劇場公開日 2025年4月25日

異端者の家のレビュー・感想・評価

全155件中、61~80件目を表示

4.0めっちゃ面白かった! これドタバタというよりも、じわじわまとわりつ...

2025年4月29日
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めっちゃ面白かった!
これドタバタというよりも、じわじわまとわりついてくるタイプの恐怖でそれが良かった。
ヒュー・グラントが最高に怪しくて危なくて気持ち悪すぎるwww
何度も「今なら行ける?」「と、思うでしょ?」な感じで頭使う面白さのあるスリラーだった!

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とりから

3.5ラブコメの帝王がトジコメの帝王に変し〜ん

2025年4月29日
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鑑賞方法:映画館

訪問勧誘は決まって女性の2人組か親子です。
子供の頃お留守番をしていて、300円で冊子を買わされて、お人好しだと親からたいそうバカにされました。
クソ〜仕返ししてやりたい!!という気持ちから生まれた映画でしょうか。
ヒュー様扮するリードおじさんをそんなにヤバい奴だとは最初は思わなかったけど、勧誘係の2人は早々にヤバい奴だと察知して逃げようとする。異端には異端がわかるんですかね。
「ヒュー・グラント。昔は一時期好きだったけどねぇ」という御婦人は多い。
ヒュー様のウンチクは長くて、相変わらずうっとうしかったけど、宗教とレディオヘッドの Creep 盗作ネタを絡ませるなんて👀👀👀
昔のラブコメと顔芸は一緒なのがむしろ怖いやら可笑しいやら。
宗教に関しては教養がないのでノーコメントですが、かなり皮肉ってイジり倒してます。 ボードゲームに例えた解説は池上彰もお手上げですね。
さすがA24。
どうかバチが当たりませんように。

話は違うが、主催者が不在となった宗教法人を詐欺グループが安く買い取り、マネーロンダリングの隠れ蓑にするのが流行っているらしい。宗教法人は非課税だから、丸儲け。

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カールⅢ世

3.0ん~、わからん

2025年4月28日
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鑑賞方法:映画館

ん~、どうだろ。怖くてイラつくけど、なんだろ? 宗教サイコ?
他人にはお勧めできないですね。
多分、(実質的に)無宗教の日本人には真の怖さが分からないのかな?
キリスト教徒なら会話が楽しめるのかなあ? わからん。

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ボニ太郎

4.025-056

2025年4月28日
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鑑賞方法:映画館

ヒューグランド、怖い😱
いつものように台詞多め、長台詞を流暢に捲し立てるように繰り出す、でも怖い😱
可愛い2人のシスターを震え上がらせる😱

どんどん進むストーリーで
あっという間にエンディング。
程よいスリラーで楽しめました😱

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佐阪航

4.0A24が好きそうな…

2025年4月28日
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脱出系サバイバルスリラーと銘打った本作は、何も知らない主人公らが足を踏み入れたそこは、脱出不能の恐怖の館で…という若干使い古されたテーマである。
それでも見入ってしまうのは巧みな脚本のせいでもあるが、何と言ってもヒュー・グラントの狂気じみた演技である。話好きで気さくに語る彼は実際にいたらかなりのイケおじだろう。それでもどこかに見え隠れする狂気さ。いざ主人公らがピンチという時でも豹変する事なく佇むその姿はまさにサイコである。これで最後の最後で血だらけで髪を振り乱して襲って来たら幻滅するだろう。気さくで、知的な語り口調が最後まで変わる事なく進んでくれて安心すると共に「怖えぇ」と絶句する思いであった。
本作ではかなり宗教の匂いが強く、主人公2人も言わば布教活動をしているのである。唯一神とする宗教はいくつかあり、キリスト、イスラム、ユダヤ…とある中で、「オリジナル」の宗教は時代と共に忘れ去られて行く的な発言をし、いかに人を洗脳するかという宗教家にとってはグサっとくる発言をした彼だが、もちろん後半になってその目的が明かされる。それらをあの穏やかな表情で語り、先の先を読んだ行動をされるとやけに不気味である。本作を観ると演者のキャスティングもいかに重要なのかが良く分かる様である。いずれにせよしばらくヒュー・グラントの出演作品はどんな作品でもサイコスリラーに感じるだろう。

