リロ&スティッチのレビュー・感想・評価
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リロ役の子役がいい!
ディズニー作品なので、とりあえず必修作として鑑賞。
最近この手のファミリー向け洋画は吹き替え中心で、字幕上映劇場&上映時間の選択肢が少なくて苦労するが、何とか都合を合わせて字幕で鑑賞。
【物語】
ハワイで暮らす少女リロ(マイア・ケアロハ)と歳の離れた姉のナニは最近両親を失ったばかり。ふたりきりになっても家族で暮らして来た家で暮らし続けようとナニは奮闘するもののなかなかうまく行かず、役所からはリロの生活環境が改善されなければ、リロを施設で引き取る必要があると迫られていた。
一方、宇宙のあるところでは武器用破壊生物として開発された試作品626号が失敗作として始末されそうになったところで逃げ出し、宇宙船で地球に向かっていた。626の監視を命じられた二人のエイリアンもまた地球に向かっていた。
あるとき626は姉妹の前に現れる。 リロは626が気にいり、スティッチと名付けて一緒にに暮らし始めるのだが、スティッチは島で大騒動を巻き起こす。
【感想】
期待以上、久しぶりに素晴らしいディズニー作品に出会ったように思う。
コロナ禍を境に、ディズニーに限らず、楽しめるハリウッド作品がめっきり減ってしまっていると思う。ハリウッド大作の絶対数も少ないし、打率も低下しているように思う中、本作は本当に心から楽しめた。
一番の勝因は主演のリロ役マイア・ケアロハ。予告編を観たときは正直「なぜ、もっと容姿の良い子役を選ばなかった?」と甚だ疑問だった。しかし、この容姿で主演に選ばれただけの理由が有った。すばらしい演技!
子供らしい無邪気さ、多感さ、純粋さ、そして身勝手さ等々を多彩な表情で存分に表現して見せ、終わるころにはこんな俺に「かわいい!」と思わせる。
ストーリー的にもディズニーなので、ハッピーエンドが待っていると安心して観ることができる。しかし、何よりステッィチのやんちゃぶりとマイアの子供らしい魅力が本作の全てと言っていい。 ファミリー映画として最適だが、大人も十二分に楽しめることをお約束。
まさにハチャメチャ!!リロ&スティッチ
このディズニーの実写版は良いですね☺️👑
ディズニー実写版「リロ&スティッチ」は、ストーリーもしっかりしてて、とっても楽しく観れました🌈✨
リロ役のマイア、ケアロハちゃんの演技が可愛いらしく健気さも出てて良かったです✨大きな瞳が良いですね✨
スティッチも、相変わらずなイタズラつ子だけど。。。モフモフしてて可愛いさ😍アップ⤴️してますね。優しい心を持ってる子です。
リロとスティッチの心が繋がる様子に涙😭しました。感動🥺です。
姉含めて、周りの人々も、いい味出してて名演だと思います。
オハナ(家族)の絆は、どんな事あっても深いんだよ🌈✨
是非、一人で観ても良し、ご家族皆さんで、お子様を連れて観に行っても楽しく観れますよ😃✨
悪さをする者が根っからの悪とは限らない
この映画、よくある異生物との共同生活もの。
物語の展開自体、正直、新鮮味に欠けると感じた。
しかし、スティッチとのコミカルな交流以外の人間ドラマの部分は、予想外にシリアスで引き込まれる。
両親を亡くした6歳の妹を18歳の姉が養育する困難さがリアルに描かれ、深く考えさせられた。
物語の序盤、おてんばな妹リロと、彼女に手を焼く姉ナニの日常が描かれる。
その後、リロがスティッチの世話をする様子が、前半のナニとリロの関係にそっくりに見えるのは、非常に巧みな演出。
この映画が他のキャラクター映画と一線を画すのは、スティッチが「見た目は可愛いけれど、中身は悪ガキ」という設定。
彼のいたずらは、バイトテロが可愛く見えるほど過激。
しかし、この映画はその設定を最大限に活用し、素晴らしいメッセージを伝えている。
それは、「悪さをする者が根っからの悪とは限らない」ということ。
そしてさらに、「悪さをする相手に対し、冷たく突き放すのではなく、見捨てずに親身になって正しい道を教えていけば、いつか変わることができる」というもの。
