「自分には合わなかった」リロ&スティッチ pekepekeさんの映画レビュー(感想・評価)
自分には合わなかった
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主人公の両親の死をきっかけにアンバランスになってしまった、
家庭環境の再生を描いた作品
姉妹を引き裂こうとする障害にめげず
共にあろうとする姉妹の絆を通し、エイリアンも愛を学んでいく。
おおむねこういったストーリーだと思うが
自分には、会わなかった、
絆を守ろうと奮闘するのは、姉の役割で
妹は、口だけで、エイリアンとともに暴れたりして、一切協力している感じがしない。
宇宙人は世間知らずでも許されるが、
家庭環境の変化があった中で、子供のままでいる主人公に、
のびのびと障害のない環境で育ったている子供や、大人には共感できたかもしれないが
似たような家庭環境で、幼少のころから、
できる限り迷惑をかけないよう、大人らしくあろうと過ごしていた自分には、見ていていら立ちを覚えた。
エイリアンは絆を覚え成長を示したが、
主人公のリロは何も変わらず、
友達もエイリアンだけと何も成長していないのは問題だと思う。
家庭の修復も第三者の助けというのも、
しょうがないが現実はそんなに甘くないと思ってしまった。
子供向けだといえばそれまでだが、こういった甘いストーリーを見て育った子供が
将来現実で壁にぶつかった際、自信の力で乗り越えず、星に願い一日過ごすような大人になるのかと思った。
ディズニーの作品でも、塔の上のラプンチェルのように
自身の力で問題を解決する作品が好きである。
一応主人公が宇宙船に乗り込む立ち向かうシーンもあるが、
主人公に真剣さがなく適当にやってたら助かったという感じしかない。
こういった主人公ゆえに、エイリアンを唯一受け入れることができるといった構成であろうが、
エイリアンと共に主人公も奮闘するストリーラインにできなかっただろうか?
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