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Mina

4.0末日

2025年4月28日
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「人の話を一切聞かない異端者の男が、2人の女性を閉じ込める、現代的『ヘンゼルとグレーテル』」
「ヒュー・グラントの演技が怖い、すごい」
世間的には、こんな評価になるんでしょうね。

もしくは、宗教問答の会話劇なので、よくわからないから眠くなる、と否定的に思うかのどちらか(実際、分派しカルトの多いキリスト教各宗派に興味がないと、話しの意味がほとんどわかりませんし)。

私はもう全然違う見方しちゃいまして。
数々の新興宗教が、家に突撃してきて、押し売り同然に無理やり布教していく邪悪な行為を思い出すと、ヒュー・グラント演じる男・リードの行動になんかスッキリ。
当然リードに正義はなく、犯罪行為でしかないのではありますが、途中からうっかりリードを応援してしまい。
『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の火炎放射器シーンにも似た爽快感を伴った、「優秀な悪徳宗教勧誘の撃退映画」だなと関心する始末。

シスターの「ユタ州出身」ってセリフと同時に、私の脳内には『オーガズモ』『ブック・オブ・モルモン』が再生されていました。

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コージィ日本犬

4.0宗教とは支配することと見付けたり。だがその根底は他者のために祈るものなり。

2025年4月28日
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鑑賞方法:映画館

怖い

「政治と宗教の話は避けよ」と私達は幾度となく聞かされるように、宗教に関する議論は公正中立な落とし所がないこともあり、余計ないざこざを招くものと言えます。
特に私達日本人の場合、「宗派」の違いこそはあれど、八百万の神の包摂性や寛容さを意識すれば、深刻な対立は割と用意に避けられるものなのかもしれません。
しかしながら、一神教を基本とする場合、自分と異なるものは異端として対立排除する動機が働きやすいのかもしれません。10年以上前に見た教養系の動画の中の「一神教は多神教を受け入れることはできない」という言葉を思い出しました。

ヒュー・グラント扮するリードは、様々な宗教(一神教)を学びすぎたがために、そのおぞましい本質に取り憑かれ、他者を完全支配あるいは否定排除するようになってしまいました。
その男のもとを尋ねるのが2人のモルモン教の女性宣教師バーンズとパクストンです。彼女たちも自分たちの価値観や思想を相手に説いて回っているわけですが、それも見方を変えれば相手を洗脳支配しようとすることと言えます。
宗教論議を繰り返すうちに、彼女たちは監禁され、そこから何とか逃げ出そうとするのですが、その狂気の本質を見せつけられることになります。理論や利害対立ばかりに目が行ってしまうとおぞましくなりますが、そのさらなる深淵には「他者のために祈る」であり、最後には凶悪犯罪者もその慈悲に徐々に心を動かされます。
でも、もはや彼女は以前と同じようにモルモン教を布教するどころか信者であり続けることもできなくなったのかもしれません。

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furu

3.0自己中おじさん

2025年4月28日
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なんだか深そうなテーマ
宗教とは?に切り込むのかと思ったら屁理屈を捏ねて信仰者の2人を閉じ込めて支配しようとする話
とにかく薄暗いシーンが多くて眠くなる
屁理屈のくだりはそれなりに面白いが、信仰者の子の1人が傷つけられてもう1人の芋ぽい子が活躍していく展開はまあまあ楽しめた
このおっさんは本当気持ち悪いなーとか思わせるところは制作側にうまくやられた感じでした

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まあ映画好

3.5問答によって試される、我々の“信仰心(何を信じるか)”

2025年4月28日
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鑑賞方法:映画館

怖い

知的

ドキドキ

【イントロダクション】
宗教勧誘の為、森の中の一軒家を訪れた2人組のシスターが、異端者である家主による恐怖の仕掛けに捉えられ、脱出を試みる様子を描いたスリラー。
シスター達を恐怖に陥れる家主に、『ノッティングヒルの恋人』(1999)や『ブリジット・ジョーンズの日記』(2001)等、「ロマンティック・コメディの帝王」と呼ばれたヒュー・グラント。
監督・脚本は、『クワイエット・プレイス』(2018)のスコット・ベックとブライアン・ウッズ。

