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“I was number one on the ‘Who’s
Likely To Die’ list for 10 years. I
mean, I was really disappointed
when I fell off the list."
- 〇✖△□' "snorted father's ashes"より
ある歌い手はルシファーの名を借りて傍観者となり、欠陥のある"人" という生き物を眺めている。この作品『Sympathy for the Devil』について映画も第四の壁があるために見ている側、すなわち観客は常に目の前で起こっている "人" の悪事をただ傍観という見守る立場以上でもそれ以下でもない。だから、 "人" は何も出来やしない。それは... 曲の最後にこんな言葉があるからなのか?
♪ What's my name... なんてね?
オープニングのフィルム・スコアがとにかく映画を印象付けている。
この韻を踏んだような歌い方が
♪ Fears become wishes
I hope that you hear this... etc.
ところで "NO SUBSTITUTIONS" を見たケイジ演じるジョン・ドウ (John Doe) ことThe Passenger がこんな事を言う。
Can you believe this sh*t?
Does that look right to you?
これだけを読めば何の意味かを理解するのは難しい。でも例えるならファミレスの冷凍で保存されている何時作られたのか分かんないケーキを解凍してお客さんに出すようないい加減な人かな?
いや違う! そんなのを食らうおまえだ! なんてね?
(失礼、過激で)
それと今は死語となった「ディスコテック」でかかっていた
アリシア・ブリッヂズが歌う♪I Love The Night Life を
ニコラス・ケイジがジュークボックスから流れるアリシアの歌声とハモリながら『サタデー・ナイト・フィーバー』調で踊るあたり彼の人格破壊の演技はイカレている...というか、彼女の歌っているところを見た時、観客の方が、イカレている。だって誰一人、真顔でノリノリ(死語?)ではありませんから、何か? だから使ったのか
For the devil may start to envy those
who suffer too deeply and throw them
out into Heaven.
同じような繰り返しのセリフってか⁉
You know, the Japanese say,
the more violent the death,
the higher the heaven you go.
このセリフは後でシノプスの中で効いてきます。
"ありふれたツイスト・エンディング"と吐き捨てるように言うのは簡単でもそれを簡単に片づけることのできないニコラス・ケイジという役者さん。以前、彼は、The Independent(イギリスのオンライン新聞)にこのように語っていた。
“I really don’t like the word actor
because for me it always implies,
‘Oh, he’s a great actor, therefore
he’s a great liar, and [great at]
lying,’” Cage said. “So with the
risk of sounding like a pretentious
a-hole, I like the word ‘thespian’
because ‘thespian’ means you’re
going into your heart.
また彼はシャーマニズムを別の角度から役者との繋がりを語っている。
「初期のシャーマン」は「村を助けるための答えを見つけるために想像力を働かせた」と役者が行うべき道と重ねている。
だからなのか?本作の撮影の前には、いくぶん出血後の血の色に近いダークなエンジがかった赤色の髪の毛とタキシードは彼が撮影前から既に準備していたと聞く...
それに共時性を関連付ける『The Hero's Journey』で知られスターウォーズに影響を与え、しかもルーカスのアドバイザー的存在だった神話学者ジョーゼフ・キャンベルのお言葉...
“The psychotic drowns in the same
waters in which the mystic swims
with delight.”
(it means the mystics choose to
believe what the psychotic refuses
to. simply he don't resist the
weirdness of the thought that might
come because it's out of what he
learned.)
(Joseph Campbell, "Psychology of the Future: Lessons from
Modern Consciousness Research" より)
ニコラス・ケイジが唱えるテクニックや物を使って想像力を広げ、自分がそのキャラクターであると信じ込ませる「だまし」を用いた "nouveau shamanic acting" によるとこのキャンベルの世界観は映画『マンディ 地獄のロード・ウォリアー』にもセリフに付け加えられている。
"You don't feel like you're acting,
you feel like you're being" (アクション・スターとクリソツってか?)
普通の俳優とはアプローチの違いを"Western kabuki"となぞらえて語っていた超がつくほどのより自由人で流れに身を任せる “Thespian” に彼はなれるからかもしれない。
I'm David Chamberlain.
- David Chamberlain
- David Chamberlain
このセリフはラストシーンに出てくる。それが意味するところは映画のタイトルとなっている『Sympathy for the Devil』が "史上最も偉大な曲" の一つと知られる♪曲との特異性を色濃く反映している。そして歌い手は
"It's a very long historical figure
– the figures of evil and figures of
good – so it is a tremendously
long trail he's made as personified
in this piece."
曲の詩では何回も繰り返されている
"Hope you guess my name"
だから...⁉ 何度何回も言うけど
♪ What's my name... なんてね?
最後に一言
映画の素晴らしいところが一つあるとするなら... 映画全体をシンボライズするBGMであり、映画のシーンを表現しているフィルム・スコア...だから、その歌詞を読み解ければ映画の内容が脳髄を蹴り上げるようにマッチしていることに気づかされてもしまう。
ただし、あんたに "○○○" があればの お話ってか? 失礼繋がりで