リロ&スティッチのレビュー・感想・評価
全183件中、121~140件目を表示
んんー、微妙。これが全米が泣いた??
原作大ファンで何回も見ていて、駄作続きのDisneyですが今回前評判も良かったので見てきました。
スティッチは可愛く配役も悪くは無かったです。
音楽も最高。
てますが色々と省かれていて主要キャラの設定も帰る意味があるのかと思える様な些細な変更等もありで…
ガントゥーも出てこないし、ジャンバの扱いも微妙。
スティッチはただの悪ガキレベルで、全てを破壊し尽くす凶悪モンスターでも何で無くて
家族や愛情を育む過程もかなり、かなり薄っぺらくて途中から飽きてしまいました。
なんで不必要な設定変更とかするんですかねDisneyは。
期待していただけにショックでした。
原作が伝えたかった事が何ひとつ表現されていませんでした。
これはこれでいいと言い方が多いですが、映画館まで行って見る価値は無かったなと感じました。
オリジナルとはどんぐりの背比べ
吹替版で鑑賞。
ストーリーは2002年公開のオリジナルとほぼ一緒。
賛
ナニの暴力的な描写が減ってたのは良い改変だと思う。2002年版の冒頭でナニがコブラの車を怒りに任せて蹴るシーンでかなり嫌悪感を抱いただけに、そこがなくなっているだけでもかなり好意的に捉えられた。
否
スティッチがずっと暴れて姉妹の手を煩わせるパートはオリジナル版から変わらず尺が長い割に起伏が少なく退屈。
映像は、アニメ版に比べて悪くなっている印象。ジャンバやプリークリーのデザインはアニメだから見ていられるデザインなのであって、実写に落とし込めば質が落ちるのは当然だと思う。
ジャンバが徹底して悪として描かれているのもあまり好きにはなれない。リロを誘き出すために部屋中に飾ってある思い出を壊していくシーンとか結構胸糞悪かった。
まぁ普通に面白いかも
原作(アニメ版)は観てから行かない方がいいかも…
原作はリアルタイムで3作品(初代、スティッチ、リロアンドスティッチ2)まで視聴済み。
この機会に一作目は前日に予習してから観に行きました。
また、海外で「結末や細かい改変に賛否が生まれている」と聞き、
事前に国内外のレビュー動画を賛否どちらとも合わせて10本くらい観ております。
結論からいうと、「前日にアニメ版見なきゃ良かった(初代の記憶がぼんやりしたままで言った方が楽しめた)かもしれない」という感じです。
大小さまざまな改変があって「改変する事」それ自体には何も思わないのですが、
本作の改変が「それ必要だった?」っていちいち思わされるので非常にノイズです。
いくつか気になったポイントを列挙します。
◯スティッチのキャラクター造形と心情の変化
→スティッチ(もともとの名前は試作品626号)はジャンバ博士によって作られた「破壊衝動を備えた非常に強力で凶暴な生物」
…ってところまでは概ね同じなんですが、地球についてからの行動は最初から破壊的じゃなくて、
ただ欲求に従って動いてるようにしか見えませんでした。
(「ただケーキを盗み食いしただけじゃんw」って思えます)
その後も原作にリロに言われた「たまには壊すんじゃなくて何か作ってみれば?」ってセリフとその周辺のシーン(結局は作ったものを怪獣映画を再現しようとして破壊した)も無くなってて、あんまり「凶暴な生物」までは見えません。
また、「自分には本物の家族がいない」と知る原作でも屈指の名シーンが何故か削られてます。
「みにくいアヒルの子」の本を読むシーンもアヒルの親子を見かけるシーンも無くなって代わりにカエルの家族?を見かけるシーンに謎に改変されています。
(っていうかカエルの子はオタマジャクシじゃね?w)
原作では「分子構造上水の中では生きられない(泳げない)」って設定も何故か「重くなってしまう」というちょい足しの設定も意味ありました?