【ストーリー】
「モルモン教」のシスターであるパクストン(クロエ・イースト)とバーンズ(ソフィー・サッチャー)は、布教活動として森の中にある一軒家を訪問する。

玄関先にて2人を出迎えた家主のリード(ヒュー・グラント)は、気さくな様子で接するが、嵐が近付いているからと彼女達を家に招き入れようとする。2人は「男性1人の自宅には入れない」と断ろうとするが、彼は「妻が居るから大丈夫。もうじきパイも焼ける」と、彼女達を安心させて招き入れる。

リードは2人を歓迎し、宗教について持論を展開する。しかし、「どの宗教も真実とは言えない」と白熱していくリードを前に、2人は不穏な空気を感じ取る。中々姿を見せない彼の妻に対しても疑問を持ち、彼が「妻を呼んでくる」と席を外した際に、それまで漂っていたブルーベリーパイの匂いはアロマキャンドルによるものだったと知った2人は、いよいよ身の危険を感じ、すぐさま家を後にしようとする。

だが、扉の鍵は開かず、スマホの電波は通じない。この家は、様々な宗教を学習し、その全てに疑問を抱いて“異端者”とされたリードが、自らの信じる「唯一絶対の宗教」を証明する為に用意したカラクリ屋敷だったのだ。

【感想】
まず、何と言ってもかつて「ロマンティック・コメディの帝王」と呼ばれたヒュー・グラントの悪役ぶりが面白い。私自身は恋愛映画が趣味ではないので、彼の過去の出演作は目にした事はないのだが、それでもやはり、彼の放つ「良い人オーラ」からは対極に位置する狂人ぶりには惹きつけられる。
また、彼の展開する独自理論には、共感出来る部分や理解出来る部分も多くあり、そうした理論展開の様子も興味深く鑑賞出来た。

残念なのは、作品を鑑賞するだけでは、リードが“異端者”と呼ばれるに至った詳細な経歴が判然としない事だ。ヒュー・グラントは、役作りにおいて彼の過去について解釈を重ね、信仰心云々よりも、そもそもの人間性への問題を考えたそうだ。女性との関係性(特に性交渉)への問題や、幼少期から周囲の気を引きたいが為にイタズラやマジック、議論を重ねてきたのではないかと想像したそう。

そんなリードの過去は勿論、彼が何故自宅の地下にあれほどの空間を造り上げられたのか含め、作品を構成する様々な要素は「なんとなく」の空気感で流されてしまうのも勿体なくは感じた。
しかし、110分という尺ながら、鑑賞してみるとそれよりもコンパクト(90分くらい)に感じられ、中弛みも一切感じさせなかった点は見事。

但し、予告編から受けた『CUBE』(1997)のような仕掛けだらけの屋敷からの脱出劇、そうしたギミックによる面白さを期待すると、肩透かしを食らう。

驚いたのは、宗教という荘厳なテーマを題材としつつも、物語の幕開けはコンドームやポルノといった下世話な話題から始まる点だ。そして、その冒頭がラストの結末にも繋がっているのだ。
パクストンは、「マグナム・コンドームのサイズは、実は普通サイズのコンドームと一緒で、人はマグナムサイズだと言われたら、そう信じてしまう」と、バーンズに語る。
バーンズは、「姉の夫が巨根だったそうだから、それはないんじゃない?」と、早くも情報に対する疑いの目を向ける。
下らないようでいて、こうした細かな情報に対してまでも、2人の受け止め方の違いが示されている。

そんな対照的な2人を演じた、クロエ・イーストとソフィー・サッチャーの役作りや衣装センスが素晴らしい。
クロエ・イースト演じるパクストンは、いかにも騙されやすそうな雰囲気や、イモっぽさを感じさせる佇まいで、しかし年相応にポルノには興味関心がある様子。対するソフィー・サッチャー演じるバーンズは、洗練されたシックなファッションと、情報を鵜呑みにせずに自身のフィルターを通して判断する知性、腕に施した避妊インプラントは、性生活や生理への対処も心得ている様子で、パクストンより上手の大人の女性感を醸し出している。

