「昔話から現在への自然な川の流れ」光る川 La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
昔話から現在への自然な川の流れ
土地や職能に縛られたが故の悲恋というのは在りがちな昔話ですが、それが川を下る様に現代の物語にまで静かに自然に繋がって感じられたのは、森の緑と川面の映像の美しさ、及び華村あすかさんの力強い目力によるのだろうな。長良川でのロケーション撮影と思えたのですが、こんなに美しい場所が手つかずにまだ残されているのだなと驚かされました。
前作の『リング・ワンダリング』同様に、現実と想像の境界の物語というのが金子雅和監督の持ち味なのかな。
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