異端者の家のレビュー・感想・評価
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「異常者の家』だった
宗教ヲタを訪問してしまったシスターズの悲劇。作品紹介には「ホラー・スリラー』って書いてあったけど、ただ気持ち悪いだけだった。暫くは、ブルーベリーパイを口にしないだろうなぁ。
昔はイケていたであろうヒュー・グラントが、年齢を重ねて皺が深くなり、ヒール側に移り、個性的なキャラしか演じられなくなってしまったようだ。
完成度高い。
宗教に誰もが持つ疑問をメインテーマにしつつ、私には、ミスターリードの裏の顔、「女は自分より格下、俺の手のひらで踊っていればいい」という感覚が伝わってきました。自分が女性だからかもしれませんが。
いちいち小道具の使い方が怖くて、上手。特に自転車のロックとじょうろ。ブルーベリーパイもなかなか怖かった。
壮大な映画ではありませんが、閉じ込められた家の中であれだけのドラマを繰り広げられるのは、ドントブリーズ以来だと思いました。
ミスターリードの過去に何があったのか気になりますが、彼は宗教の本質が理解できなかったので、フラストレーションをため、信仰している女性を痛めつけようと考えたのでしょうかね。なぜ女が対象なのか。おそらく「妻」と何かあって喧嘩をした?あげく、離婚したとか?また、女は弱いと無意識的にも狙ってそうな気がしました。彼の人をたぶらかす理論はSNSでよく見かけるやつだと感じました。特にろうそくの炎の話とか。
そんな役をラブコメの帝王にやらせるのもすごい試みですが、個人的にヒューグラントはチャラいイメージがあったので、散々モテたけど、結局拗らせた、という筋書きが思いつき、勝手に納得してます。
怖い?怖くない?
怪しいおじさんの家に勧誘に行ったら、監禁されてしまった二人のシスターの話。
正直、ホラーとしては、そんなに怖くない。サイコスリラーとしては、怖いかも?最初から怪しさ全開だし、何よりも宗教マニアのサイコおじさんとシスターの真信を試す論争バトルが中心だから、キリスト教徒(あと信心深い人)の方がきっと刺さる話しだと思う。ヒュー・グランドはずっと同じテンションだったからそんな怖いってならなかったなあ。結局、ありきたりなオチだったし。マニアなおじさんが、なぜそういう結論に至ったか深掘りしても良かったかもしれない。家族を失って信心が無くなったとか、勝手に想像してたが(写真立ての写真とか関係無かった)ただのおかしい人だった。
タイトル通り
言語のニュアンスを忠実に知りたい作品
まず宗教モノということで、その手の基礎知識が薄い日本人との親和性はあまり高くない作品だが、多少の知識があったので一応ついていけた(まぁうっすい知識だけど)
そのうえで、大前提として男がたどり着いた結論がいまいち明確な答えになってないのが気にかかるところ。基本的に神なんてものは存在しないし、宗教なんて所詮人心を掌握・支配するためのものに過ぎないってことではあるんだろう。言わば男との宗教レスバに負けた女達が地下に閉じ込められていたということで、生殺与奪の権を握られていたから素直に言うことを聞くしか無かったと言うことなのだろうか。とにかくヒュー・グラントが強烈な圧をかけてくる議論パートが重苦しくて息苦しくて大変。
地下室の噴霧器から放出されていたものは何だったのかもよく分からない。大変おもろかったが、消化不良な部分も少なからずあったという作品でした。
ヒューグラントじゃなかったら何が何やら
マウントジジイにはご用心
モルモン教という名は聞いた事あるけれど、なかなか馴染みがないキリスト教の一派
今でも家庭訪問で信者を獲得することをやっているのいうことに驚きと、キリスト教とは何なんだろうと改めて考える。
ヒューグラントの宗教観論破は実に意味がないことで、そんなことでは揺るぎはしないことが信仰なのでしょう。ただ祈ればいい。のだが、このタイミングで某共同結婚式をやる宗教団体が人権侵害だ、と騒いでるニュースをみてやるせない気持ちになる。
全体的に演出もよく、監禁される怖さ不気味さも存分で、つくられた奇跡もフリになっていて腑に落ちる。シスターふたりも、これからスターになって行くんだろうな、というキャスティングもアイディアもバッチリでおもしろかったです