R15指定のホラー作品ながら、全体的にグロテスクな表現やジャンプスケアは控えめで、そういったジャンルが苦手な人でも入りやすい作りになっている。
あくまで本作で提示される“恐怖”は、我々が抱く“信仰心”や“理解”に対する問い掛けによって演出されるからだ。そうした硬派で知的な作りは好感が持てるし、身につまされる思いも抱く。

【宗教の本質は、利権を貪る事だろうか?】
リードは、様々な宗教における教義の改正や諸問題を、権力者が自らの利権を行使する為に、自分達にとって都合が良いように組み上げられたものだと語る。

確かに、様々な宗教における解釈は、神の意思ではなく、我々人間にとって“都合の良い事実”と感じられる場面もある。神の名を借りる事で、自らの行為に正当性を見出す自己弁護の様相を呈しているのだ。

私自身は、リードのこの理論に対して異論はない。そもそも、神や悪魔といった超常的な存在自体が、古代の人間が言語化や科学的な知見から証明出来なかった様々な現象を理解する上で用いた「キャラクター化」だと思うからだ。
だからこそ、科学の進歩によって、現代では様々な事柄に説明がつき、若者を中心に信仰心は薄れている。

しかし、忘れてはならないのは、本作で描かれている事は、そうした「神を信じるか?奇跡を信じるか?」という話ではなく、「その情報を信じるか?信じる為にはどうするか?」という非常に現実的・現代的な問い掛けだという事だ。

【人は信じたいものを信じるしかない】
月並みな意見だが、結局、本作の行き着く先はそこだったように思う。しかし、それは決して“諦め”ではなく、自分自身で熟考を重ね、経験を積み、その果てで何を信じるか、どう信じるかを判断すべきという事だ。

また、日本では直近の公開作に当たる『教皇選挙』(2024)にて、レイフ・ファインズ演じる主人公ローレンスはこう語る。
「私が最も恐れる罪は“確信”だ」
「信仰は生き物だ。“疑念”と共に歩むべきだ」
これはそのまま、本作におけるリードの立ち振る舞いに言える事である。

中盤、リードは地下室へと続く2つの扉を前に、どちらに進むべきか決断出来ないパクストンとバーンズを前に、左の扉に“BELIEF(信仰)”、右の扉に“DISBELIEF(不信仰)”と書き殴り、自らの宗教理論を披露して、彼女達に扉の選択をさせる。
リードは、宗教の歴史をボートゲームや音楽を例に挙げ、「宗教の歴史は、“反復”の歴史だ」と説いた。一見すると、彼の意見は的を射ているように感じられ、パクストンも彼の意見に同調し、自らの信仰を容易く覆してみせる。しかし、バーンズは彼の意見は「共通点を指摘しつつも、相違点は無視している」として、素直に受け入れる事はせずに、信仰の扉を選択する。

そう、リードは自らの理論を証明したいがあまりに、自身の理論における“不都合な事実”を排除している。また、どちらの扉を選択しようと、辿り着く先は同じであり、2人は彼の考えたシナリオの実現に向けて動かされていたに過ぎないのだ。
これは、現実社会において“こじつけ”と“屁理屈”を並べて人々を洗脳しようとする政治家やネットの煽動者にも言える。大事なのは、与えられた情報を鵜呑みにせず、常に疑いの目を向けて何が事実かを判断し、容易に惑わされるなという製作側からのメッセージだろう。

リードは、自宅の地下に数々の仕掛けを用意して、パクストンとバーンズに自らが唯一絶対だと信じる宗教である、“支配”について立証しようと試みた。
しかし、バーンズの相手に疑惑の目を向ける姿勢と、そこから来る反論と挑戦。地下に監禁し、支配下に置いていた女性の台本に無い発言(つまり、彼女個人の意思による抵抗)。バーンズの犠牲をキッカケに攻勢に出たパクストンの発想と気付きによって、自らが組み立ててきた理論の整合性が崩され、即興での辻褄合わせを余儀なくされていく。