ラストシーンで「ナニが決死のレスキューをする」ためだけに追加されたようにしか思えませんでした。
◯ガントゥを完全カット
ここら辺は事前にアナウンスがあったようですが、原作のヴィラン(になる)ガントゥ大尉が完全に消し去られてしまいました。
これによりジャンバ博士が途中でヴィラン化するのですが、
原作だと主要キャラになるエイリアン達は「各々が使命や司法取引を目的として626号の捕獲に臨む」という非常に合理的かつ納得のいく行動原理でした。
なおかつ原作の一作目で銀河連邦の軍をクビになったガントゥはヴィランとしてその後も活躍していくのですが、ガントゥがいなくなりこの先続編を作る上でかなり新しいプロットを考えなければならなくなりました。
加えてジャンバ博士もヴィラン化する原因が「銀河連邦の議長に急かされた挙句「任務達成のタイムリミットが迫ったので『銀河連邦に反旗を翻す』」という暴挙に出ます。
これも続編以降の「ジャンバ博士がリロ達のオハナ(家族)になり、彼が逃がしてしまったスティッチ以外の試作品達を探す上での解説役になる」という路線も、
かなり難しい「言い訳」を考えなければならなくなりました。
◯ナニのキャラ造形と周辺の状況
これは他のレビュアーさん達が賛否どちらにせよ必ず議題に挙げてた場所ですね。
結末が「ナニは隣人にリロを養子縁組して大学に行く」という形になりました。
それ自体は(「オハナってセリフが軽く見えてあまりいい気はしませんが)良しとしましょう。
あとそもそもナニが「成績優秀でサーフィンもトロフィー貰うほど上手かったし、海洋生物学を専攻できる大学から学費免除で入学を打診されていた」というスーパー優秀な設定が追加されているのですが、
「結末を変えるために逆算してこの設定追加してない?」と思ってしまいました。
あとは彼女が抱える「ヤングケアラー」問題。
原作だと「スティッチが加わった事によって家事などをする人手が増えて留守をスティッチに任せて働けるようになり、デイヴィットともいい関係になってリロもナニも生活は充実、万事解決」というこれはこれでとんでも解決でしたが、
これも「スティッチは高度な知能を備えている」という設定や続編の展開に活かされているのでまあ良しとしましょう。
ただ、今回の結末(大学に行く)というところまでは良いとして、
「ヤングケアラー問題」がそう簡単に解決できない問題として、
「周囲の誰も頼れないから例え要介助者やきょうだいを誰かに肩代わりしてもらっても「1人で生きていかないといけない大変さ」は残る」というところがあると思うんですけど、
そもそも本作の冒頭時点でその部分はナニは7割方解決できてるんです。
それが本作で追加された「ナニの隣人という設定になったデイヴィッドとその母のトゥトゥ」という改変。
ナニはリロの世話の一部をトゥトゥに預けてますし「頼れる人」がいるんです。
ちなみに原作では「数少ない頼れる人」の中にデイヴィッドがいたのですが彼が何故か「空気の読めないボンクラ」というキャラ造形に変わってます。
そして「離れ離れになってしまう」という設定も貧しさゆえの葛藤や達成の難しさだと思うんですが、
なぜか最後にリロはタブレットとかいう高級品を持っていてナニと通話し、
なんなら(おそらく誰の許可も得ていない)銀河連邦産のポータルガンを使ってナニはリロの家に簡単に帰ることができました。
これは「ヤングケアラー問題に対しての回答が原作の『家族が1人増えた』より安易じゃない?」と非常にモヤモヤしました。
◯コブラ・バブルスの経歴
原作だと「福祉局の局員なんだけど実は元CIAの諜報員で銀河連邦の議長とも顔馴染み」という設定でしたが、
なぜか福祉局員役が別にケコアというキャラを当てて、バブルスは「現職のCIA諜報員で福祉局員の重役になりすます」という謎の改変が為されます。
これによって原作では最後の方で「リロとスティッチが離れ離れにならないよう知恵を回して手助けする」という粋な計らいがなくなり、
「実はCIA諜報員だったのか!」という驚きもありません。
なんでキャラを分割したのかよくわかりません。
そもそも議長がスティッチをリロ達に預ける理由が「地球の契約にみだりに干渉してはいけないという理由ができてしまった」ではなく、
ただ「情に流された」だけです。
この辺は「改変する上での作り込みが甘い」という他ありません。
あと予算の関係か「宇宙船でのドッグファイトによる救出劇」が無くなって、
「宇宙船に対して地球の自動車で行方を追う」という非常に地味な絵面になりました。
