銀幕の友

劇場公開日:

解説・あらすじ

第53回金馬奨で最優秀作品賞を受賞した「八月」のチャン・ダーレイ監督が2022年に発表した短編。ドラマ「陳情令」でブレイクし、本作の後にも「無名」「FPU 若き勇者たち」など話題作への出演が相次ぐ中国人気若手俳優ワン・イーボーと、岩井俊二監督作「チィファの手紙」などへの出演で知られるジョウ・シュンが主演を務めた。

1990年、中国のとある地方都市。病身の母親と暮らすチョウは、テレビで放送されているアジア競技大会の閉幕式を見ていた。翌朝、チョウが受付係として働く工場では、アジア競技大会の垂れ幕やパンダのマスコット「パンパン」の撤去作業が行われている。そこへ遠方から戻ってきた詩人のリーが、友人を訪ねてくる。その夜、工場内のホールでは従業員とその家族向けに映画の上映会が開かれ、チョウは鑑賞券の配布ともぎりを担当していた。そこへ友人から券をもらったというリーがやってくる。

第73回ベルリン国際映画祭短編映画部門で上映。JAIHOでは「我的朋友 映画に愛をこめて」のタイトルで配信された。

2022年製作/24分/G/中国
原題または英題:我的朋友 All Tomorrow's Parties
配給:彩プロ
劇場公開日:2025年2月21日

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(C)Bingchi Pictures

映画レビュー

4.0続きが観たい作品。

2025年3月13日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

単純

中国映画で短編映画は珍しい。
予告編を観て気になり、観てきたが予想以上に良かった。
ストーリーはよくある設定だが、1990年北京アジア大会後の中国社会を
見事に描き出していたし、何か恋愛映画かと思わせた途端に終了。
ショートフィルムの悲しい性だが、作品としてはよく描いていた。
この作品はぜひ続きを観たい。
今、中国映画、ドラマファン注目のワン・イーボーのブレイク前の作品でもある。
ワン・イーボー、若いね。

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ナベウーロンティー

2.5だから何?

2025年3月13日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

意味わからん(笑)

いくらなんでも短すぎるし(笑)

短い尺でも『トワイライトゾーン』みたいに面白い話は、いくらでも作れると思うけど、

こういう感じにしてきたってことは、この監督の作家性なんでしょうね…

短編といえば、映画版『トワイライトゾーン』のジョン・リスゴーが出てたグレムリンの話が大好きで、

よく、あんな短い尺で、あんなインパクトがあって面白い話が作れたものだな、と感服しております。

話それたけど、この短編は期待しない方がいい(笑)

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RAIN DOG

2.0王一博人気に当て込んだ?!

2025年2月27日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

 短編映画。定額料金1300円で鑑賞。

 一般の客にはお得かも知れないが、会員登録してる側としては却って割高。それでも通常の尺ならまだしも…。
 時間ごとの単価で金額が決まる訳ではないにしても、同じ劇場で観た4時間超の『占領都市』(2023)が会員料金で2,500円取られたことを考えると、やっぱり釈然としない(200円しか違わないんだけど、セコい?!)。
 このあと観たメキシコ映画『パンチョ・ビリャと進め』(1936 なんでレビュー出来ないんだ!!)が500円で傑作だったし、グロスで考えるしかないか…。

 短編映画(24分)にもかかわらずゆったりとしたペースで物語は流れ、起伏のないまま終幕を迎える。劇中に登場する上映作品はなんとなく面白くなさそう、と思っていたらF・トリュフォー監督の名作『大人は判ってくれない』だった。失礼しました。

 主演はTVのファンタジードラマで一気にブレイクした王一博と、『無名』(2023)でも彼と共演した周迅。
 章子怡らと共に若手四大女優と称された周迅も早や折り返し地点だが、年齢不詳な感じと声とのギャップがミステリアス。
 ハスキーを越えた低音ボイスの彼女には、『如意伝』(正字が出てこない…)のような高貴な役柄より本作のような庶民の方が似合う気がする(悪口じゃないけど、悪口に聞こえたらゴメン)。
 劇場で王一博のポストカードもらったけど、周迅の方がよかった…。

 先日観た『FPU』のときは自分を含め観客3人で、今回は4人。
 王一博人気、まだまだだな。

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TRINITY:The Righthanded Devil

4.0短編映画の面白さ

2025年2月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

短編映画を映画館で観たのはこれが初めて。
先にこの作品は配信で観たけれども、映画館で観ることで配信では気付かなかった音や、淡々とした日常の中に漂う何かが少し色を変える様子が伺えて面白かった。

大きなイベントの前夜ではなく終わった時のそこはかとない寂しさとか、単に楽しかっただけではない放浪が終わって帰って来た若者とか、短い時間に散りばめられたモチーフから想像しうるものは意外とたくさんあることに気付いたこともまた面白かった

本国でもオンライン配信のみで映画館では一般上映されていないこの短編映画を上映してくれたことに感謝しています。
この作品については映画館で観るからこそ受け取れる良さがたくさんありました。
この後どのように物語が進んでいくのかが気になっています。

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glitter