この時点で、リードが「どのような結末になろうと、その行く末を見届け、受け入れる」という姿勢を見せていれば、結末はまた違ったものになっていただろう。しかし、彼もまた“絶対”という宗教に囚われていたに過ぎず、自らの信じる“支配”を立証する為、辻褄合わせに奔走する。
そして、クライマックスでのパクストンによる「魔法の下着」の反撃を皮切りに、命の危機に瀕したリードは、彼女を殺害しようとする。しかし、最後の力を振り絞ったバーンズの命懸けの一撃によって、リードは自らの宗教を否定されて命を落とす。彼が“絶対”として信じた“支配”という宗教は、若い女性2人が見せた“知恵”と“勇気”、何より、「その行為に意味が無くとも、相手がどんな相手であろうとも、祈りを捧げる事は尊いことだ」と信じたパクストン、「たとえ自分は助からずとも、友人の命だけは守る」と力を振り絞ったバーンズによる、“利他的”行為の果てに敗れ去ったのだ。

ラスト、パクストンは負傷しながらも脱出に成功し、朝日に積もった雪が照らされる森の中で、自らが語った「死んだら蝶になって、皆の指に止まる。頭や肩じゃなく、指に止まる事で私だと気付かせるの」という台詞にある通り、指に止まる蝶を見る。しかし、それは現実ではなく、自らの意思が見せた幻覚だと悟る。
それは正しく、リードが語った「胡蝶の夢」。夢と現実の区別は、その者の認識次第で変わる。パクストンはあの瞬間に、かつてポルノを観た時に出演女優の仕草に感じた「生の感覚」を、より具体的な「人生の儚さ」として知ったのかもしれない。

【総評】
ヒュー・グラントによる怪演にして快演、それに対抗する若手女優2人の演技と、絶えず繰り返される問答は、異色のホラー作品を数多く打ち出してきたA24らしい一作。
しかし、そうした過去作よりも比較的入りやすい入口、誰にも理解しやすいテーマ設定や展開は、万人が鑑賞する事に適している。

個人的には、更にエッジを効かせた尖った一作を期待していたのだが、それでも最後まで興味を持続させられ、実際の上映時間よりも短く感じさせた手腕には拍手を送りたい。

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緋里阿 純

4.0なんだかんだで引き込まれた

2025年4月28日
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怖い

知的

ドキドキ

伏線がいろいろあって、なかなか見応えあった。宗教的にゆるい日本人だからこそ、平常心で見られたのかも。支配最強ってのも心から納得。思えば人間はいろんなものに支配されてる。歴史的にも現代においても。
しかしこのオジサンが異常者なのは確定だが、ただの変態なのか、なんかもっと別なことをしたかった人なのか。どうなんだろうね。まあ、退治されて良かった。

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satsuん

3.5ニヒルな笑顔が堪らない

2025年4月28日
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怖い

イヤー恐ろしすぎて、ヒューグラント!これは怖い!堪らない!

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binn

4.0描写の技術は高い

2025年4月28日
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A24が得意とする「雰囲気先行型」の枠を超え、
鋭い批評性とエンターテイメント性を融合させた作品といえるだろう。

本作は、複雑で難解なテーマ、
信仰、存在の根源、現実と虚構の境界を扱いながら、

高度な技術力と緻密な物語設計で、
エンターテインする、
単なるホラーやスリラーではくくれない作品だ。

本作の魂は、ヒュー・グラントの圧倒的なパフォーマンスに宿る。

まるで数世紀を生き抜いたかのような神秘の存在そのものだ。

英国貴族の気品、
預言者のような超然とした威厳、
ゲームの司会者の狡猾さ、
そして、どこか親しみ深い「風変わりな隣人」
あるいはウンパルンパの奇妙さを、
グラントは絶妙なバランスで体現する。

その英国英語の響きは、
異様な存在感に深みを与え、
アメリカを舞台とする物語に異世界的な説得力をもたらす。

特に、彼のセリフ回し、
一語一語に宿る重みと軽妙さは、
観客を物語の深淵へと引きずり込む。

ユダヤ教、キリスト教、イスラム教といった宗教の構造や変遷を、
モノポリーの変遷に例える大胆な比喩で、
信仰の本質にも容赦なく言及する。

胡蝶の夢「現実とは何か」
という哲学的問いかけは、
観客の心を揺さぶり、
災害時の宗教的勧誘への痛烈な批判は、
社会への強烈なメッセージとして響く。

これらのテーマは、
レディオヘッドの『クリープ』が持つ内省的で、
シニカルな世界観と劇中で共鳴し、

トム・ヨークの世界観が示す現代社会への鋭い視線ともシンクロする。
(「ファイト・クラブ」の主題歌のオファーを断った後もモノポリー的進化を遂げるレディオヘッドの原点クリープを推す原理主義者リードという設定は理解できるが、
だったらOKコンピュータじゃないの、
という声は多いだろう)

