異端者の家のレビュー・感想・評価
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宗教はマインドコントロールか‼️❓救済か‼️❓
A24にしては脚本が秀逸、起承転結が見事で、セリフも良い。ジジイの演技が素晴らしい、日本でリメイクしたら安田顕くらいしか演じられないだろう。宗教談義は本質を突かず非層的だけど、本質を突いたらやばいから仕方ない、でも、やりとりが凄すぎて、ハラハラドキドキする、単なる閉じ込めホラーじゃない生々しさが有る。2人の宣教師女子も演技も姿も素晴らしい、黒髪の女は清楚な様で奔放で、日本でリメイクしたら朝ドラ半分青いの半分黒い永野芽郁が相応しい、ブロンドの女は浜辺美波なんかが良いかな、何て考えてると、楽しくて堪らない。この映画は直視できない様な残酷なシーンもあるがA24だから覚悟してね。
A24にしては高品質な映画🎞️🎟️是非。
鹿威し
異端者vs精神論者
「異端者vs.異端者」の構図を楽しめるか?
モルモン教の布教活動しているシスター2人が、宗教マニアのオヤジに家に招き入れられることから始まる、サイコスリラーです。
原題の「Heretic」はまんま「異端者」っていう意味ですから邦題の「異端者の家」ってのもあながち誤りではないんですが勧誘側も「キリスト教系のカルト教団で異端者」って捉えることも出来き、わざわざ意味を特定する必要は無かった気がします。シスター二人が市民に声かけてガン無視されたり、若い子からイタズラされたりされるのは日本以上にその布教活動が市民権を得られていない様子も作品内では強調されてますし。
言うなれば、異端者が曲者異端者オヤジを改宗しようとしてトラブルに巻き込まれる様子が会話劇中心に描かれます。
ヒュー・グラントさんがこの怪しいオヤジを怪演!シスター達の追及をニコニコしながらのらりくらりとかわし、時折り毒付いて相手の反応を窺っている様子は非常に不快で最高でした(笑)。モルモン教の布教の冊子は家にもう一冊ある・・・なんて言いながら、目の前に初版じゃないの?ってくらいのイカつい教典をドンってぶちかますし!そして新入りのシスターでは知り得ない教団の黒歴史をきちんと事実に基づき時にしれっと誇張して並べ信念を動揺させる手口は、もはや逆に「カルト教団の洗脳」しちゃってますよね。
オヤジが某有名ボードゲームの歴史的変遷をメジャー一神教に準えて解説するのは宗教学の説明としても本当秀逸でした。仮に大学の講義なら間違いなくとります。何か元ネタあるななら誰か教えてください(笑)。
まあまあ初期の段階でオヤジの異常性は明らかになってきてそこからも宗教家(=シスター達)を洗脳するためにカスタマイズされた洗脳手法が実践され繰り返されます。しかし宗教の成り立ちとか死後の世界とかの興味や知識が無いと嫌悪感ばかり先に立ち、ちょっととっつきづらい感じはありましたね。
そういうのが好きな人にはおすすめの映画です。私は嫌いじゃないです(笑)。
では。
新規開拓訪問セールス怖いな
怪しい
理知的な変人
サイコスリラーとして密室劇に終始し、前半に関してはほぼセリフで埋め尽くされていたのだが、演技演出・編集の力業によって集中して話を追うことができた。
むしろ前半の腹の探り合いのような駆け引きが面白く、後半の地下へ入ってからは凡庸とすら思えましたが、画的なことを考慮すると致し方ないというか必然というか。
それでもやはりあの密室の空間で且つ登場人物もたったの3人という中で、あれだけの会話劇ならぬ至って静かな論戦を見せられること、そのこと自体に感心した。
なんてことのない「ブルーベリーパイ」や「魔法の下着」というワードを物語の経過とともに話のメインプロット(本筋)に絡めていく脚本のうまさも堪能。
ヒューグラントのお人好で色気もある風貌・気さくな話し方・そしてあくまでも判断は強制せず個人の意志に委ねるような手法は中々に新鮮味のある変人で、この点も優れていたと思う。マインドコントロール(支配)の実践。
あとシスター二人の怯え方とそのカメラの捉え方がこちらにも緊張感を伝え、ハラハラさせてくれる。
人によっては宗教の話だ、殆どくっちゃべってるだけだと退屈で眠たくなるかもしれませんが。
雨と音とヒューグラントと
家に誘い込むのに、「雨」というのは古典的な手法。「ムカデ人間」そうだったよね。
それに、自転車とか時計の音を意味ありげに響かしているのも導入としてはいいね。
個人的には冒頭の2人の無駄話が好みだなあ。タランティーノっぽくて。ヒューグラントの語りも意味があるようでなさそうで、でもなんか説得力あってよかった。
あのラブコメの帝王がねえ!あのキャスティングはほんとお見事!そしてその期待にしっかり応えるヒューグラントもお見事!