ヤマなし、オチなし(加筆してます)
残酷で目を背ける場面が多かったが、特にヤマもなく。オチもなし。
ヒュー・グラントはラブコメに出ているときと全く同じ雰囲気で、サイコパスの不気味さなし。
見知らぬ女性の二人組が家を訪ねてきたら99%宗教の勧誘なので、映画を見ながらつい嫌な顔してしまった。最初から彼女たちにあまり同情的になれない。
ヒュー・グラントが長々と理屈を並べている間にいつの間にか寝てしまって気が付いたらすでにふたりが監禁されていました。
「宗教」というものに、反射的に胡散臭さを感じてしまうので、リード氏の言う事のほうが「正論」に聞こえてしまう。「宗教は『支配』だ」というのには共感するものがある。
それから、「布教者はセールスマンのようなもの」も、良くも悪くもその通りだと思うし、個人的には宗教組織は、優れた集金システムだと思っている。
(私の「信仰」は日本の八百万の神をなんとなく信じていて、若干の縁起を担ぎ、お正月には初詣をして神社で100円硬貨でお賽銭を納めて守護やご利益を祈るようなものなので、そう感じてしまうのかも。)
多分ですが、日本人はそう思っている人が多いんじゃないだろうか。
リード氏は持論として宗教=支配にたどり着き、それを証明するため、試験的に囚えた女性を恐怖で支配し、「宗教」を作ってみたのよ、どうよ、とわざわざモルモンの宣教師に見せつける。
リード氏はぷち宗教を地下室で作り上げて、自身の宗教論議に拮抗できる相手を待っているのかも、と思いました。
専門家と思しき宣教師を呼び寄せて議論をふっかけて、不合格なら実験対象として地下に監禁、そして次を待つ、という感じだったのかも。
覚醒したシスター・パクストンには、自身の箱庭宗教を見せてみて、モルモンとして議論相手となれるかもな段階に至ったような。
宗教にはこだわるが倫理には微塵もこだわらないのがアタオカで怖い。
そしてリード氏は小難しいことをファーストフードやモノポリーなど、身近なものに例えるのが上手。コドモニュースの解説者のようです。
囚えられて檻に入れられていた女性たちは、リード氏に呼ばれて宗教団体から派遣されてきた布教者たちではと思うが、あの付近で行方不明になった女性が多いということでもっと騒がれていそうなものです。
こえぇえ
知的なの期待してました
ただただヒューグラント怖くて
ずっと手で半分画面隠して鑑賞してましたわ
や、考えることはありましたよ
でもでも、終始こぇえのですよ
ユタ州とかって、その宗教な方が多いんでしたっけ?
昔、ヘルメット被って自転車乗ったそういった方々を
私の田舎でもちらちら見かけたなぁと、思い出しました
今じゃめっきりみかけませんね、
日本遠征ではなく違う国行ってるんでしょうかね?
って、すごいですよね宗教
私そんなに深く関わりがないからこそか
感覚的に例えるなら宗教は「お茶を極める」って感じ
だからその道はただのお作法の違いなだけであって
どのお作法が正解とかどうでもいいんじゃね?
って、思ってるタイプなんで
初詣して、教会で結婚して、ちーんぽくぽく、とかとか
辿り着くだろう先の存在に
全力でお願いしてばっかりですけど、あはは
あらためてこの映画の解釈を突きつけられると、ねぇ、、
たしかに統治手段て側面は絶対あったろうし
今も昔も利用してたし最中かもだし、とかとか
んー、罰当たりですかね?
何にしても平和が良いですよ
ヒューグラントこえぇえよ
スリラーかと思ったらちょっとホラー寄り?
思ったほど点数が高くないなぁと、そこまで期待はせずにいた。
だけど怖っ。
吹雪の日の話に合わせた演出かと思うくらい場内は寒いし。
ちょっとばかり導入部が長めかなと感じたけれど、部屋を移動してからは、ジャンプスケア(最近覚えた)や、少々グロめの描写もあって飽きずに観た。
シスター・パクストンが、1人で地下へ行くための覚悟を決めた表情は、カッコよくて美しかった。
ポルノがどうだとか言ってた人は同じ人?
自分にとっての神といったらチャップリンとカラックス、それくらいにほぼ無宗教なもので、ちんぷんかんぷんな場面もあったが、信仰心を煽りつつ言葉巧みに誘導していく様は、不気味かつ狡猾でありながらも、こういうふうに人は洗脳されるのかなぁと恐ろしくなった。
アメリカ映画らしからぬエンディングは、最近増えてきているのかA24だからなのか、どっちだろ?