このような深いテーマが、子供向け映画として見事に昇華されており、そこの部分は非常に感動した。
実写はこうで良いんですよ。
ありがとうスティッチ。可愛かったよ!!!アニメ版と比べると大分マイルドな破壊衝動スティッチと個性が爆発し過ぎて孤立しているというより両親を突然亡くした子に対してどう接して良いか分からない同年代の女の子達とのギクシャクなリロ。居なくなったガントゥ、追加された中年女性2人。改悪というより時代に合わせた改変という印象でした。アニメ版のリロとナニが2人でどうにか頑張って加えてスティッチの破壊衝動に振り回され家庭崩壊していく様は余りに可哀想だけど、実写版のヤングケアラーが頑張るけどそんなに頑張らなくて良いんですよって手を差し伸べてくれる大人がいること、やりたいことを諦め無くて良いんだよっていう選択が出来るのは時代の変化なのだなっと感じました。
残念だった点はみにくいアヒルの子エピソードカット、ガントゥ消失、リロに対してめっちゃ苛めっ子だったメガネちゃん消失、プリークリーの女装全面カットというより人間に擬態、家事するスティッチカット(洗濯時にナニのブラ(水着?)を耳当てにしてマントしてはしゃぐスティッチ可愛くて好きだったのとケーキ焼く姿も可愛いんだけど無かった)
うあーっ!スティッチ可愛いーー!ありがとー!と心がホッコリ致しました。大人も子供も楽しめる良い映画だと思います。マイナス分は個人的に大好きなスティッチ家事シーンが無かった分です。
それなりの満足感
基になったアニメ映画版『リロ・アンド・スティッチ』から入った人には、少々物足りず退屈に感じる可能性もありますが、私は逆に楽しめました。
アニメ映画では、ネイティブハワイアンやポリネシア・アジア系などの特徴を強調しすぎたキャラデザイン(特にナニとリロの姉妹)にポリコレ対策な多様性配慮が過ぎて媚び売ってるような厭らしさを感じるのと、なによりスティッチの暴れっぷりがひどすぎてどうやったってOHANA(家族)にしたくないだろって思うレベルに描かれていたことに、個人的に抵抗を覚えてたのですが。
(過去、『モアナと伝説の海』『ミラベルと魔法だらけの家』でもこの辺は少し感じました)
実写だとナニとリロも普通のハワイ系アメリカ人だし、実写として表現できるスティッチの被害規模が現実的範囲に見えたのでリアリティが増し、かなり受け入れやすくなっていました。
また、スティッチのもこもこ・もふもふ感が「かわいい」と感じられました。
CGでこのふわっとした毛並みの表現はすごいなとしみじみ。
スティッチ役が クリス・サンダース/ 山寺宏一で、アニメ映画版と同一なのもよかったです。
『白雪姫』『シンデレラ』『ライオンキング』などと同様、「ディズニーが稼ぐためのコンテンツに、過去アニメを実写化してるだけの、ビジネス都合の一本」の範疇ではあるものの、それなりの満足感が得られました。
ジャンバ博士とガントゥ大尉のキャラ役割を合体させてしまったので、ビデオ映画&TVシリーズで続編を作りまくったアニメシリーズのような展開が、この実写で可能かは微妙。
特に、子役って成長が早いからねぇ……
悪可愛いの代名詞
癒されます。字幕版でみました。
リロぴったり!ですね。6才くらいの女の子ってあんな感じ、あんなこと言うよなぁ…仕草とか行動も現実的で身近に感じました。小学生の時の同級生みたい。姪っ子みたい。ということは、自分も周りから見たら昔あんな感じやったんかな?とか思ったりw
リロ役のマイア・ケアロハちゃん。ディズニーアニメっぽい演技で、でも自然で上手かった。
大人びた現実的な苦労話の中に、突飛なエイリアンとハワイを融合させて、スティッチの弱点(海に沈む)も含め、もちろんハッピーエンドでまとめて、ディズニーってすごいな。って改めておもいました。
しっかりオハナ…家族の感動、教育番組要素もあって。大人も子供も楽しめる。
ちゃんとみたことなかったけど、リロ&スティッチってこんな話やったんや…。
サーフィン、スティッチが一緒に乗りたがって乗ってるとこや、耳後ろになるとこ可愛い…もふもふ感あって良!
