの姿に感動したし感心したし応援して観ていた。
トゥトゥやデイヴィッドが親身になって助けてくれるけど、リロがトラブルを起こすので、ナニは本当に大変そうでした。
今朝の私なんてまだまだだったわ。
リロの淋しさやナニの頑張りが分かるだけに、ここに厄介そうだゾ!あの"破壊生物"が絡むとどうなるんだろ〜と興味津々でした。
銀河から逃げてきたスティッチは、最初、保身の為にリロに近づくんですね!
子供向けだと思っていたので、その設定には驚いた!
だけど、淋しかったリロには嬉しい出会いに。。
2人の間に芽生えた友情愛情が育っていく過程や、ラストに向けての展開は想像通りだったけど、それで良いと思わされた。
だってそう望む自分がいた。
リロもスティッチも離れ離れにならず、ナニ個人の幸せも尊重されたシナリオだったので、とても嬉しかったです。
扱いがちょっと大変そうだったけど、あのマシーンがあればいつでもハグ出来る!
皆んなの幸せそうな姿が見られて嬉しかったです。
私も怒ってばかりじゃダメだなと少し反省。
誰1人欠ける事なく揃って健康で。
何て幸せなんだ!
オハナ大切〜!!
そして、リロ役のマイヤちゃんの可愛らしさにノックアウトされました。
あのオハナお鼻がキュートで抱きしめたくなる愛らしさでした。
ナニ役のシドニーちゃんも美しい心の持ち主、素敵なハワイアンガールを好演。
カウアイ島にも行ってみたくなりました。
で。。1つだけ。。
リロはちゃんと謝れたシーンがありましたが(お友達は納得していなかったみたいだったけどw)
スティッチを介してお友達とも仲良く遊ぶ、笑い合えたシーンも入れて欲しかったな。
(バッテリーで動く電動乗用車!うちにも赤のフェラーリありましたw)
そうそう子の感想は。。。
「スティッチって。。。
重いの?!体重何キロ?!」
でした(°▽°)
予想は50キロだそうですw
○おまけ○
ジャンバ博士とプリークリーが人間をスキャンして変身!
最初の方歩き方や動きがギクシャクしていて。。
「MIB」の昆虫型エイリアンみたいだった
Σ('◉⌓◉’)
ナニの苦労するシーンが多い
リロ&スティッチの実写映画
シリーズの内容はまったく知らず完全に初見です
作画はかなりいいと感じた
宇宙で人工生命のスティッチが
ひょんなことから地球にたどり着き
変わり者で周囲に馴染めない孤独な少女リロと出会い暮らしていく
そして宇宙から科学者たちが
スティッチを回収しようとして
地球に潜り込む
スティッチは科学者たちは
「地球人」を巻き込むことを避けるので
リロの飼われることによって
回収する奴らから逃げようとする
リロは姉のナニと暮らしているが
両親が早くに亡くなったために
リロがイタズラ好きなことと
さらにスティッチをペットとして買ったことで
かなり仕事などでトラブル続きなので
苦労が絶えなくなっているように思った
大人にとってはナニの苦労のほうに
共感してしまうかもしれない
最後はスティッチを回収しにきた科学者を返り討ちにするが
悪党かどうかは微妙な感じなストーリーなので
あまりカタルシスはない
目頭が熱くなりました
ど直球のスティッチ世代です。
ここ数年のディズニー実写化の中でも、アラジン程とは行きませんでしたが素晴らしい出来でした。
映像美、音響はもちろん、リロとスティッチが最初に抱き合うシーンで鳥肌が立ちました。
要所要所の名シーンで幼少期の思い出が蘇り、スティッチが息を吹き返した後連れていかれそうになるシーンで、目頭が熱くなりました。
ストーリーや仕掛けもちゃんと現代に沿ってアレンジされており、違和感なく観ることができたと思います。
吹き替えだけじゃなくて字幕でも観たかったのと、もう少し再現度が高ければ⭐︎5にしたい作品でした。
大人も楽しめる!