それでいて、本作は単なる知的挑発に終始しない。

エクストリームな状況設定とショッキングな描写を、
緻密なシナリオと視覚的表現で昇華し、
描写の技術力で観客を物語の核心へと導く。

自転車のロック入れ込みの不穏な家や、
上下構造を用いたサスペンスフルな空間描写は、
技術そのものが物語の推進力となる。

こうした細部へのこだわりは、
観客に「見る」だけでなく「感じる」体験を提供する。

特に、ミニチュアを用いた表現は、
現実と虚構の境界を視覚的にマッピングしつつ揺さぶり、
物語のテーマを象徴的に強化する。

これらの要素は、
単なる技巧を超え、
エンターテイメントとしての純粋かつ不思議な空間に、
観客を喜びをもって誘引する。

まとめ
『異端者の家』は、
ヒュー・グラントのちからを最大限に引き出し、
難解なテーマを鮮やかな視点で解き明かす、
A24の過去作と比較しても具体的な描写での表現という意味では、
上位に食い込む作品と言えるだろう。

ホラー、スリラー、哲学的寓話、
そして社会批評、これら全てを融合させ、
高技術で観客に忘れがたい体験を約束する作品となっている。

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蛇足軒妖瀬布

3.5思ってたのと違ったけど

2025年4月28日
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知的

ドキドキ

他にも書かれている方がいらっしゃいますが、閉ざされた館の中を殺人鬼から逃げ回るパニックホラーだと思って観に行ったら肩透かしを食った感じでした。
舞台が長細い構造で移動範囲が狭く、逃げ回るどころではないです 笑
かと言って悪い映画というわけではないので、ネタバレにならない程度に予備知識入れてから観たほうが理解が深まって面白いかもしれません。

主要キャラの会話劇が殆どなので、セリフ量めっちゃ多いです。
大多数の日本人にはあまり馴染みのない宗教学に関する内容なので、苦手な人はとことん合わないだろうな…

序盤から中盤は、主人公がヒュー・グラントに言い負かされ追い詰められていく構成。
それからの終盤は、展開が大きく切り替わっていく作りで、観ていて飽きませんでした。

劇中、スケアジャンプとグロシーンが要所要所散りばめられているので、その辺苦手な方は要注意です。

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windploof

3.5ホラー映画で良かった

2025年4月28日
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噂で宗教的な映画と聞いてたけど
観る前は少し不安でしたが

観てみると 宗教の話はあまり気にしなく観てみると
サイコホラー映画感じで雰囲気も怖く 少し気持ち悪かった

劇中8割3人だけで 3人の演技良く 退屈しなく観れました

久しぶりホラー映画観れて良かったです

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マツサキ

4.5神に祈るのはどうして? 神に祈りたかったから

2025年4月28日
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知的

難しい

ドキドキ

宗教と信仰をテーマにした、サイコホラー。
モルモン教の2人のシスターは己の信仰を示し、生きて出られるのか・・・!?

ややこしい…
と言うか、この映画の感想を書くにあたって自分の宗教観をしっかりと見据えたのもあって、感想も自分の宗教観を延々と書き連ねそうになってしまう…

さて、本作がサイコホラーなのは間違いないのだけど、実態はかなり哲学的であり”信仰とは何か”を問う話。
西洋での宗教の歴史や教義などが矢継ぎ早に浴びせかけられるので、それらについてある程度見識があると良い。
また、主人公2人がモルモン教の教徒なので、それについても知っていると更に良い。