今回はパンフ購入しましたよ!しかーし、★は4.5なぜ、0.5下げたのか。
やはり、ラストだよねぇ。死んだと思ったシスターBが釘角材でぶんなぐるの、意味あった?あのままでもリード氏はアウトだったはず。なんだかんだで全員死亡がよかったのになあ。ファイナルガールとなるシスターPも途中から聡明な人にキャラ変しちゃうし、そこが弱くなってた。それに、「支配」というのなら、リード氏はシスターを絶対に傷つけないでほしかった。中盤までは、全く傷つけず不安で縛っていく流れがよかったのに。カッターで切り付けていくのは、普通の殺人者だよね。
あと、2人を探しにくる同僚の男の存在感が皆無。あれなら名無しの郵便屋でもよかった。あそこら辺もやるならもっと絡ませないと。
家の仕掛けも改めて考えると全然脱出不可能じゃないしね。キャスティングと作品コンセプトはよかったけど、
やっぱ、ラストがなあ
A24にしてはラストが、、、、でもパンフは買いたくなった!
2025年劇場鑑賞21作品目(22回鑑賞)
アンチ宗教家ひろゆきVS似非アイドル布教活動家2人
今週も金曜日がやってきたぜ👍
と言わんばかりにマ王、仕事終わりに映画館へと直行🏃
愛車を走らせ映画館に着くと目当ての「ベターマン」······な、何ぃ‼️
今日から「異端者の家」を公開してるだと⁉️
音速で浮気心が炸裂し「異端者の家」(R15)のチケットを購入してたマ王🌀←前回と全く同じ
まぁ、おそらくだが「ベターマン」はU-NEXTかアマプラになるだろう(今後も観たい映画が目白押しだから)
さて本作の内容だが現在、何らかの宗教を信じている方々にはオススメ出来ない😅
特に一神教の信仰者には少々キツい映画であるのが感想だった😬
映画としては構成もシッカリしてるし脚本も良く練られてる✨
ヒュー・グラントの演技にも面白味を感じたしモルモン教信者の女性2人も適度に地味でキャスティングも成功していると思う🥸
また物語の伏線回収が見事で最後まで楽しめる映画でした👍
が、色んな要素を詰め込み過ぎてて全体的に薄口な印象が否めない🤔
当然、R15を期待してはいけないし冒頭が長過ぎて本題に入るまでが間延びしてる気がするのよ💦
アップテンポな映画ではないので、その点にだけ注意すれば良作と言えよう🌟
しかしヒュー・グラントがどうしても『ひろゆき氏』と重なって見えたのはマ王だけかいな😑
どうにかして論破しようとエグい方法を使って、神、の存在を否定し剰え自分の信じる神の存在を証明しようとする姿が「それって貴方の考えですよね」と言ってるように思えたのよね😆
彼の言う、奇跡、は結局自分自身で体現するし体験させられるというオチは見事と言えばそうなんだけどさぁ~
マ王的には、都合が良過ぎねぇか?、と感じてしまったワケよ😶
それでもエンドクレジットで流れる「ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア」にはニヤリとしてしまったマ王🥴
全体的には暗くて地味な映画だけど合格点ではある😋
ただし前述通り神様を信じてる方々には業腹な内容なので、なるべくなら多神教か無神論者辺りには観てもらいたい✨
所でマ王はラストの20分くらいからトイレに行きたくなっちゃってねぇ~