昔、アニメ版のスティッチ見ました。
作られた生物兵器が、家族のあたたかさを知る。そんなお話。
昔スティッチと云うキャラクター大好きだったので、ちょっと補正かかってるかも知れませんが、単純に友達もいない、親もいないリロ。
スティッチと云う、頭は良いが、破壊衝動のあるエーリアンが出会い家族になる。
これだけでなんか凄い良い話。
スティッチが愛護施設に帰るところと、海の中で手を離すところ、泣きましたよ。
スティッチが改心していくところが薄い?そんな感じは否めないが、いい映画である事は間違いない。
スティッチかわいいです。
家族とは、相手の大切な何かに気づき、それを守るために命を賭けられる絆を有するものだと思う
2025.6.12 字幕 MOVIX京都 Dolby Cinema
2025年のアメリカ映画(108分、G)
原作はDean DeBloisの『Lilo & Stitch Franchise』
リメイク元はクリス・サンダースのアニメ映画『リロ&スティッチ(2002)』
凶暴な宇宙人と孤独な少女の出会いを描いたファンタジーコメディ映画
監督はディーン・フライシャー・キャンプ
脚本はクリス・ケカニオカラニ・ブライト
物語の舞台は、ハワイにあるどこかの島
6歳の少女リロ(マイア・ケアロハ)は、年の離れた姉ナニ(シドニー・アゲドン)と二人で暮らしていた
両親はすでに他界し、ナニが法的な保護者として彼女を育ててきたが、リロは母親として振る舞うナニに反発していた
リロはイタズラをすることで周囲から浮いていて、フラダンス仲間のマートル(エメリー・ホーカノ=ブリエル)とも険悪の仲だった
彼らの隣には心優しいトゥトゥ(エイミー・ヒル)が住んでいて、彼女の息子デイヴィッド(カイポ・デュレイド)はナニに恋をしていたが、相手にされていなかった
ナニは海洋学の大学に合格し、学費も免除になるほどの秀才だったが、リロを育てるために辞退しようと考えていた
ある日のこと、フラダンスの発表会に遅刻したリロは、ナニが見にこなかったことをやじられて、マートルを蹴り飛ばしてしまう
それによって、発表会は台無しになり、全てが終わった頃にナニはやってくる
リロはナニを待つことなく帰宅し、部屋の前に「Go Away!」と張り紙をして、引きこもっていた
一方その頃、はるか遠くにあるケルティアン銀河では大規模な評議会が行われていた
それは科学者のジュンバ(ザック・ガリフィアキナス)が「試作品626号」を生み出したことで逮捕されていて、危険な試作品を銀河から追放しようと言う決議が採択された
その行き先は地球に指定されていて、水成分を含むと試作品はそれを吸い込んで海中に沈んで死んでしまう
これで一件落着と思いきや、まさかの陸地に着地してしまったことで、評議会の議長(声:ハンナ・ワディンガム)は、ジュンバに626号の回収を命じ、地球に詳しいエージェントのプリークリー(ビリー・マグヌッセン)がお目付け役として同行することになったのである
映画は、2002年に公開されたアニメ映画の実写リメイク作品で、当初は配信専用で作られる予定だった
それが先の色んな作品の大敗によってスクリーンに登場し、久々の大ヒットとなって日本上陸となっていた
昨今のディズニー作品はポリコレ色が強かったのだが、本作は自然な配役で無理な設定もなく、強すぎるメッセージもない
ただし、完全に子ども向けの作品なので、大人が見て面白いかはなんとも言えない部分があった
リロとスティッチ(試作品626号)との追いかけっことか、友情が育まれる様、スティッチが家族と言う概念を理解していく様子が描かれているのだが、あくまでも子どもに訴えかけるように作られている
本作における家族の定義は、一緒に住むことではなく、相手の大切に思っているものを理解し、それを助けてあげると言うもので、自己犠牲で生き方を歪めることではない
ラストでは、リロをトゥトゥに預けると言う選択がなされるものの、この選択が最初から除外されていたのはナニの意固地なのかはわからない
おそらくは、両親を亡くしたことでナニに責任がのしかかっていて、それで何も見えていない状態だったのだろう
それを踏まえると、前半の段階でトゥトゥの差し伸べる手を拒絶するとか、そこに至る決意の強さと言うものを示した方が良くて、それがあってこそのラストの選択に繋がると言える
