「腑に落ちないことだらけ」早乙女カナコの場合は チンアナゴさんの映画レビュー(感想・評価)
腑に落ちないことだらけ
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仕事を選びながら着実にキャリアを積み上げていると思っていた橋本愛主演。
他にもなかなか良いキャストが出ているので見てみた。
全体的にスッキリしない。
登場人物に感情移入できない。
新入生の彼女があのキザでダサくて古臭い手口のダンス一発でなぜ恋に落ちるのか?
そして二股かけられてもなぜあんなにも達観していられるのか?
先輩がそこまで魅力的に見えない。
臼田あさ美も元彼を引きずりまくって往生際が悪い人たちの天丼状態。
物語の進行もタルくて退屈。
昔のフランス映画みたいな変なスキャットの入った劇伴の音楽も陳腐。
なにこのセンス?昭和かよ?
と思ったら監督は結構な妙齢な方。
衣装もなんか役者のサイズに合ってないし、安っぽくてダサかった。
そして恋愛ものの邦画あるあるだけど、ラスト近くに物語がいったん落ち着いたところで
「〇年後」
というテロップ一発で時間を飛ばしてそれでも二人の心は色褪せてなかったみたいな安い演出。
月日が経っているはずなのに髪型も化粧も衣装の感じも一緒。
予算と撮影スケジュールがないからこそ、そこはディテールにこだわるべき。
他にもインターン学生に手を出したにも関わらず常識人みたいに描かれている職場の先輩もなんか変な奴。
山田杏奈が演じた後輩だけちゃんとしてる人だった。
WOWOWとかでやってるのを1回見てすぐ消去しちゃうタイプの映画。
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