ユーモアなシーンでは映画館では笑いがおこってました。
吹き替え版の山ちゃんスティッチもみたいところ…
楽しかった^^ 可愛い。とにかく癒し。
リロ&スティッチ&ナニ
やんちゃ少女といたずらエイリアンの友情物語
んんー、微妙。これが全米が泣いた??
原作大ファンで何回も見ていて、駄作続きのDisneyですが今回前評判も良かったので見てきました。
スティッチは可愛く配役も悪くは無かったです。
音楽も最高。
てますが色々と省かれていて主要キャラの設定も帰る意味があるのかと思える様な些細な変更等もありで…
ガントゥーも出てこないし、ジャンバの扱いも微妙。
スティッチはただの悪ガキレベルで、全てを破壊し尽くす凶悪モンスターでも何で無くて
家族や愛情を育む過程もかなり、かなり薄っぺらくて途中から飽きてしまいました。
なんで不必要な設定変更とかするんですかねDisneyは。
期待していただけにショックでした。
原作が伝えたかった事が何ひとつ表現されていませんでした。
これはこれでいいと言い方が多いですが、映画館まで行って見る価値は無かったなと感じました。
オリジナルとはどんぐりの背比べ
吹替版で鑑賞。
ストーリーは2002年公開のオリジナルとほぼ一緒。
賛
ナニの暴力的な描写が減ってたのは良い改変だと思う。2002年版の冒頭でナニがコブラの車を怒りに任せて蹴るシーンでかなり嫌悪感を抱いただけに、そこがなくなっているだけでもかなり好意的に捉えられた。
否
スティッチがずっと暴れて姉妹の手を煩わせるパートはオリジナル版から変わらず尺が長い割に起伏が少なく退屈。
映像は、アニメ版に比べて悪くなっている印象。ジャンバやプリークリーのデザインはアニメだから見ていられるデザインなのであって、実写に落とし込めば質が落ちるのは当然だと思う。
ジャンバが徹底して悪として描かれているのもあまり好きにはなれない。リロを誘き出すために部屋中に飾ってある思い出を壊していくシーンとか結構胸糞悪かった。
まぁ普通に面白いかも
原作(アニメ版)は観てから行かない方がいいかも…
原作はリアルタイムで3作品(初代、スティッチ、リロアンドスティッチ2)まで視聴済み。
この機会に一作目は前日に予習してから観に行きました。
また、海外で「結末や細かい改変に賛否が生まれている」と聞き、
事前に国内外のレビュー動画を賛否どちらとも合わせて10本くらい観ております。
結論からいうと、「前日にアニメ版見なきゃ良かった(初代の記憶がぼんやりしたままで言った方が楽しめた)かもしれない」という感じです。
大小さまざまな改変があって「改変する事」それ自体には何も思わないのですが、
本作の改変が「それ必要だった?」っていちいち思わされるので非常にノイズです。
いくつか気になったポイントを列挙します。
◯スティッチのキャラクター造形と心情の変化
→スティッチ(もともとの名前は試作品626号)はジャンバ博士によって作られた「破壊衝動を備えた非常に強力で凶暴な生物」
…ってところまでは概ね同じなんですが、地球についてからの行動は最初から破壊的じゃなくて、
ただ欲求に従って動いてるようにしか見えませんでした。
(「ただケーキを盗み食いしただけじゃんw」って思えます)
その後も原作にリロに言われた「たまには壊すんじゃなくて何か作ってみれば?」ってセリフとその周辺のシーン(結局は作ったものを怪獣映画を再現しようとして破壊した)も無くなってて、あんまり「凶暴な生物」までは見えません。
また、「自分には本物の家族がいない」と知る原作でも屈指の名シーンが何故か削られてます。
「みにくいアヒルの子」の本を読むシーンもアヒルの親子を見かけるシーンも無くなって代わりにカエルの家族?を見かけるシーンに謎に改変されています。
(っていうかカエルの子はオタマジャクシじゃね?w)
原作では「分子構造上水の中では生きられない(泳げない)」って設定も何故か「重くなってしまう」というちょい足しの設定も意味ありました?