わかりやすいのは福祉局のケコア(ティア・カレル)とのやりとりの中でその可能性を否定させる、と言うエピソードを挿入することかな、と思った
いずれにせよ、字幕版の上映がほぼない作品で、やむなくDolby Cinemaで鑑賞したが、その意味はほとんどなかったと思う
吹替版がキライというわけではないが、吹替版には定番のお笑い芸人の器用とか、謎の邦楽がテーマソングになったりするのでなんだかなあと思ってしまう
それゆえに字幕で観るというのが習慣になっているが、ここまで字幕版がないと「配信まで待つ」という層が一定数はいるように思う
映像に関しては、キュートでモフモフが再現されていて良かったと思うが、Dolby Cinemaでも画面がすごく暗く感じたので、可能なら映像に特化したI MAXとかの方が良いのかもしれません
実写はこうで良いんですよ。
ありがとうスティッチ。可愛かったよ!!!アニメ版と比べると大分マイルドな破壊衝動スティッチと個性が爆発し過ぎて孤立しているというより両親を突然亡くした子に対してどう接して良いか分からない同年代の女の子達とのギクシャクなリロ。居なくなったガントゥ、追加された中年女性2人。改悪というより時代に合わせた改変という印象でした。アニメ版のリロとナニが2人でどうにか頑張って加えてスティッチの破壊衝動に振り回され家庭崩壊していく様は余りに可哀想だけど、実写版のヤングケアラーが頑張るけどそんなに頑張らなくて良いんですよって手を差し伸べてくれる大人がいること、やりたいことを諦め無くて良いんだよっていう選択が出来るのは時代の変化なのだなっと感じました。
残念だった点はみにくいアヒルの子エピソードカット、ガントゥ消失、リロに対してめっちゃ苛めっ子だったメガネちゃん消失、プリークリーの女装全面カットというより人間に擬態、家事するスティッチカット(洗濯時にナニのブラ(水着?)を耳当てにしてマントしてはしゃぐスティッチ可愛くて好きだったのとケーキ焼く姿も可愛いんだけど無かった)
うあーっ!スティッチ可愛いーー!ありがとー!と心がホッコリ致しました。大人も子供も楽しめる良い映画だと思います。マイナス分は個人的に大好きなスティッチ家事シーンが無かった分です。
んんー、微妙。これが全米が泣いた??
原作大ファンで何回も見ていて、駄作続きのDisneyですが今回前評判も良かったので見てきました。
スティッチは可愛く配役も悪くは無かったです。
音楽も最高。
てますが色々と省かれていて主要キャラの設定も帰る意味があるのかと思える様な些細な変更等もありで…
ガントゥーも出てこないし、ジャンバの扱いも微妙。
スティッチはただの悪ガキレベルで、全てを破壊し尽くす凶悪モンスターでも何で無くて
家族や愛情を育む過程もかなり、かなり薄っぺらくて途中から飽きてしまいました。
なんで不必要な設定変更とかするんですかねDisneyは。
期待していただけにショックでした。
原作が伝えたかった事が何ひとつ表現されていませんでした。
これはこれでいいと言い方が多いですが、映画館まで行って見る価値は無かったなと感じました。
オリジナルとはどんぐりの背比べ
吹替版で鑑賞。
ストーリーは2002年公開のオリジナルとほぼ一緒。
賛
ナニの暴力的な描写が減ってたのは良い改変だと思う。2002年版の冒頭でナニがコブラの車を怒りに任せて蹴るシーンでかなり嫌悪感を抱いただけに、そこがなくなっているだけでもかなり好意的に捉えられた。
否
スティッチがずっと暴れて姉妹の手を煩わせるパートはオリジナル版から変わらず尺が長い割に起伏が少なく退屈。
映像は、アニメ版に比べて悪くなっている印象。ジャンバやプリークリーのデザインはアニメだから見ていられるデザインなのであって、実写に落とし込めば質が落ちるのは当然だと思う。
ジャンバが徹底して悪として描かれているのもあまり好きにはなれない。リロを誘き出すために部屋中に飾ってある思い出を壊していくシーンとか結構胸糞悪かった。
原作(アニメ版)は観てから行かない方がいいかも…
原作はリアルタイムで3作品(初代、スティッチ、リロアンドスティッチ2)まで視聴済み。
この機会に一作目は前日に予習してから観に行きました。
また、海外で「結末や細かい改変に賛否が生まれている」と聞き、