地球の乗り物で考えても飛行機に車で追いつけるわけねーだろw完全にスティッチとリロが墜落させてなきゃ終わってただろww
全体的にバブルスの活躍や「福祉局員としての威圧感」が無くなってつまんないキャラになりました。
他にも「ギャグシーンが笑えないしあんまギャグシーンもないしつまらない」とか、「法を犯したり人のテーブルに置いてあるもの盗んでオブジェを作ったりと前半のリロが不快」とか言いたいことはありますが、
これだけは言えます。
「アニメ版見た方が時間も物語もタイトでコンパクトに収まっててちゃんと説得力あるし、面白いよ」
なんか薄いけど安心できる良作
スティッチのキャラクターだけ知ってたけど
それでもしっかりと楽しめた作品でした
なんか可愛いよねアイツ
本作は両親を亡くした6歳の女の子とお姉ちゃん、
脱走中の凶悪な性格した宇宙生物の家族愛と
宇宙生物を捕獲しにきた宇宙人とのおいかけっこを
ゆるりと描いた物語
明確な悪人はいないので安心して観られます
しかし…
これは本作に限った事ではないのですが…
物語における問題をおこす子役が好きになれないのです
特に幼さゆえの悪意のなさから全てを許されるタイプの子供が好きじゃない(ホームアローンのケビンとか)
だからリロが悪い子じゃないのは分かってるんだけど周りが振り回されて可哀想と思ってしまうのです
でもお姉ちゃんがいい事いってたな
『悪い子じゃない…でも時々悪いことをしちゃう』って
なるほどなぁ…お姉ちゃんは人間ができてるな
リロは幼いだけ
スティッチはエイリアンなだけ
そう考えれば周囲の被害も少しは許せるか(笑)…
しかし少しは反省した素振りくらいはして欲しい
物語の印象としては
ホームに帰らない凶悪なET👉👈
そう感じた作品でした
ちなみに吹替しかやってなかったので
吹替でみたけどやはりディズニーの吹替はうまい
ジブリ作品で感じる違和感がない
と思いました
実写と相性がいい
2025年劇場鑑賞167本目。エンドロール後映像無し。
最初銀河連邦議会みたいなシーンから始まるので、ジャー・ジャー・ビンクスでもいたら面白いのに、と思いましたが時代が違いますからね。しばらくCGアニメオンリーだったのでリロが出てきた時はうわ、実写みたい!と本気で思ってしまいました(笑)
思えばアニメを見たことがないのでキャラクターとしては知っていても、ストーリーやキャラクターの性格は知らなくて、ちらっとこの作品の感想を目にしたところ、スティッチのいたずらが見過ごせないみたいなのが多いのが気になりました。自分も物を壊すことで快感を得たり、何かをしようとして通り道の物を壊しても気にしなかったりするキャラが大嫌いなので、ちょっと不安だったのですが、スティッチは破壊をプログラムされた生物兵器という設定だったので、そういった存在が人が大切にしている物を大事にするようになる過程が描かれていて、全然不快ではありませんでした。
キャラクターとしてはイラストよりぬいぐるみで見かけることが多く、実写の方が見慣れているまであり、実写化と相性がいいのかな、と思いました。
ナイス改編👍
スティッチは確かにかわいいけど、、
スティッチというキャラの可愛さ、いたずらの面白さを楽しみたい人にはとてもおすすめです。モフモフなスティッチが動き回っているのは非常にキュートでした。実写ならではのいたずらの数々も面白く、笑い合うリロとスティッチは純粋に可愛かったです。ずっとそのまま仲良しでいてほしい。キャスティングもキャラのイメージを崩さずとても良かったと思います。ハワイアンローラーコースターライドとリロの歌のリメイクもファンとして嬉しかったです。
ただ、ストーリー重視だった私は率直に言ってがっかりしました。色々とモヤモヤしています。
まず、リロとナニの家庭崩壊の描写がマイルドで、原作のリロの友達と馴染めない空気、手作りの人形に「虫が耳に卵を生んで2、3日しか生きられない」という設定をつけてしまうような、圧倒的にズレていると感じさせる描写が少なかったように思います。また、スティッチの破壊本能も薄れてしまっているというか、ただのヤンチャないたずら、のようになってしまっている。さらに今作にはみにくいアヒルの子の絵本が登場しません。これらの改変によって後半のリロやスティッチの変化、成長が見えづらく、「愛を知らないエイリアンと愛を無くしたひとりぼっちの少女」というキャッチコピーにも沿わなくなってしまったように感じます。
