早乙女カナコの場合はのレビュー・感想・評価
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三角関係、でも、春の木漏れ日くらいにフワッとした気持ちになれる
昨年末にのん主演で公開された『私にふさわしいホテル』からバトンを受けて同じ世界線で描かれる本作は、その段階で観に来ようと決めていた。
20代くらいではありがちな(?)もつれた三角関係を中心とする青春群像劇。ただ、三角関係とは言っても、橋本愛演じるカナコのサバサバさも手伝って、まったくドロドロした感じにはならず、観後感は爽やか。むしろ、(昔流行ったことばを使えば)カナコのダメンズ・ウォーカーぶりにヤキモキさせられる。
そして、お約束の作家、有森樹李先生(のん)の登場。ただの顔見せで終わるかな?と思っていたら意外と大事な役割を果たしている。加えて、今をときめく中村蒼や山田杏奈などがガッツリ絡んでいるのだから、もっと話題になってもおかしくない作品なんだよね。春の木漏れ日くらいにフワッとした気持ちになりたい人にはオススメの作品。
最後に、エンドロールから制作陣の「一人一人を大切にする」というキャストやスタッフへの愛が伝わってきて、ここでもホッコリとした気持ちになれる。
んー
2025年劇場鑑賞82本目。
エンドロール後映像無し。
タイトルの「早乙女カナコの場合は」にイマイチピンときませんでした。
主要登場人物が出てくると名前が出てきて、オムニバスっぽい雰囲気を醸し出してくるのですが、やはり基本主人公の早乙女カナコがメインであって、相手役の中川大志演じる長津田の内面の変化はあくまで早乙女カナコからの視点でしか描かれていないです。このタイトルだと、似たような状況になる人が何人かいる中で、特に早乙女カナコが際立った選択をしないと成立しない気がするのですが、そういう感じじゃなかったです。
何人かの登場人物がカナコと長津田を中心に恋愛する感じなのですが、見ていてドキドキしたり、応援したくなったり、共感できる感じではなく、これが今泉力哉監督なら共感できる感じに仕上げてくれたのかな、と思った次第です。
日常
ストーリーの筋を追うのがやや難解には思えるが…
今年83本目(合計1,625本目/今月(2025年3月度)17本目)。
この作品は原作小説等があるのかな…。
大学入学から、大人になって仕事について、いろいろな交流があって…という時間軸はありますが(一部を除いて時間巻き戻しはない)、「子供を産みたい」といった次のシーンで赤ちゃんを抱いていたり、時間軸の飛びが極端に早かったり、逆に大学パートは結構なボリュームがあったりと、ストーリーの軸自体は一軸かつ原則巻き戻しなしですが、ストーリーの筋を正確に追うのはかなり難しいのではないかな…といった感じです。
ただ、この主人公の一連の行動は理解も共感もできるし、この主人公の友人であるところの別の女性とのいわゆる女性連帯(シスターフッド)の論点もあるし、迷ったらおすすめ、といったところでしょうか。ただ、原作小説等を見ているのがおそらく前提なのかな…といった気がします(一部飛ばされていたり描写が飛ばされているシーンが存在する?)。
ただ、この手の映画でありがちな「原作小説など知らない方はそもそも来ないでね」的な作りにはなっていませんし(最低限の自己紹介パート等は存在する)、ここは判断が分かれるかな、といったところです。幸いにも3月2週のこの週は本命作品が少ないので(先週から引っ張ってウィキッド、かもしれませんが)、迷ったら一考かな、といったところです。
採点は以下まで考慮しています。
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(減点0.3/事務管理と無権代理)
事務管理の管理者にあらゆる代理権が与えられているのではないので、第三者と契約など結んでもそれは本人に直接帰属するものではありません(本人の追認がない限り、表見代理を満たさない限り無権代理にしかなりません)。
※ 表見代理を、有権代理より(有権代理の、一部条件が抜けているもの)と無権代理より(無権代理だが、完全に条件を満たしていない)にとる立場があり、前者の立場をとった形です(学問上の対立があるところ)。
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長津田は終点🙄
公開日に行きました!
