「見事なプロモーションに騙されたと・・・いや騙しちゃいないんだよなぁ」異端者の家 作務衣もんさんの映画レビュー(感想・評価)
見事なプロモーションに騙されたと・・・いや騙しちゃいないんだよなぁ
A24版の『SAW』や『CUBE』みたいな皮を被ってるけど、序盤から全く違うエキスを味わいまくれる一本!
宣教活動に勤しむシスター二人が訪れたのは、
リードと名乗る男の住む一軒家
『妻がブルーベリーパイを焼いてるんだ』と誘われ、室内で話すことにするシスター達
教義に異様に詳しいどころか読み込んだ跡が見える教典まで持っているリード
彼の目的は何なのか?
秀逸な演出とセリフ劇でじわじわと危ない状況が描かれていく・・・
今作のメインの要素は「宗教」や「信仰」
「シスター2人と謎の男」はあくまで観客の興味を引くための舞台装置であり、語られようとしている本質ではない
それだけに、映画自体もさることながら宗教に馴染みが少ない私たち日本人の心を掴む予告編や、芸人のエルフを起用したポップなYoutube広告などのプロモーションの上手さにも感心させられた
このプロモーションに少しでも興味を引かれた人は騙されたと思って・・・いや、騙しちゃいないんだよな
騙すのではなくあの予告編に収まりきらない唯一無二の今作ぜひ試してみてほしい
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