眠気を紛らわす為に購入したスタバのコーヒーがアカンかった(カフェインは利尿効果がある)
エンドクレジットが終わって即立ち上がりトイレに駆け込んだマ王はギリギリセーフで用を足した🚽
TOTOの文字に神の姿を見た金曜日の夜⛩️←危なかった
映画館での鑑賞オススメ度★★★☆☆
ジュリア・ロバーツの尻を追っ掛けてた頃のヒュー・グラントでは無い度★★★★★
モルモン教信者の女性2人微妙にブス度★★★★☆
ごめんなさい、追記という形でマ王の『神』に対する考え方を書いときます💦(今回のレビュー、読み直すとマ王も薄口だった)
マ王自身も現代の信仰心には疑問を持っております。
信者の持つ希望に対価として金銭を要求する姿勢は、資本主義且つビジネスライクに感じてなりません。
システムを批判するつもりはありませんが、そうしないと成り立たない、と言うのならマ王的には願い下げです。
しかし人間てのは弱い存在なので心の拠り所として何かを信じないと立ってられない瞬間がある場合もあります。
ソレは愛する人を思う時であったり進学に悩む時期であったり自身の将来に向けての漠然とした不安であったりと様々な形だと感じています。
マ王自身も(マ王と名乗ってても)神頼みした事だって多々ありますが、大体にして結果を出す為に起こった事象に神の介入は見られませんでした。
マ王の経験上、結局は自分で何かを起こさなければ何一つとして成せないのよね。
愛する人に対しては神より先に傍にいなけりゃ伝わらない、進学だって単語一つ勉強するなら机に向かうべきだし、漠然とした不安にはそれこそ行動するしか答えは出ない。
起爆剤としての神頼みは必要だとは思います←人間だから仕方無い
でも神に対して依存するのは正直なトコ、自分の人生への冒涜というか責任を放棄しているようにしか感じません。
無神論者のマ王ですが、心の拠り所は持っています。
マ王はソレを神とは思って無いだけで皮肉の上手な人なら、それこそが神の存在なのです、とか返されそうな気もするけど、だとしたら神とは個人的な支えでしか存在せず何か希望を叶えてくれるドラえもんでは無いのをマ王は強く信じてます。
『先ずはこの壺を買いなさい』系から始まる宗教は、んじゃ壺こそドラえもんなんだな、と思うのがマ王でありマ王の人生観の一つでもあります。
以上、追記でした😁
⭐︎4.0 / 5.0
宗教の本質を問う異端者
冒頭の
シスター・バーンズ(ソフィー・サッチャー)と
シスター・パクストン(クロエ・イースト)の会話や異端者の家に向かうまでの道中で
二人のキャラクターを印象づけているのが、後半実に効いてくる。
そして、異端者ミスター・リードの家が教会っぽいのも効いてくる。
ミスター・リードに宗教の本質を問うような議論をふっかけられ、
両シスターの信仰をゆらがせつつ、家の中で仕掛けをつかいながら、どんどん追い込んでいく。
この辺りからホラー要素を交えつつ、リードの歪な宗教観を具現化した
囚われの女性たちが登場し、実に陰鬱な気持ちになった。
一方、シスターたちも負けてはいない。
バーンズは強く凛とした佇まいでリードと対峙、パクストンの支えにもなっているが
後半よもや殺されるとは思わなかった。
パクストンは弱々しい印象だった前半とはうって変わって、バーンズが死んでから覚醒!
