「知りすぎていた男」#彼女が死んだ uzさんの映画レビュー(感想・評価)
知りすぎていた男
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変態ストーカー vs 偏執ストーカーのお話。
主人公は顧客の家に入り込み、ちょっとした裏側を覗くことで優越感を得ていた。
不要品をちょろまかしはするが、金目のものを盗ったりはしていない模様。
対するソラは虚飾塗れのインフルエンサー。
ビーガン気取ってるのにコンビニのイートインでフランクフルトを食べる迂闊さが魅力。
ソラの死体発見から、その死体が消えるあたりまでは割とテンプレの展開。
しかし、この状況で主人公を犯人とする脅迫文が届く。
“犯人”の他に“脅迫者”がいる?それとも…と、先読みしづらい展開はなかなかに面白かった。
動画から手掛かりを集めて住所を特定したり、仲悪いフリしてプロレスしてたり、SNSあるあるも満載。
ソラの各種偽装は遅かれ早かれバレるでしょ。
画面の見せ方があまり上手くなくて、バーンみたいな音を流されても「え、何?」ってなったり。笑
それでも話を追うのにはそんなに問題ない。
「なんでいつも暗いんだ!」にはまったく同じこと思ってたので笑った。
お互いが想定してた以上のことを知られていて、泥試合の末に両者とも逮捕という真っ当な着地。
おまけに出所した主人公にオ刑事が「罰はまだ終わってない」としっかり厳しい。
彼がこれから向き合う“それ”は見せずに不穏な表情で幕を引くのもよかった。
ソラの見た目も写真も、バズるようには見えないのが残念。
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