リロの「本当の友達が欲しい」という願いを叶えるためにおそらく金銭的にも余裕のない中でペットを飼おうとするナニの愛情、破壊という存在意義を失ったスティッチが虚無感を抱き、みにくいアヒルの子と孤独を抱えた自身を重ね合わせ「ボク迷子」と彷徨う、そのスティッチが学んだ「オハナは家族、家族はいつもそばにいる」という愛情、その愛情に動かされるナニやジャンバ、リロとナニを引き離そうとしているように見えて実際は2人の環境を良くするためにとても考えてくれているコブラ・バブルスの存在(スティッチを買ったんだろと助言してくれるところも笑)
そういった原作の好きだった部分、物語上大切だと感じていたシーンがごっそりなくなってしまいました。そもそもガントゥがいないし、リロとナニを連邦の保護下に置くことで共に暮らせるようにしてくれる議長もないし(結果バラバラに暮らす)、よく分からないお隣さんもいるし(良い人だけど)、コブラも必要だったか?という程度の出番しかなく何もしてないし、デイヴィッドももっとナニとリロのために沢山力を貸してくれる良い奴なのに、、、何よりジャンバは本来愛のある、愛されるべきキャラクターのはずです。そうあるべきでした。
そういった原作との違いを無視しても、映画としてなんだか全体的に間のとり方というか、テンポ感がいまいちで、見ている側の感情が乗っかりにくい印象です。
最後のシーンでスティッチがリロを助けるために死を選ぼうとする展開は感動しましたが、その程度です。アニメから実写になってるわけですし、求められるリアリティも違う、時代も変わってるので改変するなとは言いませんが、あまりの変わりようで私のような原作こそ最高!というタイプの人間には向かなかったようです。マスコットとしてのスティッチを楽しみたい人、原作未視聴、別作品として楽しめる人には普通に面白い映画なんでしょう。
あと謎に絶賛ムードがあるのもモヤモヤの原因かも。
予告編の時点での期待値が高かっただけに残念です。字幕、吹替、4DXと最低3回は見るつもりでしたが、1回見てもういいかな、と思ってしまいました。
字幕の上映館を増やそう‼️
とにかく字幕上映が少なすぎる‼️ "吹き替え絶対観ない派" の私としてはアニメーションやディズニー作品はなるべく初週に観に行かねば・・・‼️「リロ&スティッチ」の実写映画化なんですが、最近のディズニーの実写化の中では一番良く出来てますね‼️基本的にストーリーは同じなので、同じストーリーを二度観せられるキラいはあるんですけど、スティッチを監視する二人組のエイリアンのキャラ設定(人間に擬態する)、クライマックスの宇宙船の墜落スペクタクルからの海中シーン、リロ&ナニを演じる女優さんたちの魅力、そしてCGで表現されたモフモフのスティッチの可愛らしさが素晴らしい‼️
スティッチが可愛すぎる
スティッチの表情が豊かで可愛い!
映画名探偵ピカチュウでのピカチュウ を見ている感覚に似ている。
引き続きスティッチ役の山ちゃんの声も良い!
あの声で、感情を表現できるってすごい。
アニメ版から愛されてきたキャラクターですか、実写になってより可愛さが増しました。
アニメにはないストーリー展開や演出もあり、リロへの愛情から変わっていくスティッチの姿には涙がでました。
入場特典もあり、劇場にはお子さんもたくさん。
子どもも大人も楽しめるいい映画でした
リロかわいい!
主役はリロとスティッチだけじゃない!
最近の実写では割とよかったのでは。
昨今の実写化ブームの金字塔はアラジン。それ以外は認めてないなかなか過激思考。
思ってた以上に良かった。
なぜジャンバ博士はああなってしまったのかと思ったけど、人によってはまぁ闇落ちしてもおかしくないよなぁ…と振り返って納得。
ナニにピントがあった話に感じた。うん。めちゃくちゃ良かったじゃん。
でも、今回はトゥトゥ役の方とと渡辺えりさんが大優勝。
国を超えてあんなに似ることあるんだねwwwww
実写になっても“オハナ”は一緒
ディズニーアニメ実写化として目も当てられない大コケしてしまった『白雪姫』。
さすがに2作連続でコケはしない。早速本作で挽回。現在世界中で大ヒットばく進中。世界累計10億ドルオーバーは固い。(批評面は可もなく不可もなく)
これが本来のディズニー。『白雪姫』だって素材は悪くない。余計な新解釈が悪かっただけ。
でも、キャラや企画の違いもあるのかなぁ…。だって、本作の予告編を見た時から誰もが思った筈。
あのモフモフ感。触りたい! そりゃあ作品も観たくなる。
ディズニーキャラ屈指の暴れん坊、スティッチが実写になって帰ってきた!