事前に国内外のレビュー動画を賛否どちらとも合わせて10本くらい観ております。
結論からいうと、「前日にアニメ版見なきゃ良かった(初代の記憶がぼんやりしたままで言った方が楽しめた)かもしれない」という感じです。
大小さまざまな改変があって「改変する事」それ自体には何も思わないのですが、
本作の改変が「それ必要だった?」っていちいち思わされるので非常にノイズです。
いくつか気になったポイントを列挙します。
◯スティッチのキャラクター造形と心情の変化
→スティッチ(もともとの名前は試作品626号)はジャンバ博士によって作られた「破壊衝動を備えた非常に強力で凶暴な生物」
…ってところまでは概ね同じなんですが、地球についてからの行動は最初から破壊的じゃなくて、
ただ欲求に従って動いてるようにしか見えませんでした。
(「ただケーキを盗み食いしただけじゃんw」って思えます)
その後も原作にリロに言われた「たまには壊すんじゃなくて何か作ってみれば?」ってセリフとその周辺のシーン(結局は作ったものを怪獣映画を再現しようとして破壊した)も無くなってて、あんまり「凶暴な生物」までは見えません。
また、「自分には本物の家族がいない」と知る原作でも屈指の名シーンが何故か削られてます。
「みにくいアヒルの子」の本を読むシーンもアヒルの親子を見かけるシーンも無くなって代わりにカエルの家族?を見かけるシーンに謎に改変されています。
(っていうかカエルの子はオタマジャクシじゃね?w)
原作では「分子構造上水の中では生きられない(泳げない)」って設定も何故か「重くなってしまう」というちょい足しの設定も意味ありました?
ラストシーンで「ナニが決死のレスキューをする」ためだけに追加されたようにしか思えませんでした。
◯ガントゥを完全カット
ここら辺は事前にアナウンスがあったようですが、原作のヴィラン(になる)ガントゥ大尉が完全に消し去られてしまいました。
これによりジャンバ博士が途中でヴィラン化するのですが、
原作だと主要キャラになるエイリアン達は「各々が使命や司法取引を目的として626号の捕獲に臨む」という非常に合理的かつ納得のいく行動原理でした。
なおかつ原作の一作目で銀河連邦の軍をクビになったガントゥはヴィランとしてその後も活躍していくのですが、ガントゥがいなくなりこの先続編を作る上でかなり新しいプロットを考えなければならなくなりました。
加えてジャンバ博士もヴィラン化する原因が「銀河連邦の議長に急かされた挙句「任務達成のタイムリミットが迫ったので『銀河連邦に反旗を翻す』」という暴挙に出ます。
これも続編以降の「ジャンバ博士がリロ達のオハナ(家族)になり、彼が逃がしてしまったスティッチ以外の試作品達を探す上での解説役になる」という路線も、
かなり難しい「言い訳」を考えなければならなくなりました。
◯ナニのキャラ造形と周辺の状況
これは他のレビュアーさん達が賛否どちらにせよ必ず議題に挙げてた場所ですね。
結末が「ナニは隣人にリロを養子縁組して大学に行く」という形になりました。
それ自体は(「オハナってセリフが軽く見えてあまりいい気はしませんが)良しとしましょう。
あとそもそもナニが「成績優秀でサーフィンもトロフィー貰うほど上手かったし、海洋生物学を専攻できる大学から学費免除で入学を打診されていた」というスーパー優秀な設定が追加されているのですが、
「結末を変えるために逆算してこの設定追加してない?」と思ってしまいました。
あとは彼女が抱える「ヤングケアラー」問題。
原作だと「スティッチが加わった事によって家事などをする人手が増えて留守をスティッチに任せて働けるようになり、デイヴィットともいい関係になってリロもナニも生活は充実、万事解決」というこれはこれでとんでも解決でしたが、
これも「スティッチは高度な知能を備えている」という設定や続編の展開に活かされているのでまあ良しとしましょう。
ただ、今回の結末(大学に行く)というところまでは良いとして、
「ヤングケアラー問題」がそう簡単に解決できない問題として、
「周囲の誰も頼れないから例え要介助者やきょうだいを誰かに肩代わりしてもらっても「1人で生きていかないといけない大変さ」は残る」というところがあると思うんですけど、
そもそも本作の冒頭時点でその部分はナニは7割方解決できてるんです。