公開された時点では
原作は蓮佛美沙子と戸田菜穂のダブルキャストでNHKで放送していた「ランチのアッコちゃん」と同じ人だが優柔不断な一組の男女が延々と繰り返す単調な上に割と絡む登場人物が多い物語なので見劣りする。役作りで橋本愛が最後に髪を短く切っていたのが「虎に翼」での土井志央梨と尾碕真花みたいだ。エンディングロールに橋本愛と久保田紗友が所属していたSMAが表示されるのが鈍牛倶楽部所属の河合優実が主演の「ナミビアの砂漠」みたい。「ナミビアの砂漠」では主人公の相手役がアミューズ所属の金子大地だったが今作での男の方が一時的に付き合って捨てられた役がアミューズ所属の山田杏奈なので既視感を感じる。撮影された時点はともかく公開された時には出演した橋本愛と久保田紗友に加えて「ランチのアッコちゃん」のヒロインの蓮佛美沙子がSMAから新しい事務所に移籍しているのが「ナミビアの砂漠」との違いだ。
キャスティングは良かったけれど・・・
橋本愛主演のラブストーリー。名前が付いている登場人物がいずれも恋の矢印で繋がっていて、しかも偶然の出合いや突然のフォール・イン・ラブの連続で、言ってみればノンバイオレンスの韓流ドラマって感じでした。
原作の柚木麻子は、数カ月前に見た「私にふさわしいホテル」の原作者でもあり、同作では、橋本愛が個性的な書店員として出演していました。一方本作では、同作の主人公であった若手女流作家・有森樹李を演じたのんが、同じ有森樹李として登場。期せずして、いや意図してのんと橋本愛の「あまちゃん」コンビが、2作品で復活したのは、「あまちゃん」ファンとしては嬉しい限りでした。
以上、主演・橋本愛とのんのカメオ出演というキャスティングは満足。その2人以外も、中川大志や山田安奈、臼田あさ美といったメインどころも良かったし、吉岡睦雄がチョイ役で出て来たところもハッとしました。
しかしながら、物語が端折り過ぎのため、登場人物の心情描写が今ひとつ足りてない印象があり、しかもご都合主義の度合いが高かったため、今ひとつ物語世界に没入できませんでした。また、長津田(中川大志)が大学のキャンパスにバイクで乗り入れたり、いくら2人でシェアしているとは言え、大学生が下宿とするには不相応な豪華マンションに住んでいたりと、浮世離れした設定にも疑問。もう少し丁寧な作りをしてくれれば良かったなと思うところでした。
そんな訳で、本作の評価は★3.2とします。
モヤモヤする話なのに‼️❓癒される映画‼️❓
懐古気分に浸った
村上カナコの10年間の恋愛、その他等々。橋本愛さん主演というだけでとても嬉しい。
終盤、ちょっとグッと来たところなどを書く。
長津田と別れて数年後、カナコは久しぶりに演劇サークルの部室を訪れる。部屋には誰もいない。
このときカナコハ長津田に電話をかける。そして「どうせ出ない。出ないで」と祈るように言う。
自分で掛けといて、出ないでと祈るカナコの気持ちに、みんな共感というか覚えがあるんじゃないだろうか。
呼び出し音が鳴ってるあいだドキドキしちゃったぜい。
残念ながら、現在こういう気持ちで電話する相手がいない (/--)/。まあ、残念でもないか。でもなんか今そういう相手がいる人が、ちと羨ましくもある (^^)。
つながらいことを祈った電話に「おー、カナコ、久しぶり」と長津田の声が聞こえる(セリフは正確ではない)
誰かが電話に出てハッとするが、相手が長津田だと分かって嬉しいし、少しドキドキするけど、もちろん平静をよそおうのも皆さまご存知のとおり。
長津田の「もしかしたらカナコから掛かってくるかもと思って、番号変えないでおいた」なんて嬉しいセリフにも、決して「えっ、そうなんだ、うれしー」などとは口が裂けても言わずに聞き流すカナコ。
ああ、もうホント何て不器用なんだ早乙女カナコ~。
ここからは、カナコはこう思ったんじゃじないかなというボクの想像,妄想。
その後、直接会った長津田は髪も切り社会人ぽい。正社員になったとか言ってて、もう脚本はやめちゃったんだと思う。私が好きだった長津田じゃなくなっちゃったように感じて少しガッカリ。
もうこれなら結婚もしてるかもしれない。もしそうなら、変わってしまった長津田だから、踏ん切りもつく。
なのに、結婚してないと言う長津田にホッとするカナコ。
「何ホッとしてんだよ」とシッカリ長津田に見透かされる。チキショー、ホッとしたのがバレたか (^^)。
妄想終了。
順番を忘れてしまったけど、2人共もう持ってないと言った指輪を、実は2人とも持ってたくだりも良い。
これもちょっと順番は忘れてしまったけど、家飲みした屋上で、昔,部室で踊ったように2人で踊る場面はかなりウルっときた。
その後、長津田が、夢を諦めず書き続けていて鮫島賞の佳作を取ったのを知る。長津田はカナコを抱きしめ「2人でならやっていける」みたいなことを言う。
これってプロポーズ?
次の日、長津田の部屋から逃げ出すカナコ。もう長津田にはまりたくない、今ならまだ逃げられる、逃げ出すなら今だと思ったのか?よく分からん (^^)。
追いかける長津田、逃げるカナコ。最後に2人で倒れこんだ後のジェットコースターの場面は更によく分からなかった。
ここら辺の一連の流れは原作にある場面かもしれない。
「あまちゃん」は見てないが、のん主演 「私にふさわしいホテル」に引き続き橋本愛と能年玲奈が共演し、同じ場面に2人がいるのを見て嬉しかった。しかも今回は2回も。
もし田中圭さんと滝藤賢一さんがカメオ出演でもしていれば笑えた。
それなりに充実して幸せなカナコ
抽選に当たったので完成披露上映会に行きました。
登場人物が魅力的で面白かったです。女性の生き方や女性同士の関係を描く…が主題です。全編にわたってピリ辛風味なのは柚木麻子さんの持ち味😄 事実は小説よりも奇なり 現実の世界ではもっと突き抜けた人がいるぐらいだから特に構えて鑑賞する必要はないですね。 橋本愛さんが主演ですが山田杏奈さん・久保田紗友さん他 若手の実力派が揃っていて隙がないです。 能年玲奈さんも友情出演に徹していて抑えた演技に好感を持ちます。 橋本愛さんと山田杏奈さんの会話の場面は新鮮に感じました。そんな気分になったのは橋本愛さんが「PARKS」で共演した永野芽郁さんの時以来🤩🤣 キネマ旬報シアターでは「私にふさわしいホテル」が公開中なのでもう一度 両作品を鑑賞して橋本愛さん・能年玲奈さん 女優として若しくは映画の世界観にいるふたりの関係性というものを勝手に考察したいですね。🤔🧐🤣
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