2002年(日本では2003年)に公開されたオリジナルのアニメ版。
2000年代半ば、2度目の低迷期を迎えたディズニーで改心のヒット。爆発的な大ヒットとはならなかったが(アカデミー長編アニメも『千と千尋の神隠し』が受賞)、その後人気は衰えず、特にスティッチのキャラ人気はミッキーやプーさん匹敵の一人歩きしたほど。
おそらくオリジナルは公開時見たっきり。先日の金ローでお復習兼ねて流し見感じで鑑賞。久々に見たけど、結構ちょいちょい覚えてた。
実写化になると+αな新設定や要素や展開が常。今回も。
でも、概ねオリジナル通り。そこは崩しちゃいけない。それをやっちゃったのが…まあしつこく言うまい。
話の馴染み易さ、分かり易さもディズニーの魅力なのだ。
でもやっぱり、実写スティッチのモフモフ感!
アニメ版ではモフモフふわふわって感じはちと乏しかったので、これは実写ならではのこだわり。毛一本一本に至るまで、よくぞここまで。ああ、触りたい!
変わらぬのがユニークなキャラ個性。見た目は可愛いのに、とにかく手の付けられない暴れん坊。だって、宇宙の自称天才マッドサイエンティストが造った破壊生物!
実際に遭遇したらさすがに勘弁。ナニやリロには同情だけど、見てるこちらとしてはスティッチの暴れっぷりは愉快。
ほぼ不死身(水だけが苦手)だからどんなにビームを当てられても、叩き付けられても、車に轢かれようとも、へっちゃら! 何か痛快。
そんでもってドタバタリアクションが見ていて楽しい。
実写になってもスティッチは困ったちゃんで堪らなくキュート! こりゃまた人気が加熱するわ。
そんな破壊生物だったスティッチが…。
実写スティッチに負けないくらい、リロ役のマイア・ケアロハがキュート。
オーディションで選ばれ、本作で映画(演技)デビュー。愛くるしいリアクションや達者な演技。よく見つけたね。
自身ハワイ生まれで、ハワイ先住民の血を引き、フラダンスも親しむ。まさにTHEリロ!
ナニ役のシドニー・エリザベス・アグドンもハワイ生まれだが混血で、キャスティングにいちゃもんあったそうだが、充分魅力的。
このハワイアン姉妹のみならず、『リロ&スティッチ』って意地悪な言い方すると、現在のポリコレディズニーにとっては最高の素材。
ハワイという独特な文化が描かれ、登場人物のほとんどが有色人種。白人キャラを黒人にしたり褐色肌の女優が演じる必要もない。ありがとう、オリジナル『リロ&スティッチ』!
(でも昨今ディズニー実写化でやってきたキャラの人種設定変更って、リロやナニを白人俳優が演じるのと同じ事だからね)
実写になって良かったもう一つ。ハワイの風土をより感じるようになった事。
陽光、海、波風、大自然…。
ハワイ音楽も心地よく、ハワイの文化や風習。
ナニとリロがフラを通じて思いを伝える。我が福島にも有名なフラガールが居て、ここはグッとくる。
日本人にとっては昔から特別な憧れの地、ハワイ。さすがにハワイまでには行けないけど、今年は久々にスパリゾートハワイアンズに行きたいなぁ…。
実写になって腑に落ちない点も。
ジャンバとブリークリーのエイリアンコンビが変装して人間に。見た目の問題? コストの問題?
隣のおばさん。アニメにいたっけ? まあナイスキャラだったけど。
その分アニメでは頼れる優しい恋人だったデヴィッドがナニに片思いしている優しいけど頼りなさげな恋人未満になっちゃってるけど。今のディズニーでは女性が逞しく、頼れる優しい恋人もご法度(…なの?)。
福祉局員と思いきや、正体はCIAエージェント。MIBなバブルスのキャラが二人に分担。福祉局員の方はアニメでナニの声を担当したティア・カレルが演じサプライズだが、CIAエージェントとしては随分薄っぺらく…。見た目は厳ついけど心優しい面もあるオリジナルのバブルスのキャラが好きだったので、残念…。
ラストの展開もちと違う。ジャンバとの敵対は同じだが、アニメではリロ救出に手を貸し、そこまで悪い奴ではなかったのに、この実写では完全ヴィラン(アニメでは別の追っ手がいた)。彼だけ“オハナ”になれなかったのは何故…?