それが本作で追加された「ナニの隣人という設定になったデイヴィッドとその母のトゥトゥ」という改変。
ナニはリロの世話の一部をトゥトゥに預けてますし「頼れる人」がいるんです。
ちなみに原作では「数少ない頼れる人」の中にデイヴィッドがいたのですが彼が何故か「空気の読めないボンクラ」というキャラ造形に変わってます。
そして「離れ離れになってしまう」という設定も貧しさゆえの葛藤や達成の難しさだと思うんですが、
なぜか最後にリロはタブレットとかいう高級品を持っていてナニと通話し、
なんなら(おそらく誰の許可も得ていない)銀河連邦産のポータルガンを使ってナニはリロの家に簡単に帰ることができました。
これは「ヤングケアラー問題に対しての回答が原作の『家族が1人増えた』より安易じゃない?」と非常にモヤモヤしました。
◯コブラ・バブルスの経歴
原作だと「福祉局の局員なんだけど実は元CIAの諜報員で銀河連邦の議長とも顔馴染み」という設定でしたが、
なぜか福祉局員役が別にケコアというキャラを当てて、バブルスは「現職のCIA諜報員で福祉局員の重役になりすます」という謎の改変が為されます。
これによって原作では最後の方で「リロとスティッチが離れ離れにならないよう知恵を回して手助けする」という粋な計らいがなくなり、
「実はCIA諜報員だったのか!」という驚きもありません。
なんでキャラを分割したのかよくわかりません。
そもそも議長がスティッチをリロ達に預ける理由が「地球の契約にみだりに干渉してはいけないという理由ができてしまった」ではなく、
ただ「情に流された」だけです。
この辺は「改変する上での作り込みが甘い」という他ありません。
あと予算の関係か「宇宙船でのドッグファイトによる救出劇」が無くなって、
「宇宙船に対して地球の自動車で行方を追う」という非常に地味な絵面になりました。
地球の乗り物で考えても飛行機に車で追いつけるわけねーだろw完全にスティッチとリロが墜落させてなきゃ終わってただろww
全体的にバブルスの活躍や「福祉局員としての威圧感」が無くなってつまんないキャラになりました。
他にも「ギャグシーンが笑えないしあんまギャグシーンもないしつまらない」とか、「法を犯したり人のテーブルに置いてあるもの盗んでオブジェを作ったりと前半のリロが不快」とか言いたいことはありますが、
これだけは言えます。
「アニメ版見た方が時間も物語もタイトでコンパクトに収まっててちゃんと説得力あるし、面白いよ」
スティッチは確かにかわいいけど、、
スティッチというキャラの可愛さ、いたずらの面白さを楽しみたい人にはとてもおすすめです。モフモフなスティッチが動き回っているのは非常にキュートでした。実写ならではのいたずらの数々も面白く、笑い合うリロとスティッチは純粋に可愛かったです。ずっとそのまま仲良しでいてほしい。キャスティングもキャラのイメージを崩さずとても良かったと思います。ハワイアンローラーコースターライドとリロの歌のリメイクもファンとして嬉しかったです。
ただ、ストーリー重視だった私は率直に言ってがっかりしました。色々とモヤモヤしています。
まず、リロとナニの家庭崩壊の描写がマイルドで、原作のリロの友達と馴染めない空気、手作りの人形に「虫が耳に卵を生んで2、3日しか生きられない」という設定をつけてしまうような、圧倒的にズレていると感じさせる描写が少なかったように思います。また、スティッチの破壊本能も薄れてしまっているというか、ただのヤンチャないたずら、のようになってしまっている。さらに今作にはみにくいアヒルの子の絵本が登場しません。これらの改変によって後半のリロやスティッチの変化、成長が見えづらく、「愛を知らないエイリアンと愛を無くしたひとりぼっちの少女」というキャッチコピーにも沿わなくなってしまったように感じます。
リロの「本当の友達が欲しい」という願いを叶えるためにおそらく金銭的にも余裕のない中でペットを飼おうとするナニの愛情、破壊という存在意義を失ったスティッチが虚無感を抱き、みにくいアヒルの子と孤独を抱えた自身を重ね合わせ「ボク迷子」と彷徨う、そのスティッチが学んだ「オハナは家族、家族はいつもそばにいる」という愛情、その愛情に動かされるナニやジャンバ、リロとナニを引き離そうとしているように見えて実際は2人の環境を良くするためにとても考えてくれているコブラ・バブルスの存在(スティッチを買ったんだろと助言してくれるところも笑)