どちらかと言えば日本人視点ではリードの弁に納得する部分が多いと思えるが、宗教観の乏しい日本人にとっては理解が難しい部分があると感じた。
個人的に特に感じた特に理解が難しい部分は以下の2つ。
①信仰宗教を持たないという孤独感
②真実性へのこだわり
この部分がMr.リードが唯一の真実の宗教を求める原動力であると思っている。
宗教の話から、既存の宗教への批判や挑戦として捉えられてしまうように思えるが、実際には宗教よりも信仰に対してフォーカスが当てられている。
順序で言えば信仰があって、宗教があるのだろう。
だからこそ最終的にシスターはあの境地に辿り着いて祈りを捧げ、今までの論理的な議論に沿わない”彼女の感想”が美しく映えている。

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昭和ヒヨコッコ砲

4.0悪役ヒュー・グラントを満喫

2025年4月28日
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予告を見たときはもっとギミックのある建物に閉じ込められた女性2人の脱出劇だと思ってましたが、実際の作品はかなり違いました。

昨今のヒュー・グラントの悪役ぶりが好きなので、そこを期待してたのでそこは大満足。胡散臭いヒュー・グラントの「宗教論」とそれに翻弄されるモルモン教の宣教師2人という見応えのある作品でした。

ラスト近くの展開は若干予定調和気味でしたが、しっかりと楽しめる一作でした。

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よして

4.0A24のエッセンスが詰まったドントブリーズみたいな映画

2025年4月28日
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怖い

知的

宗教論破おじさんの家に忍び込んだモルモン教の若い女性2人が主人公。
モルモン教の知識だけでも予習をしていた方が良い。
人間が他の動物と違うところは、何かを信じることができるということ。
動物は本能で生きるけど人間には宗教というものがあり、それを軸に道徳観、人生観、死生観がある。
それを徹底的にいじくり回して論破してくる嫌なおじさん😢笑

ほとんど家の中のシーンでの会話劇だけど、テンポ良く進むので飽きることはない!上映時間もちょうど良し!
考察しようのある作品なので文句なし。

唯一あるとすれば配信で観ても大丈夫かなと。映画館で観るべき映画ではないのは、画に風格があるわけでも音が素晴らしいわけでもない。スマホで観ても評価は変わらないかなと。
ストーリーは素晴らしいので、映画が好きな人にはおすすめ👍

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kuta

3.5閉塞感半端無い❗️ヒューグランドサスガ👑

2025年4月28日
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自分は宗教の事はわからないけど🤣笑笑
スリル、スリリング、閉塞感、びっくり、恐怖etc...楽しめました。

ヒューグランドが、会話だけであれだけの演技出来る、悪役なのに2枚目に見える役どころに拍手👏👑✨

クロエ、可愛いです。他の作品も観てみたい

こういう変わった映画🎞たまには良いかも^^;

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つん

3.0宗教要素満載のサスペンス映画だそうですが・・

2025年4月27日
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宗教要素満載のサスペンス映画だそうですが、少なくともサスペンス映画としての出来は良くないと思います。終盤での対決・逃走シーンがつじつま合わないです。

実在する宗教(モルモン教)のシスター達を描いていますけど、良く映画化できましたね
(一夫多妻とか、評判良くないところがある宗教なので)

ちなみにR15指定ですけど、そこまでグロいかなあ・・
(エロはないです)

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お抹茶

2.5異端者の家(映画の記憶2025/4/27)

2025年4月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

知的

スリラーではあったが、作り手が前半のゲームの話で満足したと解釈したのでイマイチ。スリラーとしてのエンタメ感が足りん。もっと脚本として引いて押してのやり取りあって良いと思う。

ヒュー・グラント自体は悪くないけど怖くないという欠点があるなぁ、、、恋愛映画以外でということなら政治家、スリラーでも知的な追いかける方の刑事、ウォール街のフィクサーとかをやるのを観てみたい。
主演の片方が同じA24作品のMaXXXineにも出てるようなので次回の演技を期待。

一応作りとしてはまとまっているので映画はたまにしか観ませんという方にはちょうどいいかもしれない。ただありきたり感はあるかと。
瞬間的に出たボブ・ロスが懐かしすぎるわ。絵の描き方は斬新なんだがな。
一時期、某動画サイトで弾幕厚めで扱われてたけどw
ちなみに信仰に厚い方にはオススメしません。最後のあのキーワードはすべてにおいて理解してるから響かんかった。
(個人的評価5.5点/10点中)

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motorad_kira
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