ラストシーンで「ナニが決死のレスキューをする」ためだけに追加されたようにしか思えませんでした。
◯ガントゥを完全カット
ここら辺は事前にアナウンスがあったようですが、原作のヴィラン(になる)ガントゥ大尉が完全に消し去られてしまいました。
これによりジャンバ博士が途中でヴィラン化するのですが、
原作だと主要キャラになるエイリアン達は「各々が使命や司法取引を目的として626号の捕獲に臨む」という非常に合理的かつ納得のいく行動原理でした。
なおかつ原作の一作目で銀河連邦の軍をクビになったガントゥはヴィランとしてその後も活躍していくのですが、ガントゥがいなくなりこの先続編を作る上でかなり新しいプロットを考えなければならなくなりました。
加えてジャンバ博士もヴィラン化する原因が「銀河連邦の議長に急かされた挙句「任務達成のタイムリミットが迫ったので『銀河連邦に反旗を翻す』」という暴挙に出ます。
これも続編以降の「ジャンバ博士がリロ達のオハナ(家族)になり、彼が逃がしてしまったスティッチ以外の試作品達を探す上での解説役になる」という路線も、
かなり難しい「言い訳」を考えなければならなくなりました。
◯ナニのキャラ造形と周辺の状況
これは他のレビュアーさん達が賛否どちらにせよ必ず議題に挙げてた場所ですね。
結末が「ナニは隣人にリロを養子縁組して大学に行く」という形になりました。
それ自体は(「オハナってセリフが軽く見えてあまりいい気はしませんが)良しとしましょう。
あとそもそもナニが「成績優秀でサーフィンもトロフィー貰うほど上手かったし、海洋生物学を専攻できる大学から学費免除で入学を打診されていた」というスーパー優秀な設定が追加されているのですが、
「結末を変えるために逆算してこの設定追加してない?」と思ってしまいました。
あとは彼女が抱える「ヤングケアラー」問題。
原作だと「スティッチが加わった事によって家事などをする人手が増えて留守をスティッチに任せて働けるようになり、デイヴィットともいい関係になってリロもナニも生活は充実、万事解決」というこれはこれでとんでも解決でしたが、
これも「スティッチは高度な知能を備えている」という設定や続編の展開に活かされているのでまあ良しとしましょう。
ただ、今回の結末(大学に行く)というところまでは良いとして、
「ヤングケアラー問題」がそう簡単に解決できない問題として、
「周囲の誰も頼れないから例え要介助者やきょうだいを誰かに肩代わりしてもらっても「1人で生きていかないといけない大変さ」は残る」というところがあると思うんですけど、
そもそも本作の冒頭時点でその部分はナニは7割方解決できてるんです。
それが本作で追加された「ナニの隣人という設定になったデイヴィッドとその母のトゥトゥ」という改変。
ナニはリロの世話の一部をトゥトゥに預けてますし「頼れる人」がいるんです。
ちなみに原作では「数少ない頼れる人」の中にデイヴィッドがいたのですが彼が何故か「空気の読めないボンクラ」というキャラ造形に変わってます。
そして「離れ離れになってしまう」という設定も貧しさゆえの葛藤や達成の難しさだと思うんですが、
なぜか最後にリロはタブレットとかいう高級品を持っていてナニと通話し、
なんなら(おそらく誰の許可も得ていない)銀河連邦産のポータルガンを使ってナニはリロの家に簡単に帰ることができました。
これは「ヤングケアラー問題に対しての回答が原作の『家族が1人増えた』より安易じゃない?」と非常にモヤモヤしました。
◯コブラ・バブルスの経歴
原作だと「福祉局の局員なんだけど実は元CIAの諜報員で銀河連邦の議長とも顔馴染み」という設定でしたが、
なぜか福祉局員役が別にケコアというキャラを当てて、バブルスは「現職のCIA諜報員で福祉局員の重役になりすます」という謎の改変が為されます。