そういった原作の好きだった部分、物語上大切だと感じていたシーンがごっそりなくなってしまいました。そもそもガントゥがいないし、リロとナニを連邦の保護下に置くことで共に暮らせるようにしてくれる議長もないし(結果バラバラに暮らす)、よく分からないお隣さんもいるし(良い人だけど)、コブラも必要だったか?という程度の出番しかなく何もしてないし、デイヴィッドももっとナニとリロのために沢山力を貸してくれる良い奴なのに、、、何よりジャンバは本来愛のある、愛されるべきキャラクターのはずです。そうあるべきでした。
そういった原作との違いを無視しても、映画としてなんだか全体的に間のとり方というか、テンポ感がいまいちで、見ている側の感情が乗っかりにくい印象です。
最後のシーンでスティッチがリロを助けるために死を選ぼうとする展開は感動しましたが、その程度です。アニメから実写になってるわけですし、求められるリアリティも違う、時代も変わってるので改変するなとは言いませんが、あまりの変わりようで私のような原作こそ最高!というタイプの人間には向かなかったようです。マスコットとしてのスティッチを楽しみたい人、原作未視聴、別作品として楽しめる人には普通に面白い映画なんでしょう。
あと謎に絶賛ムードがあるのもモヤモヤの原因かも。
予告編の時点での期待値が高かっただけに残念です。字幕、吹替、4DXと最低3回は見るつもりでしたが、1回見てもういいかな、と思ってしまいました。
字幕の上映館を増やそう‼️
とにかく字幕上映が少なすぎる‼️ "吹き替え絶対観ない派" の私としてはアニメーションやディズニー作品はなるべく初週に観に行かねば・・・‼️「リロ&スティッチ」の実写映画化なんですが、最近のディズニーの実写化の中では一番良く出来てますね‼️基本的にストーリーは同じなので、同じストーリーを二度観せられるキラいはあるんですけど、スティッチを監視する二人組のエイリアンのキャラ設定(人間に擬態する)、クライマックスの宇宙船の墜落スペクタクルからの海中シーン、リロ&ナニを演じる女優さんたちの魅力、そしてCGで表現されたモフモフのスティッチの可愛らしさが素晴らしい‼️
最近の実写では割とよかったのでは。
昨今の実写化ブームの金字塔はアラジン。それ以外は認めてないなかなか過激思考。
思ってた以上に良かった。
なぜジャンバ博士はああなってしまったのかと思ったけど、人によってはまぁ闇落ちしてもおかしくないよなぁ…と振り返って納得。
ナニにピントがあった話に感じた。うん。めちゃくちゃ良かったじゃん。
でも、今回はトゥトゥ役の方とと渡辺えりさんが大優勝。
国を超えてあんなに似ることあるんだねwwwww
実写になっても“オハナ”は一緒
ディズニーアニメ実写化として目も当てられない大コケしてしまった『白雪姫』。
さすがに2作連続でコケはしない。早速本作で挽回。現在世界中で大ヒットばく進中。世界累計10億ドルオーバーは固い。(批評面は可もなく不可もなく)
これが本来のディズニー。『白雪姫』だって素材は悪くない。余計な新解釈が悪かっただけ。
でも、キャラや企画の違いもあるのかなぁ…。だって、本作の予告編を見た時から誰もが思った筈。
あのモフモフ感。触りたい! そりゃあ作品も観たくなる。
ディズニーキャラ屈指の暴れん坊、スティッチが実写になって帰ってきた!
2002年(日本では2003年)に公開されたオリジナルのアニメ版。
2000年代半ば、2度目の低迷期を迎えたディズニーで改心のヒット。爆発的な大ヒットとはならなかったが(アカデミー長編アニメも『千と千尋の神隠し』が受賞)、その後人気は衰えず、特にスティッチのキャラ人気はミッキーやプーさん匹敵の一人歩きしたほど。
おそらくオリジナルは公開時見たっきり。先日の金ローでお復習兼ねて流し見感じで鑑賞。久々に見たけど、結構ちょいちょい覚えてた。
実写化になると+αな新設定や要素や展開が常。今回も。
でも、概ねオリジナル通り。そこは崩しちゃいけない。それをやっちゃったのが…まあしつこく言うまい。
話の馴染み易さ、分かり易さもディズニーの魅力なのだ。
でもやっぱり、実写スティッチのモフモフ感!