Jack in the Boxは好きでよく行ってたから、最下位なのは同意しかねる。
無垢な祈り
恐ろしいけれど滑稽
シンプルなワンシチュエーションスリラーで主人公たちがどうなるのかと先が気になり、信仰に対する視点なども面白かったです。
個人的に宗教勧誘などは胡散臭いと考えているものですが、主人公たちの普通の若者らしさや真面目さ、偏見に晒されている様子などが冒頭に描かれ、主人公たち個人には好感を持つことが出来たのでスリラー要素にも引き込まれました。
年長男性と若い女性という年齢差や性差など、何気にパワーバランスを見せつける会話の不穏さも印象的です。
この閉じ込められた状況では聞かされる方は恐怖でしかないでしょうし、若い女性を狙って仕掛けている家主はやはりクズだなと。
宗教等に関する家主の理屈には結構同意できますが、その上で人のために祈ることの尊さが示されるのは良かったと思います。
ラストの蝶は、彼女の魂かと思いグッときましたが、このラストが夢という解釈もできそうで。
脱出できたという方を信じたいですが。
家主の行為は恐ろしいものですが、基本的には若い女性にマンスプレイニングをして悦に入っているだけのおじさんのようで、滑稽さもあり見ているこっちがこっぱずかしい気持ちにもなりました。
昔、路上で幸せお祈り宗教に声をかけられた時、「他人の幸せを祈って意味があるのか」「他人を祈ることで自分も幸せになるとか、自分の幸せのために他人を利用しているということだろう」などと言って論破した気になっていた若い頃の自分を思い出したりもしてしまい、こっぱずかしいです。
やり尽くされたフォーマットでも、プラスアルファでマル
やり尽くされたフォーマットでも、プラスアルファがあることで映画として成立する好例。
若い女性が不気味な館を訪れてサイコパスに解禁されるという何度も見た光景。ただ、そのサイコパスはヒュー・グラントであり、若くて少々現代的なシスター、そして宗教や信仰心について語り合うというプラスのプロットによって、「もう、見飽きた」から「興味がそそられる」に変わる。
モノポリーや音楽を例にした説明。まさかのファントムメナスネタ。
そして、最強?の宗教=支配という結論。
特に悪魔ネタのホラーでは、信仰心によって主人公側が勝利という筋書きが多い中、
今回の切り口はよかった。
首を切られた女の子の謎の一時復活はあったけど。
ゾンビのような女性やサイコパスの登場場面(振り返ったらいるとか)を必要以上に観客にビビらせない、
音でビビらせない、様子を見に来た関係者を殺さない点なども
安易な方向に走らなかった結果として好印象。
名作とまでは言えないけど、
満面の笑顔からイカれ顔に変化するグラント、同系映画スプリットのアニャのような存在感のソフィー・サッチャーの演技でサクッと観るホラー映画としては満足でした。
映画部前田型の人にはおススメ
A.ロメロが好きって人には2つのタイプがあると思う。
ゾンビってドキドキして怖くて好きってタイプと、ゾンビってのは監督の言いたいことをゾンビを使って言ってるんだっていう、桐島部活・・・の映画部前田君のようなタイプ。
本作は前者型の人には、ありきたりでひねりのない、そこそこの作品って感じ。
なんかこの子があれを使って生き残るんだろうなって予想から全くはみ出ない。
でも映画部前田型の人には、ホラーサスペンスの形でこれほど言いたいことを言ってる作品もなかなかないよっていう秀作です。
大きく言うと【宗教とは】【文化とは】というレベルの話をしていて、信仰、音楽、映画における模倣とかパクリってなんだ?って。
いろいろな受け止め方があるけど、自分は
「『桐島、部活やめるってよ』を見て『羅生門』と同じだとか言うインフルエンサーとかいるらしいけど、アホちゃうか」ってことなんだと理解した(笑)
洋楽が苦手だって人は、ネタバレにならないと思う範囲でいうと、レディオヘッドの「クリープ」とホリーズ、レナ・デル・ルイとの関係あたりは先にwikiで調べて聞いて行くといいと思う。
ただ深い信仰を持ってる人は見ないほうがいいんじゃないなあ。
流石のA24、恐らく怪作
A24作品が大好きな自分ですが、今作もとても怖くて楽しかったです
予告を見た想像だと招き入れた家からの脱出かなと思いましたが、もっと宗教や信仰についてのガッツリした内容でした。
ヒュー・グラントの演技が素晴らしすぎて、さすがとしか言えません。
良い人のイメージがある人が怖い演技をすると凄みがありますね
具体的に怖いシーンがあるわけではないけど、雰囲気や演技が含みがあるのかないのかわからなく怖い想像をしてしまいます
全く宗教がない自分としては彼の話はとても面白かったし、授業や講演を聞いているような感じでしたが、彼女らのような生粋の信じる者にとってはどう感じるのか私は興味津津です
あの二人のようにあの結果のような正しい選択ができるか自分には自信がありません
鑑賞動機:あらすじ8割、ヒュー・グラントがおかしい2割
オースン・スコット・カードをふと思い出す。
『ブギー・マン』に出てた目力強めのサッチャーさんですね。パッとしない弱腰の相方とで、海千山千のヒュー・グラントにどこまで立ち向かえるのか。完敗の予感しかしない。
慇懃無礼というか、論破することそのものよりも、相手を不快にさせた上で優位に立ちたい感じがする。
おそらく常日頃から準備(!)してるのか。まああんな家作ってる時点でアレレな人なのだろうけど。
前半の緊張感がうすれそうになったけど終盤持ち直した感じ。ギリギリセーフ。胡蝶の夢と邯鄲の夢をごっちゃにしてたわあ。
無宗教教にとっての神は…推し?
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