これによって原作では最後の方で「リロとスティッチが離れ離れにならないよう知恵を回して手助けする」という粋な計らいがなくなり、
「実はCIA諜報員だったのか!」という驚きもありません。
なんでキャラを分割したのかよくわかりません。
そもそも議長がスティッチをリロ達に預ける理由が「地球の契約にみだりに干渉してはいけないという理由ができてしまった」ではなく、
ただ「情に流された」だけです。
この辺は「改変する上での作り込みが甘い」という他ありません。
あと予算の関係か「宇宙船でのドッグファイトによる救出劇」が無くなって、
「宇宙船に対して地球の自動車で行方を追う」という非常に地味な絵面になりました。
地球の乗り物で考えても飛行機に車で追いつけるわけねーだろw完全にスティッチとリロが墜落させてなきゃ終わってただろww
全体的にバブルスの活躍や「福祉局員としての威圧感」が無くなってつまんないキャラになりました。
他にも「ギャグシーンが笑えないしあんまギャグシーンもないしつまらない」とか、「法を犯したり人のテーブルに置いてあるもの盗んでオブジェを作ったりと前半のリロが不快」とか言いたいことはありますが、
これだけは言えます。
「アニメ版見た方が時間も物語もタイトでコンパクトに収まっててちゃんと説得力あるし、面白いよ」
なんか薄いけど安心できる良作
スティッチのキャラクターだけ知ってたけど
それでもしっかりと楽しめた作品でした
なんか可愛いよねアイツ
本作は両親を亡くした6歳の女の子とお姉ちゃん、
脱走中の凶悪な性格した宇宙生物の家族愛と
宇宙生物を捕獲しにきた宇宙人とのおいかけっこを
ゆるりと描いた物語
明確な悪人はいないので安心して観られます
しかし…
これは本作に限った事ではないのですが…
物語における問題をおこす子役が好きになれないのです
特に幼さゆえの悪意のなさから全てを許されるタイプの子供が好きじゃない(ホームアローンのケビンとか)
だからリロが悪い子じゃないのは分かってるんだけど周りが振り回されて可哀想と思ってしまうのです
でもお姉ちゃんがいい事いってたな
『悪い子じゃない…でも時々悪いことをしちゃう』って
なるほどなぁ…お姉ちゃんは人間ができてるな
リロは幼いだけ
スティッチはエイリアンなだけ
そう考えれば周囲の被害も少しは許せるか(笑)…
しかし少しは反省した素振りくらいはして欲しい
物語の印象としては
ホームに帰らない凶悪なET👉👈
そう感じた作品でした
ちなみに吹替しかやってなかったので
吹替でみたけどやはりディズニーの吹替はうまい
ジブリ作品で感じる違和感がない
と思いました
実写と相性がいい
2025年劇場鑑賞167本目。エンドロール後映像無し。
最初銀河連邦議会みたいなシーンから始まるので、ジャー・ジャー・ビンクスでもいたら面白いのに、と思いましたが時代が違いますからね。しばらくCGアニメオンリーだったのでリロが出てきた時はうわ、実写みたい!と本気で思ってしまいました(笑)
思えばアニメを見たことがないのでキャラクターとしては知っていても、ストーリーやキャラクターの性格は知らなくて、ちらっとこの作品の感想を目にしたところ、スティッチのいたずらが見過ごせないみたいなのが多いのが気になりました。自分も物を壊すことで快感を得たり、何かをしようとして通り道の物を壊しても気にしなかったりするキャラが大嫌いなので、ちょっと不安だったのですが、スティッチは破壊をプログラムされた生物兵器という設定だったので、そういった存在が人が大切にしている物を大事にするようになる過程が描かれていて、全然不快ではありませんでした。