アニメ版ではモフモフふわふわって感じはちと乏しかったので、これは実写ならではのこだわり。毛一本一本に至るまで、よくぞここまで。ああ、触りたい!
変わらぬのがユニークなキャラ個性。見た目は可愛いのに、とにかく手の付けられない暴れん坊。だって、宇宙の自称天才マッドサイエンティストが造った破壊生物!
実際に遭遇したらさすがに勘弁。ナニやリロには同情だけど、見てるこちらとしてはスティッチの暴れっぷりは愉快。
ほぼ不死身(水だけが苦手)だからどんなにビームを当てられても、叩き付けられても、車に轢かれようとも、へっちゃら! 何か痛快。
そんでもってドタバタリアクションが見ていて楽しい。
実写になってもスティッチは困ったちゃんで堪らなくキュート! こりゃまた人気が加熱するわ。
そんな破壊生物だったスティッチが…。
実写スティッチに負けないくらい、リロ役のマイア・ケアロハがキュート。
オーディションで選ばれ、本作で映画(演技)デビュー。愛くるしいリアクションや達者な演技。よく見つけたね。
自身ハワイ生まれで、ハワイ先住民の血を引き、フラダンスも親しむ。まさにTHEリロ!
ナニ役のシドニー・エリザベス・アグドンもハワイ生まれだが混血で、キャスティングにいちゃもんあったそうだが、充分魅力的。
このハワイアン姉妹のみならず、『リロ&スティッチ』って意地悪な言い方すると、現在のポリコレディズニーにとっては最高の素材。
ハワイという独特な文化が描かれ、登場人物のほとんどが有色人種。白人キャラを黒人にしたり褐色肌の女優が演じる必要もない。ありがとう、オリジナル『リロ&スティッチ』!
(でも昨今ディズニー実写化でやってきたキャラの人種設定変更って、リロやナニを白人俳優が演じるのと同じ事だからね)
実写になって良かったもう一つ。ハワイの風土をより感じるようになった事。
陽光、海、波風、大自然…。
ハワイ音楽も心地よく、ハワイの文化や風習。
ナニとリロがフラを通じて思いを伝える。我が福島にも有名なフラガールが居て、ここはグッとくる。
日本人にとっては昔から特別な憧れの地、ハワイ。さすがにハワイまでには行けないけど、今年は久々にスパリゾートハワイアンズに行きたいなぁ…。
実写になって腑に落ちない点も。
ジャンバとブリークリーのエイリアンコンビが変装して人間に。見た目の問題? コストの問題?
隣のおばさん。アニメにいたっけ? まあナイスキャラだったけど。
その分アニメでは頼れる優しい恋人だったデヴィッドがナニに片思いしている優しいけど頼りなさげな恋人未満になっちゃってるけど。今のディズニーでは女性が逞しく、頼れる優しい恋人もご法度(…なの?)。
福祉局員と思いきや、正体はCIAエージェント。MIBなバブルスのキャラが二人に分担。福祉局員の方はアニメでナニの声を担当したティア・カレルが演じサプライズだが、CIAエージェントとしては随分薄っぺらく…。見た目は厳ついけど心優しい面もあるオリジナルのバブルスのキャラが好きだったので、残念…。
ラストの展開もちと違う。ジャンバとの敵対は同じだが、アニメではリロ救出に手を貸し、そこまで悪い奴ではなかったのに、この実写では完全ヴィラン(アニメでは別の追っ手がいた)。彼だけ“オハナ”になれなかったのは何故…?