その他細かく見れば気になる点多々あるが、あの実写版に比べれば及第点でしょう。
『リロ&スティッチ』が愛される理由は普遍的な“オハナ”の物語だから。
両親を亡くし、姉妹二人。が、喧嘩ばかり。ナニは母親代わりとして奮闘すればするほど。リロはまだわがまま甘えたい盛り。姉妹の気持ちが伝わらない…。
ママとしてのナニは嫌だけど、お姉ちゃんとしてのナニは好き。ある時の仲直りが良かったなぁ…。
そこに現れたトラブルメーカー。ナニはリロに手を焼くが、リロはスティッチの躾に手を焼く。そうやって姉の気持ちも分かっていく。
破壊生物だったスティッチの中に心が生まれ、“オハナ”を繋ぐ。“スティッチ”には“繋ぐ”という意味もある。
姉妹愛。
ハワイ皆と全てが“オハナ”。
変わった変わった“オハナ”がもう一匹(人)。
見る我々も“オハナ”になる。
アニメでも実写になっても、楽しさや“オハナ”はずっと一緒。
【地球外生命体の違法な遺伝子操作をされた実験体、6265号。両親を亡くした姉妹の家に”変な犬”として飼われ大騒動を起こすも家族の絆を取り戻す役割を果たすの巻。チョイ、投げやりレビュー。】
■両親を亡くし、姉ナニと暮らすリロ(マイハ・ケアロハ)は、動物保護センターで引き取った変な犬を引き取り、車の中で暴れシートを引き裂いたために”スティッチ”と名付ける。
”スティッチ”は実は、地球外生命体の違法な遺伝子操作をされた実験体、6265号であり、エイリアンたちが人の身体になって取り戻そうと、大混乱になるのであった。
◆感想<Caution!やや内容に触れるとともに、自意識過剰なる男パート2目線で記すの巻。>
・えーっとね。
今作はアメリカネズミが運営する会社の最新作って事で、子供さん向けカナ、食べっ子ナンチャラとおんなじ感じかな?と思ったら、予約した時のスクリーンが一番デカイスクリーンで、”矢張り、アメリカネズミが運営する会社の映画は人気だなあ。”と思いつつ、ど真ん中よりかなり前のいつもの席を予約する。
・そして、今日行ったら、一席明けた両隣は綺麗なお姉さんコンビ。席の入りは、箱がデカいので3割って所かな。マア、私の居住区では普通よりも可なり多い。
序でに”このお姉さんたちは、年に5回はアメリカネズミランドに行くんだろうなあ。あんな人混みのどこが良いんだろ?”とか大変に失礼な事を勝手に思いながら、客電が落ちるのを待つのであった。
(アメリカネズミランドに何かある訳ではございません。只、並ぶのが嫌なだけです・・。)
・物語は、万民向けで分かりやすく、リロを演じた多分ハワイ系のマイハ・ケアロハさんも可愛らしい。けれども、腹の中が真っ黒のオジサンは”あんな可愛い子が演じているのに、そして、きっと何千人の中から一人選ばれただろうに、”アメリカネズミのポリコレ映画”とか、書く奴がいるんだろうな・・。”などと、余計な事を少し考えつつ、基本楽しく鑑賞する。
・”リロを育てなきゃ!”と頑張るナニ。ケレド、ナニは、ホントは海洋生物額を学びたいのに。序でに、お金もないのでビンボー。チョイ、可愛そうなのだが、チョイチョイコミカルシーンが入るのである。
・だが、私がくすっとなったシーンでも笑いが起きないし、チビッ子も静なのである。両隣のお姉さんも笑わない。あれれ?
”スティッチ”の声を担当した山寺宏一さんが、先日観た”食べっ子ナンチャラ”のぺがさすちゃんの声を担当した高石あかりさんのキレイな声とは対極の、ガッサガサの掠れ声で頑張っているのになあ・・、(流石です。山寺宏一さん。あんなガッサガサの掠れ声は、貴方しか出来ません!)と思いつつ、観賞続行。
・でもって、”スティッチ”のお陰で、海洋生物学を学びたいお姉さんを、無事に大学に送り出し、”スティッチ”を取り戻しに来た、開発者をバイキンマンの如く放り投げ、地球外生命体の一番エラソーな梅干を縦に引き伸ばしたような顔のオバサンの粋な計らいで、”スティッチ”と地球LOVEになったエイリアンもそのまま地球へ残るのであった。
<今作は、”スティッチ”が、何だかんだ在りながらも、家族や、仲間の絆を取り戻す存在になったというお話でした。あの、何処でもドアみたいな機械は欲しいと思ったな。可笑しかったし。チョイ、投げやりレビューである。じゃーね!>
全183件中、121~140件目を表示
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