銀幕の友

劇場公開日:2025年2月21日

解説・あらすじ

第53回金馬奨で最優秀作品賞を受賞した「八月」のチャン・ダーレイ監督が2022年に発表した短編。ドラマ「陳情令」でブレイクし、本作の後にも「無名」「FPU 若き勇者たち」など話題作への出演が相次ぐ中国人気若手俳優ワン・イーボーと、岩井俊二監督作「チィファの手紙」などへの出演で知られるジョウ・シュンが主演を務めた。

1990年、中国のとある地方都市。病身の母親と暮らすチョウは、テレビで放送されているアジア競技大会の閉幕式を見ていた。翌朝、チョウが受付係として働く工場では、アジア競技大会の垂れ幕やパンダのマスコット「パンパン」の撤去作業が行われている。そこへ遠方から戻ってきた詩人のリーが、友人を訪ねてくる。その夜、工場内のホールでは従業員とその家族向けに映画の上映会が開かれ、チョウは鑑賞券の配布ともぎりを担当していた。そこへ友人から券をもらったというリーがやってくる。

第73回ベルリン国際映画祭短編映画部門で上映。JAIHOでは「我的朋友 映画に愛をこめて」のタイトルで配信された。

2022年製作/24分/G/中国
原題または英題:我的朋友 All Tomorrow's Parties
配給:彩プロ
劇場公開日:2025年2月21日

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(C)Bingchi Pictures

映画レビュー

4.0 リアルタイム感のあるタイムスリップ

2025年11月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

ゆったりした長回しのカメラワーク
構図や色彩の配置の見事さを味わう
芝居もかなり抑えられており
まるで素人のようだ
目の前の出来事のような感覚
作為的なものは皆無
何回も見るとこの空間に病みつきになりそう

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青樹礼門

3.0 アート系短編

2025年11月1日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

主演の1人がジョウ・シュンだったんで観た。てか、なんでワン・イーボーのほうが名前が先になってんの? オリジナルのクレジットはちゃんとジョウ・シュンのほうが先で内容的にもジョウ・シュンのほうが主演っぽいのに。まあ中華圏映画の日本の配給会社がイケメンを主演に見せかけようとするのはいつものことだけどさ。

なにしろ24分の短編だし、おそらく監督の作風がアート系だと思われストーリーらしいストーリーは無いと言ってよく、あくまで情景を淡々と描いていくだけの映画だ。日本なら1970~80年代のような古い映画館の様子が妙に懐かしい気分にさせられる。映画館で映画を観ることの楽しみみたいなものが感じられた。ジョウ・シュンの顔、もっと見せてくれよと思わないでもないが、ま、短編なんてそんなもんだろう。長編と違ってあくまで実験的に、もしくは長編への助走として作られるものだろうし。

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バラージ

3.0 後戻りはできない。いくとこまで行くしかない

2025年4月20日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

狂騒的で欺瞞しか感じない現代の中国。
そんな時代へ足を踏みこもうとするころが舞台。

地味な服装と自転車。質素な家と食事。
再会、友情、朋友、という言葉が素直に信じられたころ。

もう後にはもどれない。進むしかない現代中国人のノスタルジー。

再会、再会、再会できるのか?

純文学の短編小説のよう。何を感じるかはあなたにお任せします。

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うさぎさん

4.0 短すぎ

2025年4月10日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

幸せ

わからない不思議

結局何を伝えたいか分からなかったけど、何故か印象深い

センスの良さが伝わる
これがCHANELの伝えたいこと?

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ふわり