キャラクターとしてはイラストよりぬいぐるみで見かけることが多く、実写の方が見慣れているまであり、実写化と相性がいいのかな、と思いました。
ナイス改編👍
スティッチは確かにかわいいけど、、
スティッチというキャラの可愛さ、いたずらの面白さを楽しみたい人にはとてもおすすめです。モフモフなスティッチが動き回っているのは非常にキュートでした。実写ならではのいたずらの数々も面白く、笑い合うリロとスティッチは純粋に可愛かったです。ずっとそのまま仲良しでいてほしい。キャスティングもキャラのイメージを崩さずとても良かったと思います。ハワイアンローラーコースターライドとリロの歌のリメイクもファンとして嬉しかったです。
ただ、ストーリー重視だった私は率直に言ってがっかりしました。色々とモヤモヤしています。
まず、リロとナニの家庭崩壊の描写がマイルドで、原作のリロの友達と馴染めない空気、手作りの人形に「虫が耳に卵を生んで2、3日しか生きられない」という設定をつけてしまうような、圧倒的にズレていると感じさせる描写が少なかったように思います。また、スティッチの破壊本能も薄れてしまっているというか、ただのヤンチャないたずら、のようになってしまっている。さらに今作にはみにくいアヒルの子の絵本が登場しません。これらの改変によって後半のリロやスティッチの変化、成長が見えづらく、「愛を知らないエイリアンと愛を無くしたひとりぼっちの少女」というキャッチコピーにも沿わなくなってしまったように感じます。
リロの「本当の友達が欲しい」という願いを叶えるためにおそらく金銭的にも余裕のない中でペットを飼おうとするナニの愛情、破壊という存在意義を失ったスティッチが虚無感を抱き、みにくいアヒルの子と孤独を抱えた自身を重ね合わせ「ボク迷子」と彷徨う、そのスティッチが学んだ「オハナは家族、家族はいつもそばにいる」という愛情、その愛情に動かされるナニやジャンバ、リロとナニを引き離そうとしているように見えて実際は2人の環境を良くするためにとても考えてくれているコブラ・バブルスの存在(スティッチを買ったんだろと助言してくれるところも笑)
そういった原作の好きだった部分、物語上大切だと感じていたシーンがごっそりなくなってしまいました。そもそもガントゥがいないし、リロとナニを連邦の保護下に置くことで共に暮らせるようにしてくれる議長もないし(結果バラバラに暮らす)、よく分からないお隣さんもいるし(良い人だけど)、コブラも必要だったか?という程度の出番しかなく何もしてないし、デイヴィッドももっとナニとリロのために沢山力を貸してくれる良い奴なのに、、、何よりジャンバは本来愛のある、愛されるべきキャラクターのはずです。そうあるべきでした。
そういった原作との違いを無視しても、映画としてなんだか全体的に間のとり方というか、テンポ感がいまいちで、見ている側の感情が乗っかりにくい印象です。
最後のシーンでスティッチがリロを助けるために死を選ぼうとする展開は感動しましたが、その程度です。アニメから実写になってるわけですし、求められるリアリティも違う、時代も変わってるので改変するなとは言いませんが、あまりの変わりようで私のような原作こそ最高!というタイプの人間には向かなかったようです。マスコットとしてのスティッチを楽しみたい人、原作未視聴、別作品として楽しめる人には普通に面白い映画なんでしょう。
あと謎に絶賛ムードがあるのもモヤモヤの原因かも。
予告編の時点での期待値が高かっただけに残念です。字幕、吹替、4DXと最低3回は見るつもりでしたが、1回見てもういいかな、と思ってしまいました。
全111件中、41~60件目を表示
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