特にメガネをとってからは、どんどん逞しくなっていくパクストンに惚れた。
リードとのラストバトルも秀逸&まさかのバーンズが一瞬蘇生するのも予想していなかったが、
伏線回収をちゃんとしていてスッキリした。
が、教会から二人を探しにきた神父?は、かなり肩透かし。大空振りだった(笑)
すごく思わせぶりなまま、大空振り三球三振的な?すごい脱力感。
でも、それ以外は面白いからOK。
リードを演じたヒュー・グラントの
優しくも不穏で不気味で冷酷なサイコキラー演技がすごい。不気味すぎて怖すぎる。
顔の皺が余計にリードを怖くしていると感じた。
バーンズを演じたソフィー・サッチャーの凛々しい演技も良かったし、
何よりパクストンを演じたクロエ・イーストの徐々に強く変化していく様を演技で
見事に体現していたのが私にはもっとも刺さった。すごい。素晴らしい!!
ラストショットのパクストンも神々しくて魅入ってしまう終わり方で大満足。
宗教とは何ぞや?というのも大いに考えさせられ、ただのスリラー作品ではないなと感じた。
パンフレットを買った(A24のビニールバッグ付でお得な気分に!)ので
じっくり余韻に浸ろうと思う。
本日レイトショーで鑑賞したが、品の良さそうなおばさま5人組が、鑑賞後にめっちゃ怖かった〜と
感想を言い合っていたのが微笑ましかった☺️
論破王
「洗脳」・「支配」
日本でもよくカルト宗教にのめり込む信者達へ使われるこれらの言葉は実は全ての宗教を信仰する者へ当てはまるのではないか、と狂った宗教研究家?に詰め寄られるモルモン教布教中のシスター達の悲劇のお話。
全米でスマッシュヒットしたらしいが、アメリカのエンタメは何事にも優先されるという事かw
抗議もあったそうだが、なかなかの寛容ぶりに驚く。
家に閉じ込められ、布教や戒律(避妊の否定や服装・食事等の制限)だけでなく、日常の大小様々な選択でさえ実は自らの意思で決めていないのでは?それはまさに支配されてることと同意でしょ?と詰められ、信仰心を疑いそうになりながらも必死に逃げようとするが、用意周到に何重にも罠が張ってあり、お望み通り信仰を否定してやっても解放してくれない気満々な宗教オタク役のヒュー・グラントが恐ろしくもハマり過ぎて面白かった。
キリスト信仰の宗教のオリジナルはユダヤ教でそれ以外は派生したものだが、モルモン教が世の中に広く広まっているのは布教活動をしたから、というのをモノポリーを例に論じるシーンは凄く納得。
一夫多妻制は教祖ジョセフ・スミスの個人的な趣味?・・・確かに聞いたことはあるが大丈夫かw
そう言えばユタ出身のケント・デリカットもモルモン教徒だったっけ。
シスターズがだんだん魅力的に見えてくる不思議。
避妊インプラントって初めて見たけどあんな場所に設置するとは驚き。
学生時代、自分の周りにもただ議論したいだけの面倒くさい奴っていたなあ、と懐かしく思いながら観てた。
ド変態ヒュー(褒めてる)
ヒュー・グラントがハマり過ぎ
またまたKnockin' on Heaven's Door
復活のシスター・バーンズ を演じてたSophie Bathsheba Thatcher
がエンドロールで聴かせてくれる、この曲
作品にもあってて彼女の声が最高です。
ホリーズの
The Air That I Breatheも聴けます。
狂信者のタワゴトやストーリー、それにホラー表現に目新しいところは感じませんでしたが、
3はマジックナンバーですね、三人の演技で、作中に引き込まれてました。
映画館、行ってよかったです!
楽しみにしていたので公開初日に映画館で
ストーリーがしっかりしていて奥が深い。グロで怖がらせるホラーとは一線を画す。ヒュー・グラントの演技が秀逸でリビングで穏やかに話してる時からゾクゾク、ザワザワしてきて、途中からずっと気を張り詰めて見入ってしまった。効果音の使い方もさすがA24。何度も驚かされ心臓に悪いなと。笑
宗教絡め具合が欧米人に受けそうと思ったらかなり賞も取ってる。モルモン教やキリスト教の信仰の厚いアメリカ人の友達(映画に出てくる二人のシスターみたいな)がいるので宗教の話はよく理解できた。そのあたりは欧米と日本で評価が分かれるかもしれない。
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