その他細かく見れば気になる点多々あるが、あの実写版に比べれば及第点でしょう。
『リロ&スティッチ』が愛される理由は普遍的な“オハナ”の物語だから。
両親を亡くし、姉妹二人。が、喧嘩ばかり。ナニは母親代わりとして奮闘すればするほど。リロはまだわがまま甘えたい盛り。姉妹の気持ちが伝わらない…。
ママとしてのナニは嫌だけど、お姉ちゃんとしてのナニは好き。ある時の仲直りが良かったなぁ…。
そこに現れたトラブルメーカー。ナニはリロに手を焼くが、リロはスティッチの躾に手を焼く。そうやって姉の気持ちも分かっていく。
破壊生物だったスティッチの中に心が生まれ、“オハナ”を繋ぐ。“スティッチ”には“繋ぐ”という意味もある。
姉妹愛。
ハワイ皆と全てが“オハナ”。
変わった変わった“オハナ”がもう一匹(人)。
見る我々も“オハナ”になる。
アニメでも実写になっても、楽しさや“オハナ”はずっと一緒。
【地球外生命体の違法な遺伝子操作をされた実験体、6265号。両親を亡くした姉妹の家に”変な犬”として飼われ大騒動を起こすも家族の絆を取り戻す役割を果たすの巻。チョイ、投げやりレビュー。】
■両親を亡くし、姉ナニと暮らすリロ(マイハ・ケアロハ)は、動物保護センターで引き取った変な犬を引き取り、車の中で暴れシートを引き裂いたために”スティッチ”と名付ける。
”スティッチ”は実は、地球外生命体の違法な遺伝子操作をされた実験体、6265号であり、エイリアンたちが人の身体になって取り戻そうと、大混乱になるのであった。
◆感想<Caution!やや内容に触れるとともに、自意識過剰なる男パート2目線で記すの巻。>
・えーっとね。
今作はアメリカネズミが運営する会社の最新作って事で、子供さん向けカナ、食べっ子ナンチャラとおんなじ感じかな?と思ったら、予約した時のスクリーンが一番デカイスクリーンで、”矢張り、アメリカネズミが運営する会社の映画は人気だなあ。”と思いつつ、ど真ん中よりかなり前のいつもの席を予約する。
・そして、今日行ったら、一席明けた両隣は綺麗なお姉さんコンビ。席の入りは、箱がデカいので3割って所かな。マア、私の居住区では普通よりも可なり多い。
序でに”このお姉さんたちは、年に5回はアメリカネズミランドに行くんだろうなあ。あんな人混みのどこが良いんだろ?”とか大変に失礼な事を勝手に思いながら、客電が落ちるのを待つのであった。
(アメリカネズミランドに何かある訳ではございません。只、並ぶのが嫌なだけです・・。)
・物語は、万民向けで分かりやすく、リロを演じた多分ハワイ系のマイハ・ケアロハさんも可愛らしい。けれども、腹の中が真っ黒のオジサンは”あんな可愛い子が演じているのに、そして、きっと何千人の中から一人選ばれただろうに、”アメリカネズミのポリコレ映画”とか、書く奴がいるんだろうな・・。”などと、余計な事を少し考えつつ、基本楽しく鑑賞する。
・”リロを育てなきゃ!”と頑張るナニ。ケレド、ナニは、ホントは海洋生物額を学びたいのに。序でに、お金もないのでビンボー。チョイ、可愛そうなのだが、チョイチョイコミカルシーンが入るのである。
・だが、私がくすっとなったシーンでも笑いが起きないし、チビッ子も静なのである。両隣のお姉さんも笑わない。あれれ?
”スティッチ”の声を担当した山寺宏一さんが、先日観た”食べっ子ナンチャラ”のぺがさすちゃんの声を担当した高石あかりさんのキレイな声とは対極の、ガッサガサの掠れ声で頑張っているのになあ・・、(流石です。山寺宏一さん。あんなガッサガサの掠れ声は、貴方しか出来ません!)と思いつつ、観賞続行。
・でもって、”スティッチ”のお陰で、海洋生物学を学びたいお姉さんを、無事に大学に送り出し、”スティッチ”を取り戻しに来た、開発者をバイキンマンの如く放り投げ、地球外生命体の一番エラソーな梅干を縦に引き伸ばしたような顔のオバサンの粋な計らいで、”スティッチ”と地球LOVEになったエイリアンもそのまま地球へ残るのであった。
<今作は、”スティッチ”が、何だかんだ在りながらも、家族や、仲間の絆を取り戻す存在になったというお話でした。あの、何処でもドアみたいな機械は欲しいと思ったな。可笑しかったし。チョイ、投げやりレビューである。じゃーね!>
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